君は私を嫌っている
ya×et
入学式、私は彼に見惚れた。
彼は私を嫌っているようだった。
「一目惚れって叶わないんだね」
夢を見ると現実に戻された時辛かった。
それでも、
「絶対諦めないから…」
通学路新しい制服を見にまとって知らない人が沢山いる見たこともない道を通る。
「ねえ、メッシュの子!」
「…あ、俺?」
「学校って何処かわかる?」
「……。知らないで通うつもりでいたの?」
正論を思い切りぶつけられる
「…//。そうだけど?」
恥ずかしさで顔は真っ赤になっていたと思う。
「勝手に付いて来たら?」
冷たく言い放った彼の顔は不機嫌そうな顔で、明らかに私が嫌いだと感じられた。
(ちょっとイケメンなのめっちゃムカつく〜‼︎)
そんなことを思っていると、女子ではありえない速さで歩き始めた。
(ちょっとくらい気を使ってくれてもいいのにな〜)
考え事をしていたらあっという間に学校に付いていた。
(ルート覚えるの忘れちゃったな…)
「ねぇ、」
「どうしたの?」
「…、これあげる。」
「はい?」
「やっぱいいや、じゃあな!」
「なんなの、本当に」
〜入学式後〜
「etさん!」
「naさんどうかした?」
クッキーや甘いものが大好きな私の親友。
この高校に入った理由がnaさんだと言っても過言ではない。
「さっきから隣の男子に見られてますよ?」
「え〜いやいや…」
思わず隣に視線を送る。
「……。」
「えっと〜…何か用ですか?」
「違う。何でもないから!」
「そっか〜」
冷たく態度を取られていることに唖然としてしまう。
ただnaさんは困惑した眼差しを送っていた。そんなnaさんに耳打ちをした。
「あれ、私の好きな人」(小声)
「!、そうなんですね、応援してます!」
「ありがとう」
ずっと隣の人に見られていたのも気付かずに。
「ちょっとまって」
誰のことだか分からなかったけど、肩を叩かれていたので私なのだろう。
「なに?」
「名前教えて」
「etだけど…」
「俺はya」
「……。」
何を言えばいいのか、帰っていいのか分からない沈黙が流れる。
「それじゃあ」
そう言って去っていった。
「あぁ、もう本当調子狂うんだけど!」
(ルート聞くの忘れた〜‼︎帰れなくなったんですけど!?)
下駄箱に着くとyaはまだ帰ってなかった。
どうやら別クラスの人と話しているようだった。
「ya好きぴできるのめちゃはやいな!」
「違うって!」
「違うの?勿体無いな〜」
どうもya裙という人は好きぴが出来たらしい。
その態度がとても可愛らしい。
「私だったらいいのにな…」
ちょっとした愚痴を呟いてスマホでルートを見る。
(完全に遠回りだな…)
ルートが分からないよりかは良いと思ってそのまま帰る。
naさんに聞いておけばよかったと思った。
「連絡先ぐらい教えて貰えばよかったな〜」
そうして、初恋が始まった。
でも、拒絶対応ばかりだった。
そんな恋でも諦める気は全くなかった。
“大好き”だからね。
本当テスト期間だというのに何をしているんだか…
皆さんは課題すぐに終わらせますか?それともギリギリまでやらないですか?
私はギリギリまでやりません!
それでは
コメント
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ルート忘れるのえとさんっぽいな〜 新連載いいですね!楽しみにしてますので!