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「全く…今日も誰も来ないのか〜?」
せっかく待ってやってるんだから、誰か来てくれるといいんだが…
ガラガラッ…
ドアが開く音がした。
…お、誰か来たか。ちょっと話しかけてみよう。
「やっほ。」
そいつは俺を見て、ビクッとする。
「驚かせて悪いな。俺はカイ。お前は?」
「あ、はじめまして…僕は佐藤です。」
「佐藤、よろしく。」
いやいや何を言ってる自分。
こんな軽いノリで自己紹介する幽霊と人間がどこにいるんだよ。
まあとりあえず、話を逸らすか。
「ここのクラスじゃないだろ。何年?」
「えっと、1年…です。」
「1年か。俺は3年。」
「年齢違うんですね…!」
「タメ口でいいぞ〜」
「わ、わかった!!」
こいつと一緒にすごす時間はとても楽しい。
種族や性格も違うはずなのに、どうしてこんなに会話が弾むのだろう。