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朝の6時半。
天文部室にて。
「翔くんおっはよ〜!」
水色髪の生徒が後ろを振り向く。
高等部1年生、雨音めあ。
「先パイ。
今日は早いんスね。」
肩にかけた黒いカバンを置いた紫髪の生徒。
中等部3年生、宮歌翔。
雨「今日“は”って失礼だね!?」
頬を膨らませる雨音に、呆れたようなため息を付く。
宮「いつも後ハイに起こされてるのはドコの誰ですか。」
雨「正論良くないと思う。」
いつにも増して真剣な表情で後輩に文句を言う。
天文部副部長、雨音めあ。
しっかりしてくれ。
宮「雨音先パイって一人暮らしとか出来なさそうですよね。」
雨「翔くん?????」
オレ悪くないんで、と言いたげな表情を浮かべながら
参考書を広げる宮歌。
宮「…ねぇ翔くん。
それさ、何年生の数学?」
雨「高1っスけど。」
宮「だろーね!!!
ほんと翔くんは何を目指してるんですか!?」
雨「……、人間…?」
宮「もう人間だよ…???」
オレ何目指してるんだろう……。
と呟く宮歌に、ぷっと雨音が吹き出す。
雨「あっはは!!w
翔くんってばそういうトコあるよねっw」
宮「吹部の練習行ってきます。」
雨「そういうトコあるよね!?」
真顔で席を立った宮歌にため息を付く雨音であった。
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高等部1年生
雨音 めあ
あまね めあ
天文学部
中等部3年生
宮歌 翔
みやか しょう
天文学部(その他色々兼部)