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続き待ってました✨✨ やっぱ、この連載好きだわぁ…😇😇
「、暗ッ、夜の学校ってこんなに暗いのわけ、?」
懐中電灯で身を照らしながら慎重に長い廊下を進む。今日俺は見ての通り夜の学校に来ている。何故夜の学校に忍び込んでるかだって?それは、こんな理由があるのだ。
「ないこって七不思議って知ってるか?」
「七不思議?」
突然友達のモブがそんなことを言い出した。
「なんだ?ないこ知らないのか?」
「いや、七不思議自体は知ってるけど、、それがどうかしたの?」
「俺達学校になんと七不思議があるって噂を聞いたんだよ✨」
「はぁ、」
「なんだよその反応!」
「いや、色々めんどくさくなりそうだなと、お前そういう奴だし、」
「俺、可哀想、」
「えっ、だって本当のことじゃん、」
「、、、泣」
「、、泣いてないで早く要件を言ってくんない?俺忙しいんだけど」
「、七不思議が本当か確かめにいってくれないか?」
「、、、はぁ!?なんで俺が!?モブが行けばいいじゃん!」
「俺そういう話は好きだけど、行くのは怖いんだよ、。ないこだったら怖いの好きだろ?」
「まぁ嫌いではないけど、。でもやっぱr」
「高級寿司奢りで」
「喜んで引き受けよう」
「単純、、」
「あ”?」
「アッ、スミマセン」
「宜しい」
というわけだ。
つまり、俺は今学校に寿司のt、んん、七不思議の調査の為に来ているというわけだ。それにしても夜の学校は静かだ。そりゃあ、生徒が居ないから当たり前なんだけど、。
「えーと、まずは七不思議の1番目プールの中に引き摺り込む手か、、」
モブからもらったこの学校の七不思議が書かれた紙を見てそう呟いた。
「それにしても全部確かめなきゃいけないのか、。めんど、」
現在の時刻23時。いつもは寝ている時間なので少し眠い。まっ、明日は学校無いし。帰ってからゆっくり寝ようっと。
俺は学校のプールがある旧校舎の屋上に向かった。ここの学校のプールは至って普通だ。
古いわけでもなく、新しいわけでもない。
「本当に出るのかな〜、」
出ないとは分かっているが少し期待している自分がいる。暫くすると旧校舎の屋上に着いた。プールに駆け寄り、水の中を見る。透明な普通の水。暫く見つめていたが何も起こらない。
「、、結局は噂か、」
少し残念だと思いつつも俺は帰ろうと足を進めた。すると、その瞬間足に何かが触れた。
「、えっ、?」
自分の足を掴む白い手。その手の冷たさは人間のものではなかった。手に引っ張られプールの方に引きずられていく自分。
「、嘘、、誰か、誰か!」
誰もいないのに助けを求める俺。抵抗したい。しかし、抵抗しようにも周りに掴むものもない上に、手の引っ張る力が強い。やばい、と思った時には足が水に入り、腰、胸、頭と順番にどんどん沈んでいく。いつもは下が見えるくらい浅いはずなのに今は見えないほど深い。これだけは分かる。
“七不思議は存在した”
だけどそんな事を考える余裕がない事に気が付く。呼吸ができない。水の中に酸素などあるはずもなく、呼吸をするのがどんどん苦しくなっていく。
「誰か、、、た、す、、け、、、て、、、ゴボッ、、、」
助けなど来ないと分かっているはずなのに。必死に空に手を伸ばす。霞む視界。薄れゆく意識の中、5色の光が見えた。
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