桃赤(黄赤、黄青、桃モブ(女) 要素多少あり) ¦腐向け¦nmmn
地雷な人はお控えください
※無言ブクマのみ禁止!!!
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ー赤視点ー
黄「あ!莉犬おはよ~!!!」
赤「おはよう!なんかめっちゃ元気だね笑」
この爽やかでかっこいい彼は俺の幼なじみ。
そして… 俺の好きな人でもある…。
黄「ん~ばれちゃった〜?笑」
赤「なにかいいことでもあったの、?笑」
黄「そ~!!!気になる~?笑」
赤「どうせ、ころんさんの話でしょ、?」
黄「せいかーい!!莉犬さすが!!!笑」
ころんさんと言うのはるぅとくんと同じクラスの
元気で明るい男の子。
そして… るぅとくんの好きな人…。
黄「実は今日一緒に帰ることになったの!笑」
赤「えー!よかったじゃん!!!笑」
俺は思ってもない言葉を伝える。
嫌われたくないから本当の気持ちを隠してしまう。
黄「うん!莉犬1人で帰れる?大丈夫?あ、えっと…どうしようか、誰かに頼もうか?」
赤「いいってば!ばかにしてるでしょ笑」
黄「ちがうちがう!莉犬かわいいから一人で帰るの危ないしさ、、、」
俺の事なんて好きでもないくせに,可愛いとか平気で口に出したり過保護だったりして思わせぶりばかりしてくる。
赤「今日は大好きなころんさんと帰れるんだから、俺のことは忘れてアピールしちゃいなよ!笑」
黄「うん…!ならほんと気をつけてね!」
赤「はいはい笑 」
好きな人の惚気話を聞くのは
心がぎゅっと苦しくなる。
そんな話をしていると廊下についた。
赤「うん!じゃあまたね!」
黄「うんまたね!」
残念ながら俺たちはクラスが違うので廊下で別れて
それぞれ自分のクラスの教室に向かった。
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ー放課後ー
今日は高校生活ではじめて一人で帰る。
今までるぅとくんが過保護だったから、
ずっと一緒に登下校してた。
早く帰ろうと思ってると、 ふと窓から
校門で楽しそうに話してる2人が見えた。
黄「~~~!!!笑」
青「…!!//」
お似合いだよな、俺なんかよりも。
そう思うといつのまに涙が溢れてきていた。
そのまま早歩きで帰ろうとしていると
?「ね、もっと、、して、」
?「、、、やっぱ今日はもうやめよ」
?「え、どうして、!!!」
?「わりぃ、気分じゃねぇや、」
なんて会話が空き教室から聞こえてきた。
そしてその女の子は泣きながら
俺の目の前を走っていった。
すると男の子も出てきて、俺に話しかけてきた。
?「あっれ、莉犬さんって覗き見とかするんだー、笑」
赤「え、そ、そんなんじゃなくて、!」
俺なんかよりもとっても身長が高くて,
イケメンでいかにもチャラそうな見た目だった。
?「あ、もしかして莉犬さんも俺に抱かれたいの?笑」
赤「は、はああ!!ぜんっぜん違くて、!た、たまたまで!って、、、どうして俺の名前を、!」
?「なに動揺してんの、w てか、俺のこと知らないとか珍しい奴めwww」
赤「、、、有名な方なんですか、?」
?「まー、悪い噂の方のね、、www」
悪い噂ということはやっぱり危ない匂いがしたので、俺はここでこの人と関わるのをやめようと心に誓った。
桃「おれ、さとみ。ま、噂は知らないなら知らないままでいて、笑」
赤「わ、わかりました。それではさよなら。」
桃「あ、ちょ、笑」
その後、俺はすぐに帰宅した。
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ー次の日ー
朝イチから俺の好きな人はすごく元気だ。
黄「莉犬ー!!!昨日最高すぎたよー!笑」
赤「よかったじゃん、!笑」
るぅとくんのこんな笑顔を見ると応援しなきゃって思っちゃう、、、
でも心のどこかで上手くいかないで欲しいって思ってしまうのはきっと最低だよね。
黄「莉犬なんかあった、?」
赤「へ、あ、な、なにも、!!」
黄「うそだ、動揺してる」
るぅとくんのことが好きで悩んでるとか言えずに、
とっさに出た言葉が
赤「実は!さとみさん?って人と昨日話して!有名らしいから、るぅとくん知ってるかなーって、!!!!」
やらかした、、、余計なことを、、、
黄「え、さとみって、、、身長高くて、ちゃらい見た目してるさとみさん?!」
赤「あー、うん、!笑」
黄「絶対関わるのやめときな、」
赤「え、?どうして、?」
黄「あの人、女たらしだよ。すんごい女好き。放課後いつも空き教室で違う女の子としてるって噂だよ。」
赤「え、、、」
チャラそうな見た目はしてたけれど、
そこまでとは思っていなくてびっくりした。
そして本当にある意味学校で有名なんだとも
感心してしまった、
だけど俺には関係ないので別にどうでもよかった。
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ー放課後ー
別にどうでもいい。
そんなはずなのに………
昨日の空き教室に来てしまったー!!!
?「…グスッ」
しかし,昨日とは違い誰かの泣き声だけが響いていた。
桃「やっぱり莉犬さんって覗き見が趣味なんだね?」
赤「わぁあああ!?!?!!い、い、いつからいたの、!?!?」
驚いて飛び跳ねてしまった。
桃「んー、さっきかな、?笑」
そして空き教室を覗いたが,
さとみさん以外は誰もいなかった。
さっきの泣き声はさとみさんだったのだろうか。
赤「あの!勘違いだったら申し訳ないんだけど,泣いたりしてた…?」
桃「、、、まあ気にすんな、!笑」
あんなにチャラそうな笑顔だった君が,今じゃ辛そうに笑顔を作るから俺は咄嗟に抱きしめてしまった。
赤「俺が何言ってんだって思うかもしれないけど,辛いこととか溜め込みすぎないでね、」
自分でもわからなかった。
どうして俺が慰めているのか。
そして抱きしめているのか。
でもなぜか、この人を放っておけなかった。
桃「……お前ってほんと優しいよな、笑」
赤「え、?」
桃「ほんと尊敬するよ、笑」
意味がわからなかった。
するとさとみさんは口を開いて
桃「あの幼なじみのこと好きなんだろ、」
赤「っえ、な、なんでそれを、、!」
桃「見てりゃわかるよ。てか本人以外みんな知ってるんじゃないのかな、笑」
やはり本人は気づいてくれてないのか…
と現実に押しつぶされそうな気分になった。
桃「俺の噂、もう気づいただろ、?女たらしとかさ。まぁ事実なのかもしれないな。」
赤「え、」
綺麗な瞳で俺の事を見つめてくる。
桃「俺、好きな人が1度だけできたことがあってさ。その子、本当に可愛くて綺麗だったんだけど男の子だったんだよ。それが理由で告白しても振られてさ。挙句の果てに、ゲイとかいじめられて、w」
俺が思ってたような人じゃなかった。
さとみさんは根からの女たらしなんかじゃないんだ。
桃「心の穴埋めたくて、色んな子と身体重ねてたけどやっぱり埋まんねぇや、w」
赤「ほんと馬鹿だよね、」
桃「え、?」
赤「そんな真っ直ぐな気持ちに性別なんかの理由で振るさとみさんの好きな人も、性別なんかの理由で女の子に逃げちゃうさとみさんも。2人とも馬鹿みたい。」
桃「なら、そんなお前の真っ直ぐな気持ちに気づけないお前の幼なじみも、そんなに好きなくせに告白せずに幼なじみの恋を応援するお前も。2人とも馬鹿みたい。」
その時思った。
あー、俺たちって案外似た者どうしなんだ。って。
赤「俺たち、2人ともばかだね、笑」
桃「だな笑」
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ー1週間後ー
俺はそれからなんとなくクラスでは彼と居ることが多くなった。
黄「莉犬、さとみさんと大丈夫、?」
赤「え、?どうして?」
黄「最近いつも莉犬と一緒にいるって噂だよ。そしてあのさとみさんが女の子の相手をしなくなったんだって。だからもしかしたら莉犬と…って僕思っちゃって、、、」
俺はびっくりした。
女の子で心の穴を埋めようとしなくなったことに
。
俺の言葉で彼が変わったのかな
なんて自惚れてみた。
それにしても俺とさとみさんがそんな行為をしてるなんて、ありえるわけもない、、、
どうしてそんな噂がたつのかも意味がわからない、、、
赤「まさか、!そんなんじゃないから、!」
そんな話をしてると、、、
桃「おはよ、莉犬」
黄「さ、さ、さとみさん、!?!?」
ちょうど彼が間に入ってきた。
桃「あー、幼なじみくんってThe爽やか系的な感じだったんだね、笑」
黄「はい?なんですか急に!てかこの際だから言いますけど、莉犬で遊ばないでください、!!!」
赤「ちょ、」
急に空気が重たくなった気がした。
桃「お前が、莉犬が誰と絡もうと決める権利ないっしょ、w」
黄「あります!大切な幼なじみだから!」
俺が好きだけど嫌いな言葉。”幼なじみ”
桃「幼なじみって都合のいい言葉だよな。」
赤、黄「え?」
桃「恋愛感情は無いけど,昔から同じだったから自分のものです。独占します。みたいな、?笑」
黄「そ、そういうわけじゃなくて、莉犬には幸せになってもらいたくて、、」
桃「幸せになってもらいたいけど、自分が幸せにしてあげたいとか思わないんだね?」
黄「そ、それは、僕と莉犬は恋愛感情とかお互いに無いんだし…!」
心が凍りついたような気がした。
あー、やっぱり俺だけだったんだ、、、
そう思うと涙が溢れ出して止まらない。
黄「え、り、いぬ、、?」
るぅとくんのこんな表情は初めて見た。
“ まさか僕のこと好きなの…? “
軽蔑するような目。
あーあ、そんな目で俺の事見つめないでよ、笑
さとみさんもこんな気持ちだったのかな、
桃「お前ってほんと無意識に人傷つけるタイプだよな。なにが莉犬が大切だよ。ふざけんな。ほら、莉犬いくぞ」
黄「え、あ、ちょ、、、」
彼は焦った姿のるぅとくんを無視して、
俺の手を引っ張っていってくれた。
連れてこられたのは屋上だった。
その途端、抱きしめられた。
赤「ぇ、?」
桃「お前がこの前、俺を助けてくれた。今度は俺の番。俺がお前を助けてやりたい、」
彼はそれだけ言い、ただただ無言で俺の背中をさすりながら抱きしめてくれた。
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赤「っ…グスッ」
赤「ありがと、」
俺が泣き止むまで何十分もずっとずっと
そばにいてくれた。
無言だったのに
” 大丈夫だよ “
と言われているような気がした。
桃「おちついた?」
赤「うん、」
桃「よかった!笑」
その時の笑顔はまるでるぅとくんの笑顔に似てるような、、、そんな気がした。
すると彼は俺から目を逸らした
桃「ちょ、そんな目で見つめんな、//」
赤「え、?」
桃「なんでもねーよ、、笑」
桃「あ、てか、莉犬って呼んでもいい?さっきかっこつけて勝手に呼んでたけど、笑」
赤「別にいーよ笑」
桃「っしゃ!じゃ莉犬は俺のことさとみって呼んでな!」
赤「さとみくんでもいい、?笑」
桃「えー?なんか他の奴らと一緒だからやだw」
赤「じゃー、、、、、、さとちゃん!笑」
その途端、彼の頬が赤くなったような気がした。
赤「え、あ、ごめん、やだ、?」
桃「ううん!じゃあ今日から俺はさとちゃんでw」
赤「気に入ってんじゃん!!!笑」
桃「うるせーよ、w」
関わるはずのなかった君と、もっと関わりたい。
そう思ってしまった__。
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ー1週間後ー
俺はあれ以降,るぅとくんとは一切関わらなくなった。
今は、距離を置くことよりも、
一緒にいる方が辛いから。
桃「なに、またあいつのこと考えてんの」
赤「ばれた、?笑」
そして今は絶賛さとちゃんと屋上で昼ごはん中。
桃「わかるよそれくらい。無理にとは言わないけど,莉犬も新しい恋とかはじめてみたら?」
赤「えー、るぅとくん以外とか視野に入れたこともなかったなぁ、、」
どうして新しい恋を進めてくれるのかわからないが、これはきっと彼なりの優しさだろう。
って、、、、、、
赤「え、?!」
桃「っわ、びっくりした、なんだよw」
赤「お前もってなに、?」
桃「ん?あ、ごめん、莉犬も!」
いや、呼び方じゃないっつーの!!!
赤「ちがうちがう!”も”ってなに!!!」
桃「も?」
赤「”も”って付けてるってことは,さとみくん新しい好きな人できたの!?」
桃「!!!…ゴホッコボッ」
赤「ちょ、え、汚いから!www」
桃「ごめっ!汗」
赤「そんなに動揺するくらい好きなんだ~???笑」
桃「いいだろべつに、、//」
赤「えー!さとちゃんが照れてる!笑」
桃「俺だって好きな人にくらい照れるわ、」
赤「たしかに!好きな人の話題出されると,なんか照れちゃうよね~笑」
桃「はぁ、お前は馬鹿だな」
赤「え!なに急に!でも大丈夫だよ!俺ちゃんと協力するから!!!」
桃「はいはい、ありがとな笑」
赤「え~じゃあまず!相手に好きな人いるかとか聞いたの~???」
桃「まあ、好きな人いるっぽい、笑」
赤「っえ、ぁ、まあ、!奪おう!笑」
桃「どうやって?笑」
赤「うーん、、、キスするとか?笑」
桃「え、?笑」
赤「やっぱり意識させるのが早いっていうかs…」
桃「チュ…」
俺の唇に、君の柔らかい唇が重なった。
時間が止まっているようだった。
何も考えれなかった。
そんななか、口を開いたのは
桃「どう、?笑」
君だった。
赤「っえ、?」
桃「莉犬が好きな人にキスせろっていうからだろ、//」
赤「え、ぁ、え、おれ、?//」
桃「バカ犬め、」
普段の俺だったら
「はあ!?犬じゃなくてりいぬだし!てかばかじゃないしー!!」
なんていうのに、今の俺じゃ
赤「、、、//」
下を向いて照れることしかできなかった、
桃「っちょ、や、やめろ、その反応、//」
赤「ごめ、//」
桃「ほら、早く飯食っていくぞ、、、」
赤「お、俺は、さ、先に行くね、!」
桃「あ、ちょ、」
逃げた。
どうしていいかわからなかった。
さとみくんの今の辛さは俺が1番わかる。
好きな人に好きな人がいた時。
好きな人が好きな人の話をしている時。
そんな痛みは俺がいちばん知ってるはずなのに、
俺もさとみくんに同じことをしていたのだろうか、
そんなことを考えながら1人で泣いていたら
?「大丈夫、?」
赤「っへ、」
青「あ、僕はころん。きみは、?」
まさかの好きな人の好きな人が現れた。
赤「ころんさん、、、ポロポロ」
そんな君の顔を見ると涙が止まんなくなった。
青「え、ぁ、えーと、いないばななあ!!」
赤「え、?笑」
青「わ、笑ってくれた~!!!よかった、」
ころんさんは真っ直ぐで裏の顔なんてなくて
根からのいい子なんだろうな、
不器用なのに一生懸命で誰よりも優しい。
あー、るぅとくんはこんな所に魅力を感じて好きになったのだろう。
俺なんかと真逆だもんな、笑
青「なまえ、!なんだっけ、?」
赤「りいぬ、」
青「へ、り、りいぬくん、!?!?」
赤「はい、そうです、」
青「莉犬くん~~~グズッ」
今度は君が泣き出した。
赤「え、あ、ちょ、!い、いない!ばなな!!!!あ!えと!牡蠣~!!あ、え、と、ちょ、ぁ、」
?「ころちゃん、?泣いてる!?」
聞いたことのある声がした。振り向くと
黄「へ、り、りいぬ、!」
すきなひとだった、
赤「あ、えと、この、ころんさんを泣かせたのは俺で、えっと、」
怒られちゃうと思い、ただただ謝ろうと思った。
なのに
黄「りいぬごめん、、、」
君が先に謝ってきた
赤「え、?」
黄「ぼく、莉犬のことなんにも考えてなかった…。 莉犬のこと大切なのに大切にできて無かった。そんなことを気づかせてくれたのはさとみさんで、その、」
なんて君が必死に言うから俺は
赤「大丈夫だよ。るぅとくん、、、、、」
・
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・
赤「今日までずっと好きでした___。」
とだけ伝え,その場を去った。
黄「まって莉犬!!!!」
俺は大好きなその声に振り向かなかった。
いや、もう振り向けなかった。
もうるぅとくんにもさとみくんにも見せる顔ないや
と思いながら屋上に行った。
すると目の前には
?「がんばったじゃん、ポンポン」
赤「へ、?」
桃「俺なんかより断然かっこよかったよ」
さとみくんがいた。
赤「さ、さとちゃん、さっきはごめん、」
桃「え?」
赤「お、俺!さとちゃんの言う通りばかなんだ!!!ばかってさ!鈍いしそのばかだし、」
桃「ん、ん、???」
赤「だ、だから、!俺のこと、!もう他の人のこと考えきれないくらい好きにさせろよ、!//」
桃「っは、///」
赤「な、なんだよ、!//」
桃「莉犬どうしよう、」
赤「っえ?」
桃「かわいいむり、どうしようしんどい、りいぬかわいすぎる食べたい、」
赤「は、え、ちょ、//」
桃「俺どうしようもないくらい莉犬が好きだ_。」
屋上には2人の影が重なった___。
コメント
2件
すごくすきです😭😭 フォロー失礼します߹𖥦߹︎︎❤︎