〜ついに遊園地に行く日〜
僕達は遊園地に向かった。
r「晴れててよかったね~✨️」
a「よかった~!」
まぁ、せっかくの遊園地だしね。
そりゃあ喜ぶだろう。
遊園地に着くと…
w「うぉぉぉぉぉ!」
さっそく若井がはしゃいでいる。
それにつられて僕もはしゃぎまくる。
子供のように。
w「あっ!そうだ、元貴」
m「ん?」
w「ここから観覧車まで競争しようよ!」
つまり、若井が言いたいことは走って体力を削れってことなのだろう。
m「うん、いいよ」
w「じゃあ負けた人、観覧車一人で乗ってきてね!」
m「はぁ?」
負けるわけにはいかない。
こんな奴に。
髙野の「よ〜い、どん!」の合図で僕は全力で走る。
しかしさすがの元サッカー部、
若井には追いつけなかった。
w「ゴール!!」
m「くっそぉ〜っ」
わざとらしく悔しむ僕を励ましてくれたのは
綾華だった。
a「元貴、次は勝てるよ!」
綾華の優しい声掛けで僕は”ドキッ”とした。
m「綾華、ありがとう」
と言い、のろのろと一人で観覧車に乗る。
観覧車からの景色は特別、綺麗だった。
r「ねぇ髙野」
t「?どした?」
r「なんかあの二人、最近距離近くない?笑」
t「確かに、言われてみればそうかも笑」
r「ちょっとイタズラしてみようよ」
t「おっけ〜笑」
m「ふぅ…綺麗だったな〜」
t「お、元貴、お帰り〜」
m「た、ただいま(?)」
観覧車乗っただけで「お帰り」とは初めて聞いた
r「ねぇ元貴?」
r「もう一回乗って来なよ」
m「もう一回…?」
なんでもう一回乗らなきゃいけないんだ?
観覧車って一回乗ったら満足じゃないの?
なんで…?
m「ま、まぁいいけど…」
a「え、元貴2回目?笑」
m「う、うん…//」
僕は何故か変な気持ちになった。
r「あっ」
突然涼ちゃんが観覧車の中に財布を落とした。
r「あ、綾華」
r「それ取ってくれる〜?」
なんで綾華に頼む?
観覧車の中なのに?
観覧車の中にいる僕に取らせればいいだけじゃない?
そう思った。
a「はい」
と、綾華が涼ちゃんに財布を渡す隙に
ドアが閉められた。
r、t「行ってらっしゃ〜い!」
と涼ちゃんと髙野は嬉しそうに言い、手を振った。
観覧車が動いていく。
二人残された。
観覧車に
二人だけの空間。
まただ…
また変な気持ちになる
興奮するような、ソワソワするような気持ち。
コメント
3件
行け!そのまま付き合え!!!!
りょうちゃんとたかのナイスすぎるよw