遅くなりまして本当に申し訳ございません。
今日はリクエストをいただいたので、やっていこうと思います!
中也さんの生理男子です!
俺は中原中也。今現在生理真っ只中。3日目だ。俺は生理男子にしては生理痛は軽い方だが、代わりに血が出る量が多すぎて貧血がヤバい。それに加えて任務で万が一にでも怪我をしたら間違いなくぶっ倒れて、近くに味方がいなければ確実に死ぬ。
そんなわけで俺は今大ピンチ。
戦闘の最中なのだ。しかも味方…芥川と樋口は別のところで戦っている。俺は今、重力操作で体を覆って守っているが、一瞬でも痛みがきたら恐らく、いや絶対に異能は途切れて死ぬ。
『フラグ回収』というやつだろうか。痛みがきた。 いつもの生理に比べると、かなり痛かった。 ちゃんと薬飲んできたのに。
中也「芥川ァァァァァァァァァ!!」
俺は精一杯の声で芥川を呼んだ。
芥川「! 中也さん!!羅生門!!」
芥川は、俺の様子を一瞬で察して羅生門で、守るように覆ってれた。もちろん、離れたところで戦っていたため、ピッタリ間に合うことはなく、1.2発ほど喰らってしまった。
あーあ……これは貧血でぶっ倒れるな。
芥川と樋口に迷惑をかけちまう。いや、そんなことはどうでもいい。もう頭が回らない。血が減り、体が寒く、頭が痛い。
もうダメだ………。
芥/樋「中也さん!?」
芥川「樋口!すぐに片付けろ!!」
樋口「はい!」
中也「ん…。
俺は目を覚ますと、隣には心配そうにこちらを見つめる樋口と、珍しく、静かに狼狽えている芥川、泣きたいのを必死に押し殺しているような表情の姐さん、芥川と同じく狼狽える首領と、『落ち着きなさいよ』と首領を抑えるエリス嬢。
芥/樋「中也さん!!」
森「中也くん!!」
姐/エ「中也!!」
中也「…みなさん…。芥川、樋口、すまなかったな。」
芥川「僕ら大丈夫です。」
樋口「私たちよりも、中也さんは大丈夫なんですか!?」
中也「あぁ、少し貧血なだけだ。」
樋口「………本当少しですか?」
ま、バレるわな。正直なところ全然少しじゃないし、多分、顔色は最悪。絵に描いたような真っ青だろう。それでも、俺はこれ以上、迷惑はかけられない。
中也「少しだってば、笑」
樋口「そうですか…。」
潮時か…。 姐さんと首領は『嘘をつくな』とでも言わんばかりの目でこちらを見つめる。どうにも視線が気になってしまう。
中也「はぁ…。芥川、樋口。一旦部屋から出てくれ。姐さんと首領に話がある。」
芥/樋「承知しました。」
森「…それで中也くん。話ってなんだい?」
中也「実は俺…生理男子っていうやつで、。」
森/姐「!?」
そりゃあ驚くだろう。生理男子は希少だ。300万に1人の割合で生理男子は産まれる。それ故に、周りからは理解されにくく、玩具の対象になる。生きづらい世の中だよ全くさ。
中也「それで、俺は生理痛は重い方じゃないんですけど、その代わりに血の排泄量が半端なくて。それプラス銃弾を2発くらい受けたので、貧血で倒れたのでしょう。」
姐「そうだったのかぇ…。」
森「そうだったのか。よく話してくれたね。終わるまでは、書類仕事にしておこうか。もしそれも難しかったら遠慮せずに帰りなさい。」
中也「で、でもそれは、!」
仕事をしない選択肢はできれば選びたくない。俺は仕事が楽しいからずっとしていたい。
森「首領命令」(ニコニコ
中也「うぐっ…かしこまりました。」
森「紅葉くん。中也くんについていてあげれるかい?」
中也「え!?俺は全然大丈夫ですよ!?」
姐「わっちは構わぬぞ。」
森「じゃあよろしくね。中也くん、何かあったらすぐに紅葉くんに言うんだよ?いいね?」
中也「は、はい…。あ、首領。部屋の外にいる芥川たちにはなんで言えば…。」
森「あー…それは私がなんとかしよう!」
中也「本当ですか…!?ありがとうございます。」
森「うん。しっかり休んでね。」
姐「さて中也や。どこか痛いところはあるか?」
中也「…ないです。」
姐「嘘はよくないぞ?」
中也「…頭…。」
姐「よろしい。さて、恐らくその頭痛は貧血によるものだろう。うーむ、輸血するしないか。準備してくるから待っておれ。」
中也「あ、ありがとうございます。」
なんだか眠たくなってきた…。姐さんが戻るまで寝てもいいかな。
中也「スースーッ…」
そんな感じで、生理を乗り越えたとさ。
追記
読み返したら何故か終わりのところ消えてて萎えました。なので 少しだけ追加しました。
読んでいただきありがとうございました。
リクエストなどよければ…(切実)
それでは。
コメント
2件
桃さん、今回のお話も最高過ぎました😭 中也貧血かわいそう😱 次は敦くんの○○男子が見てみたいです!