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めっちゃ気になるところで切るじゃないの👀続き気になる😂
百side
〝ピコンッ〟
夏休みに入ってから一人、家でごろごろタイムを満喫中の俺に、久しく聞いていなかったスマホの通知音が届いた。
六奏
瑞『旅行の日近づいてきたから一応みんなで情報確認したいんだけど空いてる日ある~?』
瑞から俺たち6人のグループメールにだった。
赫『今週はいつでも』
茈『俺も今週は暇』
なんか簡単に声が脳内再生されちゃうな…(笑)
普段通りの会話のノリに少し懐かしさを覚える。
翠『明後日からなら暇だよ~』
黈『いつでも!』
あっという間に時間は過ぎて、話終わる頃には辺りは暗くなっていた。
瑞『じゃ明明後日ってことで!』
赫『り~』
茈『おけ』
翠『了解~』
黈『👍🏻』
三者三様ならず五者五様か…。
ふわふわとした心地よい雰囲気が俺の心を満たしてくれている。
この人たちのこと、ほんとに大切にできてるんだ。
今までの俺とは全く違う。
百『それじゃ、また』
黈『またね~!』
…!
黈が一番最初に返信くれたっ、!
…
百「一人でなにやってんだろっ…(照)」
百side
きらきらと地球を照らす太陽が俺の肌にも当たって、暑いのに少し心地いい。
夏休み中の3日間なんてすぐに過ぎるもので、あっという間に約束の日だ。
なるべく木陰を進みながら公園へと向かう。
私服で会うのははじめてなので少し緊張する。
百「…ふぅっ、」
夏休みに友達と遊びに行く。
今までの俺だったらありえないこと。
黈「あ、百〃~!!」
これからの俺だったら、
当たり前になるんだろうか。
黈「夏はやっぱ暑いね~…」
百「久々に外出たから外の空気が久々…」
黈「お外出ないと駄目だよ~、!」
黈と一緒に行けることが嬉しい。
なんて感情がバレないように少し素っ気なく返事を返してしまう。
…それにしても私服似合いすぎだろ。
黈「帰りみんなでアイス買いに行きたいね!」
百「あ~いいかも。行きたい」
にこにこ笑顔で俺に提案してくる黈。
…太陽みたいだな。
瑞「…あ、百くん!黈くん!こっちこっち~!」
公園に着くと俺たち以外の4人が日陰になっている場所のベンチに座っていた。
みんな各々の良さが際立つ素敵な服を着ていた。
赫「お前ら遅い…溶ける。」
茈「待ち合わせ公園にした瑞が悪いわ」
瑞「えぇ!?普段冷房の効いた部屋でごろごろしてる赫くんが悪いでしょ!」
赫「意外と外でてる。」
翠「…どっか別のとこ移動しよっか、?」
やけに距離が近い茈と赫を見て心の中でにやにやしてしまった。
いい感じじゃん、茈。
茈「…、(目合)」
百「…!(茈見)」
茈「…(照 赫見)」
意外と可愛いなあいつ。
赫「…黈なんかいいカフェ知らねぇ、?」
黈「うぇ、おれ!?」
翠「黈ちゃんよくカフェ巡りしてるからどうかなってさっき4人で話してて…。」
瑞「なるべく近くて美味しいところで!」
黈「ぅええっと…」
あわあわしている黈がかわいい。
ぽけっとしながらみんなを見ていた。
黈「ぅん…あそこが多分1番近くていい感じ…!」
茈「早速行こうぜ」
瑞「道案内よろしく~!」
百「…~ッ(照)」
徒歩は暑いのでバスに乗ることになったんだけど…
黈と隣の席とか聞いてない!!(照)
黈「あれ、百〃顔赤いよ、?熱中症とかじゃない?(百額 手)」
百「違っ、!?…ぅからッ(離)」
んもぉ~…!!(照)
この無自覚天然人たらしが…
赫 茈 「…(笑)」
あいつらっ…(照)
数分前
翠「バス来たね~」
赫「結構空いてるし座ろうぜ」
バス停で待っている時、配置的に俺は茈と隣になると思っていた。
バス停
前 ( 黈 赫 百 茈 瑞 翠 )
赫「…俺茈の隣がいいから百先行って~(笑)」
乗る寸前、赫がくるっと後ろを向いて俺の背中をぽんっと叩いてきた。
百「へっ、!?」
このまま行くと…黈と隣、!?
赫っちゃぁん…、!!!!
遡ること数日前
黈side
赫「お前百のこと好きだろ?」
黈「ふぇ、!?なんでっ、!?」
おれはバイト、赫っちゃんはお友達との用事があって、2人で先に帰っていた。
赫「百と仲良くなってからお前おかしいもん(笑)」
その帰り道。
急に、ほんまに急に!
こんな話題を振ってきたのだ。
赫「ま、俺がサポートしてやるから安心しろって(笑)」
黈「…ぇえっ…(照)」
百「…カフェ、楽しみ~…(作笑)」
黈「とっても美味しいから百〃にも早く食べて欲しい~!!…(笑顔)」
赫っちゃんの優しさ、?で百〃と隣になれたはいいもののすごく気まずい雰囲気が流れている。
…普通にしなきゃ好きだってバレちゃうっ…
百side
黈「苺のケーキとか、チョコソースいっぱいかかっとるパンケーキとか、いろいろあるんよ~!」
百「そうなんだ~、!!」
気になってるって自覚した後に黈と2人きりは俺にはレベル高いよっ…
どうしよう、落ち着け、落ち着くんだ百っ…。
百「ええっと… 、!?」
えっ、?
…気のせいっ、?
百「…、!?!?(震)」
お尻後ろから触られてるんですけどっ!?!?
(座っているシートの間から手つっこまれてる状態)
百「…ぅ…(震)」
いや待って、俺男っ!!!!
黈「…百〃、?」
百「…ぁ、」
黈には気づかれたくないっ…
黈「…車酔いした?凄く顔色悪いけど…(焦)」
百「ぁ、いや大丈夫ッ…(笑顔)」
…どうしようっ、…