久しぶりのオフ。僕は特に予定を入れなかった。本当はウンソクと、ふたりになりたかった。アントンはソンチャンと出かけたらしい。一応連絡は入ってたけど、僕を誘ってはくれなかった。
あいつは優しいけど、こういうところがある。誘えばめんどくさがるくせに結局出かけていく。
僕のいうことだけ聞いていればいいのに。僕の相手だけ、していれば。
ノックの音。期待せずドアを開けた。
「タロ……ヒョン」
明らかに失望した顔だったのかもしれない。タロヒョンは明るく笑った。
「ちょっと買い物でも行かない? 一緒に選んでほしいんだ」
「ふたり?」
聞くとタロヒョンは首を横に回す。視線の先にウンソクがいた。
知ってるんだろうか、知らないから? ふたりで行けばいいのに。以前言われた言葉を思い出す。仕事さえ分けて対応すればいい。
ふたりじゃない、三人なら仕事と同じ。ただの友達、メンバー、それでいい。
何をするにも三人で、ふたりには極力ならない。いつも通りにしゃべって、笑って、タロヒョンのおかげでふつうでいられた。
体調の戻ったソヒがあとから合流して、四人であちこち見て回る。ソヒがタロヒョンに甘えるから。
……ウンソクと、並んで歩く羽目になる。