!注意!いい人はどうぞ
・この話はmmmrの二次創作かもしれません。
・キャラ崩壊
・没なんで尻切れトンボ
アスファルトに真っ赤に咲いた彼岸花。
目の前でどんどん冷たくなっている愛したひと。私のもつ骸骨は貴女の赤に彩られて元の色など分からない。
ぬらりとした感触なんてもう気にしない。私たちはこの世界から逃げ出そう。
こんな不自由な人間と言う種族なんて忘れて傲慢で恥を模した皮を脱ぎ去ってしまおう。
魂はたった21g。私と貴女、合わせてたった42gが世界から消えることなんて誰も咎めやしない。
ピーポーピーポー
うるさい邪魔者が私の思考に入ってくる。でももうそんなのどうでもいいよ。
体温を失って21g軽くなった貴女のずれたヘアピンを綺麗に付けて、崩れた三つ編みも元の形に戻して。
私は包丁の切っ先に喉を食い破らせる。
霞む視界の端に映る貴女の白いパーカーが私の赤でさらに穢れていくことにどうしようもなく心が弾んだ。
「この世界はちょっとしたお遊びさ!」
夢の中の彼は後輪を揺らし、翼を広げてこう言った。
突然夢に出てきた彼。白衣の様なコートを羽織ったものは、自分のことを落ち神と自称した。
馬鹿らしい。でも否定できないほどに、彼に会ってからは目を疑うような出来事がめぐるましく起こっていた。
『もう許してよッ・・・!』
乱雑に扱われ、神社に落書きをされ、その驚異的な生命力が仇となって生き地獄を味わっていた角の生えた神。
『みんな死んじまえ』
汚水を流され、ゴミを捨てられて心まで穢れ堕ち切った水神。
『わたすが信仰を受けるべきじゃない』
妹を邪神とされて、助けたいのに信仰で縛られ何もできなかった二人で一人の姉妹神。
神は想像以上に人間味があるものだな、なんてことを考えつつお気に入りの湯飲みで茶を啜る。
彼は俺をどうしたいのだろうか。ただ仲間を助けたいだけなのだろうか。俺はただの人間で、現地の人々と幸運で助かっているだけなのに。
ただの妄想だ。それでいいだろう。
また瞼が閉じ始める。あの落ち神が何かまた言いつけてくるのだろう。
こんどは簡単なものを出してくれとかなわぬ望みを抱きつつ、俺は眠気に従い意識を落とす。
世界が暗転した。
飽きたんでまた出します
また見てね
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