E p i s o d e 3.
Suchiside
1番新しいパパはお兄ちゃんみたいでかっこよかった。
でもここのところ来なくなっちゃったけど。
ちょっと前のパパはおじさん。
その前は大きくて怖いパパだったし、その前はいつもお酒臭いパパ。
その前は…えぇと。
とにかく全部ママがね、「あんたのパパだから」
って言ったから、あの人達はパパなんだ。
Mikoto『ねぇ、正直に話してくれへん、?お母さんってSuchi君に優しい、?その…叩いたりしてない、?』
Suchi『してないよ。ママのこと、好き』
眉をひそめて、Mikoto先生が口をつぐむ。
Suchi『先生、あのね、昨日、輪ゴムで遊んだんだ。』
『いくつ手に巻けるかやってみて、痛くなっちゃったから取ったの。そしたらあとがついたんだ。ほんとだからね。』
Mikoto『…もういいよSuchi君。今度ちゃんとお母さんとお話するからな。園長せんせいにも立ち会ってもらってね。』
もういいよって言われて俺はホッとした。
ママが誰にも言うなっていうんだもの。
ごめんね、Mikoto先生。
𝙉 𝙚 𝙭 𝙩 ↪︎ෆ15
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