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最近嘘のようなホントのような噂がある。悲しさも恨みも殺意も全てを笑い、感動に変えるというサーカス団。その今となっては世界的な存在のサーカス。名前は……
ファンの間では前半の部分だけを切り取ってトワイライトと呼ばれている。このサーカスはメンバーの全員が男性。人数が10人という少ない団員で活動しているが人間味を感じるようなロボ、メンバーの魔法で見に来た人を取り込むようなショー。誰もが夢中になっていった。
その時静寂が訪れた。突然の事だった。ある1人の観客が大声を出してそう言った。
「メンバーが悲しさと絶望しきった、、、そんな目をしてる。目があった時に助けてと言っている自分には分かる。」
観客はそう訴えた。しかしサーカスの団長がこう言った。
「 そんな冗談はやめてくださいよ、ね?」
と観客の元に一瞬で移動して肩を叩いた。そしてその観客は悲惨だった、平和的な解決だったなど色々な話があった。だけど、これだけは言えると思う。あの客の発言を 信じるものは誰も居なかった。
いや違う。たった1人、1人だけその発言を信じる者が居た。どんな見た目だったかな。ある童話の中に出てきた紫とピンク色の猫に似ている。そして屋内なのにも関わらずに丸いサングラスをかけていた。まぁここからどうなっていくんでしょうかという感じですかね。
?「いつになったら出られるのかな」
?「心配しなくとも出られる。サーヴァン。なぁお前もそう思うだろう?」
サーヴァン・ルノワール。人魚と魚の遺伝子が通っている。他のキャラクターより断然小柄で帽子を深く被っている。
?「ふん。そんな根暗人魚野郎に構ってる暇は俺にはないからな。お前もそうなんだよ。パーカー音楽オタク。」
?「ははは!そろそろ名前を覚えてくれよな。アイザッツ・グレイソンって立派な名前があるんだから。」
アイザッツ・グレイソン。目を白いタオルのようなもので覆っている。意図的にそうしているのかはたまたそうでは無いのかはよく分からない。パーカーを着ていてラジカセを肌身離さずに持ち歩いている。
?「………………」
ル「ね、ねぇ何してるの?」
?「逃走経路を考えてる。」
ル「よく考えられるね。僕にはそんな事絶対出来ないよ。」
?「お前にはお前の持ち味があるんだからそれを生かしていけ。」
ル「あ、、ありがとう。アリス君。」
アリス・レイン。頭脳派で1人で部屋にこもってる事が多いがみんなを仲良くさせたいという思いもある。少し素っ気のない部分もある。
グ「アリス君は凄いからな!尊敬するよ。」
?「何だ何だ?また媚び売り始めたか?」
グ「ハッハッハ!そんな訳じゃあないよ?」
?「何の話してるの?」
?「お前には関係ねぇんだよ。」
?「そんな事言わないで仲良くしましょうよ!悲しくなりますよ〜。」
?「チッ。ほんとにムカつくな。こいつは。目ん玉1つ取られた雑魚がよぉ、なぁ?」
?「言っときなひとりじゃなーんにも出来ない一匹狼さんはさ!」
グ「サミュエル!もう抑えるんだ。口論になって暴走でもしたらどうする気だ?」
サミュエル・バット。コウモリと悪魔のハーフで普段は上品に振る舞うけどある線を超えたら当たりが強くなる。白と黒のベールをつけて目隠しをしている。
サ「あ、取り乱しちゃいましたね。私としたことが。」
ア「お前も少し言い過ぎだぞ。ジンドック。 」
ジンドック・スパイク。ゴーグルをつけていて腰に工具をつけている。単独行動をよくしていて仲間と一緒に居ようとしない。誰に対しても当たりが強くそれでよく注意されている。天才的な発明家らしい。
ジ「はぁ。ほんとに俺と気が合わねぇ奴らしかいねぇな。」
ル「で、、でも分かり合えれば…」
ジ「はぁ?意味わかんねぇ、もういいわ。」
ジンドックは自分の部屋にドンドンと大きな
音をたてて戻っていった。怒りが足音にでているようだった。
ル「あ……。うぅ、僕が悪いんだ。」
グ「大丈夫だよ、しばらくしたらあいつはいつもの調子になってるさ。」
ル「……。そっか………。」
?「やぁやぁ!皆さんお元気かな〜?」
空気が一瞬で変わった。さっきまでのピリついた雰囲気が急に。緊張感が走っている。額に汗をかく者も何人かが居る。
ル「じ、ジョーカー団長……。」
ジョーカー・ダークハート。トワイライトの団長。いつも笑顔を崩さない。団員達は団長を怖がっている様子。
ア「………。」
グ「おい、アリス睨むな。(コソ」
ダ「そんな、皆さんもっと気楽にやって行きましょうよ!!」
サ「ダークハート団長。皆さんお疲れのようなので。」
ダ「あぁそういう事でしたか!大変失礼。」
グ「それでは休みにしよう。体調管理をしっかりしておくようにな。」
団長は微笑み、団長以外のメンバーは了解の合図、返事をすると各個室で休んでいった。
夜遅く、闇が深くなり月がとても美しく天高くのぼっている。その中で部屋から光が漏れている。その中に人が入っていった。団長、、その他にも小さな笑い声をあげている者、全員を含め3人が部屋に入っていった。何かの話し合いの声が聞こえる。時折にサーヴァン、アリス、サミュエル、グレイソン、ジンドックの名があがっている。その他にも対策、戦う等の関連性があまりなさそうな単語や人名が出てきている。
そしてその3 人の他に影があった。次の瞬間団長が言い放った。