lie .

咲　「　おはよう 、　」

…

無視 。

がん無視 。

二年間 、

この二年間はなんだったの ？

ま 、

大くんが 、

味方が一人でもいるから 、

私は大丈夫 。

咲　「　おはよう大くん　」

佐　「　あ ？　」

咲　「　ぇ 、　」

佐　「　お前最低だわ 。　」

佐　「　信じた俺が馬鹿だった 。　」

咲　「　大く 、　」

佐　「　その名前で呼ぶな 。　」

佐　「　てか辞めてくんない ？　」

佐　「　目障り 。　」

前言撤回 。

全然大丈夫じゃない 。

しんどい 。

咲　「　は っ 、 は っ 、　」

気づいたら楽屋を飛び出して 、

どこだか知らない街角を歩いていた 。

咲　「　はは 、 泣　」

私は独りぼっちだ 。

愛されてると思ったのに 。

ねぇ 、

嘘ならさ 、

最初から希望を見せないでよ 。

佐　『　ごめん 。　』

佐　『　俺のこと信じてて 。　』

彼から送られてきたメッセージ 。

ごめんってなに ？

信じてって 、

裏切ったのはそっちじゃん 。

そう送ろうとした瞬間

画面に出てくる

「　佐久間 ｻﾝ がメッセージを消去しました　」

咲　「　なんなの 、 泣　」

奈　「　咲花ちゃ 〜 ん  っ　」

咲　「　奈々さん 、　」

奈　「　この傷痛かったんだよ 〜  ？　」

咲　「　私は ｯ 、　」

咲　「　やってない ！　」

奈　「　うんうん　」

奈　「　だけど 、　」

奈　「　皆が信じたのは貴方じゃなくて　」

奈　「　私でしょ ？　」

なにも言い返せない 。

そうだよ 。

皆が信じたのは今日初めて出会った

彼女で 、

二年間一緒に居た私は 、

直ぐに捨てられた 。

奈　「　あんた邪魔なの 。　」

咲　「　さっさと消えて 。　」

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