コメント
4件
やばい好き()
ああ...一生の悔いなし...バタッ
こんにちは、KAKASIです。
えーと、2話くらいで完結するので未完結3作あるけどいいですよね!
展開ちょい早いです。ではすたっと!
⚠️ナチ日帝、ソナチ
君の1番になりたい。
たとえ悪意のある感情でも良い。俺よりも好きな人がいるより、
俺のことを1番嫌ってもらった方が、君の視線は俺に向くだろう?
その黒曜石みたいに綺麗な瞳で俺を蔑んでくれるなら、それこそゾクゾクする。
俺はソ連。世界最強と言っても過言ではない、大国だ。
冷酷で、残虐非道。
周りからはそう言われていて、実際それに値するほどのこともしている。
仕方のないことである、仕事なのだから。
だが、そんな俺でも恋の一つくらいはするのである。
その相手とはーーーーー
「おっ、ソ連!おはよう。良い朝だな。」
ナチスだ。
初めて会ったとき、その麗しくも整った振る舞いに、一目惚れした。
『一目惚れなんてふざけたこと、あるわけない。』
俺の固定観念は、その瞬間に打ち砕かれたのである。
君は、男だ。けど、そんなことは関係ない。君を俺だけに惹きつければ、それは
好きと言っていいだろう。
「ああ、ナチスおはよう。今日もしっかり早起きだな。」
相手に応えつつ、プラスで何かを褒めてやる。
己を讃えられて嬉しくない奴なんていない。俺でさえ、嬉々としてしまう。
なおさら、まだ一人前とはいえない小国のナチスだ。
きっと俺みたいな大国から褒められたら、すぐ好きになってしまうに違いない。
「はは、そうだな…。最近早起き続きでいい加減眠い。」
そう言いながらあくびをするナチス。
あごが少しクキッと鳴って、先ほどの言葉が少し掠れて聞こえた。
「そんなに眠いのか?ならもう少し寝ていれば良いだろう。」
ちょっとした優しさも忘れない。褒めるだけで気遣いができない男は好かれないのだ。
世界情勢を直に体験している俺だから、わかる。
「ああ…。寝たいんだが、朝早くに少し楽しみなことがあってな。」
楽しみなこと?なんだ、それは。俺は知らない。
朝早くに…、もしかして、俺と会えることか?いや、これは自己中すぎだ。
こういうときは、焦らず少し探るくらいがいい。
「ナチス、楽しみなことってなんだ?」
「ふふ、実はな。
付き合っている人がいるんだ。」
ーーーーーーーーーーーーーーはぁ゛?
俺以外に付き合っている人がいるってどういうことだ?
お前は俺のことが1番だろ?なんで俺以外のやつとなんて、ありえないっっっっっっ!!
ありえない、ありえない、ありえない、ありえてほしくない。
お前の1番は、俺だろ?
「その人な、日帝って言うんだけど。大怪我を今していて、入院状態なんだ。
朝早くしか面会ができないから、いつもそこで行っているんだよ。」
それを話すナチスの顔は、今まで見せたことのないような微笑み。
なんで…?なんで、俺じゃなくて、そいつにその顔を向けるんだ。
ああ、そうか。そうなんだな。
ナチスはそんなにそいつのことを想っているんだな。
俺のことなんて、1番じゃないんだな?
そうか、そうか、そうかーーー。そのとき、何かすごく小さな糸が、体の中で切れた。
よしっ、やーめた!
「ナチス。」
「ん?なんだ、ソれ」
ボコッッ
「かっ、はっ…!?」
俺は思いっ切りナチスを蹴り上げた。
ナチスはだいぶ小さいから、少し宙を舞って地べたに打ち付けられた。
その口からは、赤いものが溢れている。
「ソ、連…!?なっ、でっ、」
苦しそうに俺を見る君の目は、とても熱くて、滲んでいて、美しい。
ああ…、今、俺は君の1番だよね。
これから、もーーーっと、誰の介在の余地もないくらい君の1番になって見せるから。
待っててね、ナチ。
最後まで読んでくれてありがとー!
いや、展開くっそ早いですね。
多分次でこの話終わります。なので次話来い来いボタンみたいな感じで、
いいねいっぱい押しといてください!
では、また。