side 大森
扉を開ける音がした
扉が開いて閉まる音よりも鼓動の方がずっとうるさい
今日はなにか進展あったりするかな。
俺のいる寝室の扉がついに開いた
「お邪魔します」
彼の香りが寝室に混ざる
爽やかで何処か甘くて
大好きな香り
さっそくベットに押し倒される
何度もされてるけど慣れない
彼の目を見つめると目を細めて笑った
この朧げな笑顔には真意などなくていい
甘すぎるキスをしながら服が徐々に脱がされていく
ちゃぷちゃぷと唾液が混ざり合う音が響き興奮が高まる
全裸にされた俺は胸の突起を弄られる
指先に集中する熱がじんわり伝わって
快感に自身から汁が溢れてくるのが分かる
「ふぅ…っん…」
真っ赤に膨れ上がった突起を見た若井のズボンの前は張っていた
彼が俺で興奮してる
とても嬉しい真実
信じたくない事実は
この行為に愛はないこと
ズボンも下着も脱ぎ露わになった彼の物
俺の先端から漏れ出すとろとろの愛液を指ですくい入り口に塗り込まれた
「んんっ…あっ… 」
指を離し再び愛液を指ですくうとナカに長くて骨ばった彼の指がはいってきた
何回もしてるから俺のイイとこを分かっている
執拗に前立腺を責められて早くも果てた
太ももが痙攣し白濁液が飛び散る
「はぁ…はぁっ…」
俺の太ももをいやらしく撫でられて俺の自身がぶるんと痙攣した
「敏感に…なってるからやめて…」
そう呟くと若井は耳をねっとり舐めて
こう言った
「俺の入りそう…?」
気持ち良すぎて言葉が出てこないからコクンと頷いて股を広げると興奮した若井がゴムをつけてゆっくり入ってきた
熱くて硬い
かれの熱を感じられてどきどきした
一度抜きローションをたっぷりつけた若井がすんなりとナカに侵入した
「痛くない…?」
「だいじょ…ぶ…ぜんぶいれて…」
そうやって優しくして…諦められなくなっちゃうじゃん
ぐいぐいと大きな彼が入ってきてピストンされるとすぐに果てた
「まっ…へ…っイってる…いってっ… 」
ビュルビュルと出てくる精液を無視して腰をふってる若井
いきっぱなしでぎゅんぎゅんナカを締めてたら余裕なさそうな表情。
「元貴のナカ凄い…もう出そう…っ」
中をより一層締めると若井の物がどくどく脈打ってじんわり若井の液体の熱を感じた
それにすら感じて俺はぴゅっと潮を噴いた
恥ずかしくて横を向いてると若井が
頭を撫でてくれた
「気持ちよかったよ。ベット掃除しておくからお風呂入ってきな」
若井はずるんと自身を抜いてゴムを縛って捨てるとそう言った
もう若井との時間が終わっちゃう
これじゃいつもと変わらないじゃん
気遣いは嬉しいけど俺は若井の手首を掴んで引き留めた
「風呂…一緒じゃだめ…?」
一瞬戸惑っていたけど笑っていいよって言ってくれた
こうして手を繋いで階段を降りているこの瞬間でさえ俺の鼓動は静まらなかった
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