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ヤバい目から滝が😭😭
泣けるんだが…
窓から光が差し込む。
小鳥がチュンチュンと鳴いている。
僕は目を覚まし、体を起こした。
すると目の前は病院だった。
12月。窓を見ると雪が降っていた。
記憶がない。昨日の記憶がない。
しばらくして看護師さんが入ってきた。
『体の様子はどうですか?』
「身体は大丈夫ですが、記憶が曖昧です。
昨日何してたかも覚えていません。」
『そうなのね。昨日貴方は
交通事故に遭ったのよ。』
「そうなんですね。」
『まあ。まだ安静にしてるといいわ。』
そう言って看護師さんは部屋から出て行った
その数分後にある一人の男性が入ってきた。
『お前、大丈夫か?』
「あの、誰ですか?」
『え、お前俺の事忘れたの?』
「はい。誰だか分かりません。」
貴方と昨日の事以外は全部覚えています。」
『ふーん。』
「貴方が誰だか教えてくれませんか?」
『嫌だね。教えたくない。』
「えぇ。」
『何泣いてんの?』
「自分でも分かりません。」
僕の目からはいつの間にか
涙がポロポロと出てきた。
『泣くなよ。お前男だろ?』
気付いたら夕方になっていた。
僕は泣きじゃくって夕方まで
寝ていたらしい。
看護師さんにあの男性の話を聞くと
交通事故に遭いそうになった
僕を庇ったらしい。
幸い僕は死なずに済んだけど
あの男性は亡くなってしまった。
そして僕は数日後思い出した事があった。
あの男性は僕の恋人だって気付いたんだ。