鏡花水月

大好きな曲があるので書かせていただきます

儚い歌が本当に愛くるしい

聞いたことない人はまじで聞いた方がいい

注意

・青桃(iris)

・微青赤あり(ほんとにちょっと)

・ほのぼの系？Rではないかな

・走り書き

・曲パロ

・学パロ

・誤字脱字ありだと思う

・雑、語彙力皆無

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何か見つめる君

近くて遠い

これはただの片思い、叶うことなんて無いのだろう

いふは今日も今日とて りうらのことを見つめている

本当にりうらが好きなんだね

でもりうらは高嶺の花だから振り向いてくれないよ？

りうらより俺の方がまろのこと好きなんだけど…。

ずっとそんなもやもやを抱いたまま、今日も君の大好きなあの花と同じような笑顔で君に接する

君が好きなのはりうらで、りうらと同じような笑い方ならきっと振り向いてくれる。

だから俺はちゃんとりうらのことも観察してる。

偉いでしょ？

桜の花舞う季節

俺たちは高校を卒業した

いふへの｢さよなら｣その一言が言えない

きっとこのままこのもやもやが晴れることなんてないのだ

俺、ずっと1人なのかな…

毎日いふに満たされていると思っていた。

でも気づいてしまった、気づきたくなかった

いふは毎日毎日りうらを見つめる

本当に嫌だ

目の前に咲いている青い花

俺にはこの群青色たった1色が この世のなによりも色づいて見える

手を伸ばしたところで君には届かない

だから…

地面に咲いている夢見の花を握って家に帰る

俺は帰宅路を1人、歌を口ずさんで歩く

何か掴んでいたはずの手を握られる感覚がした。

｢ないこっ！｣

そこに居たのは、この世で何よりも美しい青色の花。

｢いふ…、？｣

びっくりして目を見開く。

その顔を見たかった、なんて言うようにいふは にぱっと笑う

やめて、本当に嫌だ

その笑顔は今は見たくないから

何も無く平和にばいばいしようよ

期待してしまうでしょう

｢せっかくの卒業式やし、ないこと帰りたいんよ｣

そんなのりうらに言ってあげなよ

俺に言われても困るだけだよ

あー、ああああー、ほーらまた

馬鹿な俺の心臓は死にそうなくらいバクバク嘆いている。

良くもない顔が熱を帯びる

そんなことも気にせずに俺の横を歩く君。

木陰からちらっと見える光に差される君の横顔はとても綺麗で

思わず息を飲み込んでただこの気持ちに戸惑うことしか出来ない

｢おれ、ないこと同じ大学行きたいわー｣

｢恋愛とかも沢山してさー、ないこと好きな人言い合って喧嘩とかしてみたい、笑｣

なんで、なんでそんな事言うの

俺はもういいからさ

俺の想いは届かないから

いふの幸せだけ願うよ

だからそんな未来語らないで

俺はもう十分苦しいんだよ

いふだけ幸せになって

それでいいって自分に言い聞かせるの

｢ないこー？聞いとる？｣

まって、まって

｢おれ…歌、歌いたい｣

｢急やな！？ええよ、｣

物憂げに見つめた君に唄う

天邪鬼な希う歌

りうらじゃないどこかの誰かを見てた

りうらじゃない、どこかに咲いている花を。

お前はずっとりうらを見とったなぁ。

お前はずっとりうらのことが好きなんやな

だから、りうらのこと沢山観察した

りうらの良いところ、ありすぎて困ったけどな。

俺はりうらが好きだったわけじゃない。

ないこがその赤い花を見るからやで

結局、俺のないこに対する想いは届かない儘、卒業式になった

知らないところで君は1人で大人になっていく。どうしても大人になれずに子供のままの俺を置いていく。

届かないって分かってたって必死に伸ばした手のひら。

かすりもしなかった。

そんな俺を嘲笑うかのように桜の花がヒラヒラと舞っている。

ないこに｢さよなら｣を一向に言えなかった

そのまま ばいばいなんて出来るほど俺はウブじゃないで

そんなことをしても心の中からないこが消えることは無いから

俺はずっと1人やけど。

弱くて嫌われ者で独りよがりな俺やけど。

全部受け止めて欲しいから

目の前に咲いたこの世の何よりも色づいて見える桃色の花。

手を伸ばしても届かないから地面に咲いた夢見の花を握って君のもとへ走り出す。

揺蕩う唄 唄う 花の唄

君は俺の隣で歌っている。

ぼーっとしながらも俺は聴く

何か掴んでいたはずの手が足りないと嘆く。

いっそ、君の手を、手首を包み込んでみたい

光差す君の横顔はとても綺麗で思わず息を飲み込んで

…ただ戸惑う。

ねえ、まって？

届かないから俺はただないこの幸せを願うで。

俺じゃない、誰かの手によって幸せになってくれ。

これでいい、と自分に言い聞かせる。

物憂げに見つめた君に唄う

天邪鬼な希う歌

ねえ、本当にこれでいいの？

まって、届かないけど

ねえまって、まって、まって、

青い君はそのまま去って、俺は泣いて、来年の今日にまた悲しい哀しい花が咲いて。

まってよ。別れ道に着いてしまう。

届かない、届かない、届かないけど。

まって、まって、まって、

桃色の君は1人で去って、まって、まって、まって、待ってってば。

まって、まってよ、まって、！

届かなくても、叶わなくても、

せめて言わせて。

｢｢好きだっ、｣｣

夢見草握り君に唄う

天邪鬼な恋、願う唄。

【鏡花水月】𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸

初曲パロ~！両片思いは本当にいいですよね

曲名:花を唄う/シノ様

分からない漢字あると思うので読み方_

・希う↪︎こいねがう

・揺蕩う↪︎たゆたう

・物憂げ↪︎ものうげ

他に分からないことがあればコメントにて