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こんばんは~。
この作品にはセンシティブな表現がありますので
苦手な方はご遠慮ください。🙏
🍷(デリザスタ)💎(セル・ウォー)
🍷「セル坊~~」
デリザスタ様が僕のの肩に手を置き機嫌よく話しかけれる。
💎「な…なんでしょうか?」 ニコ…
💎(…このお方が機嫌がいい時は大体ろくなことがないんだよな………)
🍷「じ・つ・は~♪」
🍷「任務でナイトクラブに行くことになったぁ~~♡」
💎「ナイトクラブ…ですか?」
🍷「そうそう~」
🍷「クラブで任務をこなすとか超チルいわ~~」
💎「…任務内容はどんなものなんですか?」
🍷「ん~~~、詳細内容は教えられないけど~めっちゃ簡単なお仕事~」
💎「そうなんですね…」
💎(…クラブか……どうりでデリザスタ様が上機嫌なはずだ…)
🍷「んじゃセル坊、さっさと終わらせてパーリーすんぞ~♪」
💎「え⁉僕も行くんですか?」
🍷「あたりまえじゃ~ん、なんか問題でもある~?」
💎「い…いえ…」
🍷「んじゃGO~!♪」
そう言われ、暗い路地裏を通る
僕がデリザスタ様の隣に追いつくと、デリザスタ様は入口へ向かって歩き出した。
🕶「失礼ですが、会員証はお持ちですか?」
ドアのそばにいる黒スーツの男が、中へ入ろうとする僕たちを引き留めた。
💎(…会員証?そんなの持ってるワケが…)
デリザスタがポケットを探り、黒いカードを取り出す。
黒スーツはデリザスタ様からカードを受け取り、裏も表も隅々までチェックして返した。
🕶「…確認しました。どうぞお入りください」
そう言われ平然とデリザスタ様はドアを開けて入っていく。
ドアに入ってすぐのところにバースベースになっていて、
客がグラスを手にあちこち喋ったり飲んだりしている。
その奥にもう一つドアがあり、重低音が響いてくる感じからすると、
あの向こうがダンスフロアのようだ。
💎「なんであんなカードを持っていたんですか?」
🍷「使われなくなって流れてたカードを個人情報ごと買い取ったんだよね~」
💎「使われなくなってるって…」
🍷「持ち主が〇んでるってこと~」
💎「………」
💎(…これ以上質問するのはやめとくか…嫌な想像が湧いてくる…)
🍷「あとさ~、このクラブちょっと他と違うんだよねェ~」
💎「?、見たところ普通のクラブですが…」
🍷「ここ光麻薬が使われてんの」
💎「光麻薬…ですか?」
🍷「体内に直接取り込むドラックとは違くて、光を使って意識を半醒状態に持ってくっていうわけ」
🍷「これがさぁ~起きてるのに夢を見てるみたいな心地いい体感が出来るんだって~」
💎「…そんなの、仕事に支障をもたらすんじゃ…?」
🍷「俺っちは慣れてるから平気~~」
💎「は、はぁ……」
ガチャ
そんな会話をしながらデリザスタ様の後ろについて行き
奥のドアに入る。
ライトがチカチカするから視点が定まらない、
とにかくものすごく嫌な空間だと入った瞬間感じる。
フロアには結構人が居て、みんなリズムに乗って踊っている。
💎(…よく他の奴らはこんなところに長時間いられるな…)
ドアの隣にある階段を上がって二階へ行った。
二階にはテーブル席がいくつかあり、
どこに座ってもフロアが見渡せるようになっている。
デリザスタ様がどっかりとソファーに座って足を組む。
自身もその隣に座った。
数十分経過ーー
目の前に広がるカラフルに点滅するライトや音楽が不快で、
だいぶ余裕がなくなってくる。
こんなところに長くいたくない。
ソファーから立ち上がろうとして、足元がふらつく。
💎(…この光と音のせいだ……。とにかく気持ち悪い…)
🍷「ウケ~セル坊もう酔った~?」
そんな言葉を聞いている暇はなく、吐き気が強まり、頭痛までしてくる。
💎(…まずい…。本格的に酔ってきた)
💎(…とにかく早くここを出ないと…頭がおかしくなる…)
バタン!!
階段を下りきったその瞬間、自身は限界が来て床に倒れこむ。
脳が溶けそうな気分で、耳鳴りがして視界がくらくらする。
🚹「っおいおい、大丈夫?」
💎「………」
🚹「ほらしっかり~。ここ初めて?ずいぶんキてるっぽいけど」
💎「………」
🚹「なぁなぁ。光ヤるとさ~、男でもわりと感度良くなるとか言うんだけどさ。アンタどうなの?」
🚹「せっかくだから試してみない?」
💎「……っ…」
💎(…やだ、やめろ…っ)
🚹「はいはーい抵抗しないでね~」
💎(…だれか…たすけ………)
🍷「はいストップ~♡」
🚹「は?」
🍷「これ俺っちの連れだから手ェ出さないでくれる~?」
🚹「悪いけど、もう自分が拾って…いてててて⁉⁉」
デリザスタが男の腕をへし折るくらいの勢いで力を入れる。
🍷「俺のだから手ェ出すなって言ってんじゃぁ~ん?」
🚹(…声低っ)
🚹「チっ…わかったよ」
男はデリザスタの手を振り払いどこかへ去っていった。
🍷「ほらぁ、セル坊まだつぶれんなよ~」
デリザスタ様が僕の腕をつかみ強引につかみ上げ、立たせようとする。
けど、足がグニャグニャで立てない。
どうしても足に力が入らない。
🍷「はぁ~~…メンドクサァ~~~~」
大きなため息が聞こえて、背中にデリザスタ様の腕が回った。
腰を支えられてようやく立ち上がる。
あとちょっとでドアにたどりつくってところで、その足が止まった。
💎「………」
なぜなら
自身がつまずいて倒れそうになったからだ。
🍷「何やってんの~?」
デリザスタ様がイラついた声で僕の体を抱え治す。
なぜか転びそうになったことが可笑しくなってきて、
デリザスタ様の首に両腕で抱き着いた。
💎「うぅ…」
🍷「あ~…、セル坊にはちょっとここのライト強すぎたかぁ~~」
デリザスタ様は自分の肩を掴み、引き離そうとする。
💎「……」
自身はデリザスタ様の胸に頭を押し付けた。
🍷「はぁ~、セル坊いい加減にしてくんねぇ~?」
💎「デリザスタ様…」
🍷「ん?」
💎「今ここで…僕を抱いてください…♡」
ここでいったん切ります。
全部に収めようとすると文字数がすごいことになるので、ヤッてるところは次のお話で書きます。🙏