風神は小さな音色を響かせ、ライアーを弾いていた。
「次回、お楽しみに。また僕の詩を聞きたいならりんごかお酒でもくれると嬉しいな。」
穏やかな風が吹いた日、風神…ウェンティはモンド城にてライアーの音を奏でていた。
「ウェンティ!さっきの詩、凄かったよ!また続きが出たら聞きたいな」
「ふふ、こうやって観客に喜ばれるのはいいことだね。それも、モンドを救った栄誉騎士にまで僕の詩を褒められると流石に照れちゃうな…」
…モンドを救った栄誉騎士。その名をモンドに住む人々に知らない者はいないと言っても過言ではない。
「ちょっとウェンティ、そう言って俺を揶揄ってるんでしょ?ま、でもモンドに帰ってきてウェンティの詩が聞けるの嬉しいけど…」
「えへっ、でも僕の詩を忘れてなくてよかった!空は色んな所旅してるでしょ?」
ウェンティと栄誉騎士の仲の良さは案外良いものだ。やはり最初の故郷のようなものなのか、空には実家のような安心感が湧いていた。
「…こんないい風が吹いてる日に帰ってきてよかったな。パイモンと一緒にピクニックでもしたかったな」
「…おや?そういえばあのおチビちゃんいないね…何かあったの?」
「鹿狩りで色んなのを食べてるよ、途中でアンバーに会って世話を頼んだんだ」
「へぇ…ってことは、空は暫く1人だけってことだよね?」
「えっう、うん?そうだけど…」
「…ふーん?」
嫌な予感がする。空は少し後退り逃げようとするが、ウェンティに捕まってしまった。
どうすればこの状況から逃げられるか、空には知る由もなかった。
「っあ、ま、まって…ちょ、ふ、ぅ”…」
「ねえ空、僕悲しかったんだよ?空が帰ってきてくれなくて。ずっと待ってたから…」
「い“…っ!お”ぉ…♡や、やめ…!」
「わかっだっ”!!♡♡これから、はぁ…♡すぐ帰る、んっ♡から…“♡♡」
「へぇ…本当に?じゃあ『約束』してくれる?」
「ぁえ“っ…♡する”っ♡♡する“がら…♡」
「許可は降りたね。じゃあしつれーい♡」
その約束が何なのかは空は知らなかった。少々嫌な予感はしていたが…
「うぇんて”、ぃ“っ!?そこみぇっ♡♡♡」
「えぇ〜?空は鈍いなぁ…わざと見えるようにしてるんだよ?僕のもの…ってね」
いつものウェンティとは少し違う、そう勘付くのももう遅い、ウェンティの理性の糸は既に切れてしまった。
「ほんっと、空ってえっちだよね。襲いたくなるっていうか…」
「うぇん、も“っやめ、”♡♡♡♡♡」
「空のせいだよ。僕を誘ったくせに…」
「は“っ、ぁ”!?そこっ“!!だめっおかしく”なる“♡♡♡♡♡♡♡」
「かわいいね、空。イっていいんだよ…?空、空。」
大好きなウェンティにその名前を呼ばれただけで空はもうダメだ。すぐに果ててしまう…それをウェンティは最大限に利用した。
「イっ“お”っっ…♡♡♡♡ぁぇ“!?!?♡♡♡」
「うん、よく出来たね。」
「はっ、ぁ“〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ“!!!!♡♡♡♡♡」
「おっ“……ぁ、”…」
果てた後の空の目は少し虚ろになっていた。
「…あーあ…僕まだ挿入れてないのに…もうこんなんになっちゃんだよ?僕をこうさせたから…責任は取ってよね?」
「…?朝…寝ちゃってた?」
気づいたら朝になっていた。空は身体を起こして服を着ようとする。だが…
「っ…?は、ぅ“〜〜〜!?!?」
「うぇんてぃの、が、挿入って…!?」
自分が昨日早めに寝てしまったからか、ウェンティは物足りなく挿入れたまま寝てしまったのだろう。
「うぇん、起きて…!!ふ、ぁ…♡いいとこに行ってて、抜けな”い”…♡♡♡」
少し抵抗をし、抜けようとするが前立腺に当たってしまってうまく動くことができない。ウェンティはいつ起きるのだ。起きたら叱ってやると考えながら空はまた抜ける方法を考えては試す。そんなとき…
ごちゅんっっ♡♡♡
「あ”、はへっ♡ぉ“〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ♡♡♡♡」
「ん、や、やめ“っ♡うぇんて、ぃ”…!起きてる、ふ♡でしょ…“!♡♡」
「ありゃ、バレちゃった?ごめんね、抜けようとしてるけど気持ちよくて逃れられない空を見てたら寝てるフリしたくなっちゃって…」
「うぇんてぃ、も、やめ“っ…♡♡♡♡♡」
「そんな顔もかわいいね。空。もっと見せて…」
「おれのかお”っ、♡見るならおれもウェンテっ、ん”♡見てやるっ“…♡♡」
「えっ?」
予想外だと思っていたウェンティの顔を悪戯心で覗いてやる。すると…
「へっ“!?ぁ、おぉっっ♡♡♡♡」
違う、違う。こんなのじゃない。ウェンティが俺の知ってるウェンティじゃない。こんな獲物を捕まえたみたいな目を、雄の目をしているのは初めてだ。
「…あれ?イっちゃった?もしかして、僕の顔見て興奮したの?…へぇ、かわいいね♡」
あ、これやばい。
空はそう思ったが、もう遅かった。
コメント
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こんなえってぃのがあるなんて(原神で)最高っすね💕︎
ウェン空さがしても探しても中々無かったので見れて嬉しかったです! そしてこれからも頑張ってください!
最っ高!