??「えっ?パイモン、見えないの?」
パイモン「もう1回言うけど、オイラにはなんも見えないぞ!冗談はやめてくれよ…」
「やっと拙者の存在に気づいてくれたでござるか!?なんと嬉しいことか…!」
旅人(空)の腕を振り回す
パイモン「どうしたんだ旅人!?急に腕を振り回し始めたぞ!?」
旅人「だからこれは万葉が…!!」
北斗「確かに…いきなり1人でこんな動きをするのはありえないな。旅人、そこに居るんだな?」
万葉は必死に頷いている。
空「居るよ。」
「感謝するでござる!ついでに伝えておいてくれぬか…?」
空「何を?」
「ここ最近、拙者は何も食べておらぬ」
空「なるほど(察)」
しばらくして
「助かったでござる。」
空「ところでなんで万葉はみんなの視界から見えなくなったの?」
「しらぬ。」
空「えぇ…?」
北斗「あいつと話してんのか?」
空「うん。なんで見えなくなったのかは知らないって」
北斗「…なんでだろうな。」
パイモン「そうだ!元素視覚を使ってみたらどうだ?」
空「俺に意味は無いよ。」
パイモン「そ、そうだったな…なんか、ごめん…」
北斗「じゃあ、あたしが使ってみる」
元素視覚を使った。
北斗「!? そこに居たのか!?」
空「見えたみたい。」
パイモン「とりあえず、人の視界から消えたのはよくわかんないけど…元素視覚を使えば見えるってことがわかったな!」
空「なんで居るのに声が聞こえないのかも謎だよね。」
空(もしかして…アビスと関係してるのか?いや、どうだろう……でもそうだとしたら蛍と関係しているかもしれない…!)
「…どうしたのでござるか?」
空「あぁ、ごめん。考え事してた。」
「……
大事な話を聞いていなかったのでござるか?」
空「……ごめん…」
もう一度その話を聞いた。心当たりは少しあるものの、その場所はもう一度行った時には消えていたらしい。
空「遺跡が消えた?聞いたことない話だけど」
「拙者の記憶に間違いはなかろう。」
空「そっか」
空(じゃあどうやって調べればいいんだろう…)
またしばらく俺は考え事を始めた。
第1話 心当たり
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