kn視点
nk「…よし。みんな落ち着いたところで早速話をしよう。」
総統の彼が真剣な表情でそういうと、他の奴らもみんな真剣な表情で俺や彼を見つめていた。
nk「…まず、きんとき。A国の幹部なのは本当?」
…きっと分かっている。彼らなら。
だってスマイルがいるんだ。
kn「…本当。」
nk「…そっか…笑」
…彼のこんな表情を見たくない。
苦しそうな笑顔。
この4年…Nakamuとずっと一緒にいてこんなに苦しそうな笑顔を見たことがない。
俺は裏切りという行為をして、初めて彼らの新しい顔を何度も見た。
最悪な新しい顔を。
なんで…なんでこんなにも優しくて暖かいヤツらを裏切ってしまったんだろう。
…いや…
裏切りという行為ならA国にもか。
…全部全部。俺は中途半端だ。
nk「…俺はねきんとき。」
…優しい、俺の大好きないつもの彼の声。
nk「またこの国の幹部として戻ってきて欲しいなと思ってるんだ」
kn「…そんな資格ない。」
nk「あるよ。だってシャケを助けてくれたじゃん」
っ、それは…それは…だって…!!
br「…あ〜!そうだ!」
急に明るい大きな声を発したと思うと
br「僕明日までにきんさんに出さなきゃいけない書類まだ終わってなかったんだ、!!やべ〜!!」
そう言って彼はバタバタと足音を立てて総統室を出ていった
kr「…ふはっ笑」
nk「あはは笑」
sm「…ふ…笑」
nk「だってよー?きんとき!」
…俺はいていいのかな…
ここに。
この国を裏切ったのに、またこんな暖かい場所にいて…
nk「俺も書類しなきゃな〜」
kr「俺シャークんのこと見てくるわ」
sm「俺も片付けしてくる」
そう言って、きりやんとスマイルも総統室を出ていく
nk「きんとき!」
kn「…なに…?」
nk「書類手伝って…?」
kn「!…はは笑」
「…仕方ないなぁ、!」
…みんなありがとう。
裏切りという、最低な行為をしても尚。
俺をもう一度仲間として迎え入れてくれて…
最後まで見て下さりありがとうございました!
コメント
4件
ゆづさんの作品全部大好きすぎます!話の表現や展開を広げるのが上手すぎて毎話とてもワクワクしながら呼んでました、、、! ゆづさんの作品読むのが毎日の楽しみになってます、、笑 これからもずっと応援してます!
ゆづさん、やっぱ凄いです…。話の起承転結がちゃんとしてるからめっちゃ読みやすいし、世界観に没入しちゃうし、。。 最後、brさんが何事も無かったかのようにknさんに書類提出しようとするのとかnkさんが「手伝って」って言うところとか、感動しました…😭 最終回までお疲れ様です!神作ありがとございました!