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12月8日。
東京某所、廃ビルの地下。
そこには、乙骨憂太、伏黒恵、九十九由基、夏油傑、歌姫、加茂憲紀、メカ丸、パンダ が集まっていた。
目的はただ一つ。
「最強の呪具をかき集めること!!」
伏黒「……で、ここに宿儺と戦うための呪具があるって話だけど。」
九十九「まあね~。でもただの呪具じゃないわよ。」
夏油「ビルの奥には、かつて特級呪霊が封じられていた空間がある。そして、呪霊を倒した歴代の呪術師が遺した呪具が眠っている……らしい。」
歌姫「らしいって何よ。情報が曖昧すぎるでしょ。」
パンダ「でも、そこまで言うなら、絶対ヤバい呪具が眠ってるってことだよね。」
メカ丸「問題は、その呪具を手に入れるまでに何が出てくるか……ってことだ。」
乙骨「……とにかく、やるしかないね。」
全員が頷く。
彼らは呪具争奪戦に挑むべく、廃ビルの地下奥深くへと進んでいった。
その頃、地下の奥では……
???「ククク……ようこそ、呪具の墓場へ……。」
闇の中から、不気味な笑い声が響く。
そこにいたのは、呪具を守護する特級呪霊たち。
1体目:「鋼鐵羅刹」
――金属の鎧をまとった巨漢の呪霊。斬撃を受けるたびに硬度を増していく。
2体目:「死呪鎖」
――呪力を吸い取る鎖を操る女型の呪霊。呪力を持つ者の首に鎖を絡め、締め上げる。
3体目:「血呪祭司」
――血液を操る呪霊。呪詛を唱えることで敵の体内の血液を操り、自由に動けなくする。
彼らは呪具を守るために立ちはだかる。
鋼鐵羅刹「オマエラ、ココデ死ネ。」
死呪鎖「呪具は私たちのものよ……。」
血呪祭司「血を捧げよ……。」
そして、呪術師たちと呪霊たちの戦いが始まった――!!
伏黒「……鵺!!」
加茂「赤血操術……朱槍!!」
伏黒は鵺を召喚し、空中から奇襲を仕掛ける。
加茂は自身の血を武器に変え、鋭い槍のようにして祭司へ突き刺す!
しかし、血呪祭司はニヤリと笑う。
血呪祭司「血を操るのは私の専売特許よ……!!」
彼は呪詛を唱え、伏黒と加茂の体内の血液を操ろうとする。
加茂「くっ……!!」
伏黒「……甘い。」
次の瞬間、伏黒の影から玉犬・渾が飛び出し、祭司の足元を噛み砕いた!
血呪の祭司「グアアア!!」
伏黒「加茂さん、今だ!!」
加茂「赤鱗躍動!!」
加茂は呪力を練り上げ、血液を鋼鉄のように硬化させ、巨大な血の刃を作り出す。
そのまま――
ズバァァァァン!!!
血呪祭司の首が飛んだ。
伏黒「……まず1体。」
加茂「次だ!」
鋼鐵羅刹「切レバ切ルホド、俺ハ強クナル。」
乙骨「……なら、切らずに倒す!!」
メカ丸「全砲門開放!!呪力炸裂!!」
メカ丸は呪力砲をフルバーストで発射!
ドゴォォォォン!!!
しかし、鋼鐵の羅刹は微動だにしない。
乙骨「……なら、これで!!」
彼は呪言を放つ。
乙骨「……砕けろ。」
ゴシャアアアアア!!!
瞬間、鋼鐵羅刹の鎧が粉々に砕け散った。
鋼鐵羅刹「ナ……ニ……?」
乙骨「終わりだ。」
彼の刀が、一閃。
鋼鐵の羅刹は崩れ落ちた。
歌姫「共鳴破砕!!!」
パンダ「モード・ゴリラ!!」
二人の連携攻撃が、死呪の鎖を粉砕する!
死呪鎖「バ……バカナ……!!」
呪霊、全滅。
そして、呪具は―― 呪術師たちの手に渡った。
その頃。
宿儺は、遠くからその様子を眺めていた。
宿儺「クク……呪具を集めたところで、貴様らの運命は変わらんぞ?」
盃を置くと、彼は立ち上がった。
「12月25日――正々堂々、殺し合おうではないか。」