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『ふー、ここが訓練所…』

騎士団の方々がいっぱい。         メイドは1人もいないね。

『あの幹部サマ、の差金、と』ソートーハナニサワルネー

スッ、

『…あ、剣がないんだ。メイドが持つのはご法度だっけね。相棒がいない…』

相棒…私の短剣2本。手足のようにいうことがきく。…なぜかって?

『まぁ、元暗殺者だしね。』

そう。私元暗殺者なのだ。その稼ぎでしばらく暮らしていたが、

お母さんが私の仕事に気づいてから相当嫌がってしまって。

しょうがなくメイドを謳歌しようと思ったらコレ。

『一種の運命かな』

?「おい、そこのメイド」

『…私でしょうか』

?「何故ここにメイドがいる。仕事はどうした?」

『闘技会に参加することになってしまって。 少し体を動かそうかと。許可はあるのでご安心ください』

騎士Ⅲ「メイドがぁ…?…くふっ、ハハハッ!そいつは残念だな!ご愁傷様だぜ!」

『…はぁ』

騎士II「今まで闘技会に参加したメイドは全員が見せ物だ。最初に猛獣と檻に入れられ無様に殺されるだけ…!滑稽だぜ?ハハッ!」

『まぁ、私殺されないのでご安心ください』

騎士I「へぇ、言うな嬢さん。ならオレ達と一戦交えようじゃねぇか」

『…良いですけど訓練になります?それ』

騎士II「それはそうだがなァ、なぁに、生意気な嬢さんに現実を見せてやるのさ!!」

カランッ

ダッ!!

『はぁ、ですから、』

トットットットッ、グッ。

騎士II「ぅぐっ…⁉︎」

トサ…

『私の訓練にならないんですよ。あなた』

騎士I「ッヒ…!!」

『でも、素手相手に剣を置いたことだけは認めます。』

『練習に戻ってもよろしいですか?』

騎士Ⅲ「は、はい!」

コッコッコッ…

騎士I「何者だ…?あのメイド…さん」


?「…」


私、絶対に屈しませんので

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