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※リスカの表現があります。
気が付くと学校の近くまで来ていた。
学校の近くには沢山の人が居て少し怖い。
やっと門の前まで着いた。
僕は優等生だから、なんでも出来る。
嫌な事も全てする。
決して顔には見せないように。
そんな考えに脳を支配されながら今日も学校を頑張る。
今日は学校が終わったら、配信がある。
「学校、頑張らないと……ッ」
『キーンコーンカーンコーン』
やっと学校が終わった。
朝のこともあってか、今日はいつもより長く感じた…
帰って課題を終わらせたら配信だ。
さらに、明日は土曜日なので、スタジオでろふまおの収録がある。
結構なつめつめスケジュールな気がする。
「早く家に帰って課題終わらせよう。」
🚪『ガチャ』
「ただいまー」
直ぐに階段を登って自室に入る。
課題は案外直ぐに終わり、時間潰しにエゴサをしていた。
目に入ったのはアンチの言葉。
「面白くない」
「リスナーの態度ゴミじゃんw」
「なんでこんな奴がにじさんじなの?」
「ライバー辞めろ」
「辞めればいいのに」
「辞めればいいのに」
「あはッ…」
こんな少数の意見を気にする僕は可笑しいのだろうか。
気付けば右手でカッターを握り締めていた。
『カチカチッ…カチカチカチッ……』
スッ…スッ…
ググッ
「あッ…やばッ……」
少し力が入り過ぎてしまったようだ。
血がかなり出ている。
「まあ、いっか。」
すぐ側にあった包帯で腕をぐるぐる巻きにして、配信の準備を始める。
時間も丁度いい頃だろう。
何事も無かったように振る舞え、僕。
「はいどーも皆さん剣持刀也ですよ~」