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◯これは2次創作です。原作とは一切関係ありません。
◯この作品は「藤城華」様がpixivで書いた2次創作作品の続き的なものです。一応最初から書きます(重要)
◯藤城華様の方を見たい方は題名は一緒ですのでpixivの方で探して見てください。
◯内容が少し変わってます。
◯クロスオーバー作品です。
◯ワンピースはガチでうる覚えですがシャボンディ諸島?からワノ国?までしか覚えてないしガチでうる覚え程度です。
◯ 太宰治成り代わり?です。苦手な方は御遠慮ください。
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時はシャボンディ諸島。
『バーソロミュー・くま』の能力、ニキュニキュの実の力によって
仲間と別れ離れになった数日前の事である。
「なんだァ?あれはー!?食いもんかァ!?」
いつもの如く、サニー号の特等席で寛いでいた麦わらの一味の船長ルフィは、前進方向に興味をそそられるものを発見した。
その声に反応したナミやウソップ達もまた、
海面からそそり立つ二柱のそれを目撃したのだった。
「う、う、ううおおいい!!あ、あれは人の脚じゃねぇかァ!?!?」
「大変だーーー!!!」
「引き上げるわよ!ルフィ!!」
「おう!任せろ!!!」
ルフィはゴムゴムの実の能力で腕を伸ばし、
その二対の柱を鷲掴むと今度は腕を縮め勢いよく船の上へと引っ張り上げた。
引っ張り上げられたそれは、黒い蓬髪の見目麗しい男だった。羽織っている砂色のコートから覗く腕や首は、余程の怪我でもしているのか、包帯でぐるぐると覆われていた。
「うわぁぁぁ!!医者ぁーー〜!!!! って医者は俺だーーー !?」
「なんだぁ?おーい大丈夫かァ?」
ちょんちょんと突きながら言っているとナミが
「縁起でも無い事言わないで!」といい、ルフィは拳骨を食らった。
「て、てかよぉ ソイツ大丈夫なんかよ…?」
「…一応微かに心音はするわ。でも危ないわね。チョッパー、見てあげてくれる?」
「お。おう!」
チョッパーが容態を確認しようと近ずいたその瞬間。男の瞼が前触れもなく開き、その直後ムクリと身体を起こした。
「「「「ぎゃぁぁぁあああ!!!!!」」」
目覚めそうにもなかった男の、あまりにも突然な目覚め…というか少しホラーテイストな目覚めに三人と一匹は揃って大声をあげ、ウソップとチョッパーは驚きのあまり男から距離をとり物陰からそっと男の様子を伺った。
「おまえ、面白れぇなぁ!海で真っ逆さまになってたぞ!楽しいのか?あれ!」
「アンタね…あれはどう見ても溺れて死にかけてたんでしょうが!」
「お、おまえ大丈夫か?」
チョッパーが声をかけながら恐る恐る男に近づいていくと、男はようやくこちらに反応を示すのだった。
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やあ、どうも。私の名は太宰。太宰治だ。
そう名乗りを上げる元マフィアで現探偵社員の、異様な程に頭の良い自殺愛好家の男を御存知だろうか。
私はその男を前の人生で漫画を通して知っていた。そして、如何云うことか生まれ変わった私は其の男と成り、其の男と同じ人生を辿り、ヨコハマの地で今日も今日とて人助け……の途中で入水に丁度いい川を見つけたので衝動のままに飛び込んだ筈だったのだが……
「ーーーー助かったか…………ちぇっ。」
「「「ちぇっ!?!?」」」
「君たちかい?私の入水を邪魔したのは…。」
「……ん?そうだ!!!」
「今度こそ死ねるかと思ったのに余計なことをして呉れたものだ。…知らないかい?入水。自殺だよ。」
「「「「じ、自殺ぅぅぅ!?!?」」」」
「だ、駄目だぞ!自殺なんて!」
「そ、そそそうだ!!は、早まるんじゃない!!」
「おめー、死にてぇのか?なんでだ?」
「そうよ。もしかしたら何か力になれるかも知れないわ!」
辺り一面は青く輝く大海原。船に掲げられた麦わら帽子を被った海賊旗。
そして何より、目の前にいるこの四人…?を私は知っている。私が太宰治になる前に…
つまり私は、転生した後の世界から、また別の世界へとトリップしてしまった様なのだ。
私の異能で打ち消すことが出来なかったと云うのなら…要因は彼方ではなく、此方にあるのだろう。
まぁ、何方にしても、先ずは情報収集か。と、云う訳で…
「なんという可憐なお嬢さんだ…!私が今まで死ねなかったのはお嬢さんに出逢う為だったのかも知れない。否、きっとそうだ!という訳で如何だろう?これから私とこの大海原で共に心中しては頂けないだろうか…!」
「する訳ないでしょーが!!!!」
「この変態不審者ヤローが!!ナミさんの滑らかで美しい御手に触んじゃねェ!!殺すぞ!!!」
騒ぎを聞きつけて集まってきた残りの面々の中から、私を蹴り飛ばそうと走ってきた彼を軽く去なし、その後ろにいた黒髪の彼女の手を取り、再び心中に誘う。
「嗚呼、先程のお嬢さんも可憐だったが、これはまた何と美しい…。如何だろう。私と共に心中という名の逃避行に出掛けると云うのは。」
「魅力的な提案ね。でもお断りするわ。」
「そう…。それは残念だ。」
「テメーは!!ナミさんに触れて置きながらロビンちゃんにまでッッ!!!!」
「大体、テメーは誰だ。」
五月蝿く騒ぎながら脚技を仕掛けてくる彼の相手をしながら、更に後ろにいた剣士の男の問いに応えるのだった。
「私かい?…私は太宰。太宰治だ。」
「人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺が私の信条だ!だのに君達に迷惑を掛けたのは此方の落ち度。…何かお詫びをしたいのだが…生憎手持ちが一銭もなくてだね。」
「手持ちが無いどころか、この世界には家も仕事も何もかもが無いのだよ。いやぁ困った!
という訳で、私も暫くこの船に置いては呉れないだろうか。」
「何、こう見えて荒事には慣れているのだよ。お荷物には成りはしないさ。」
これが太宰治と麦わらの一味が最初に出会った数日前の出来事である。
そして数日間麦わらの一味と仲良くなり、ゾロ目の剣士とは酒で仲良くし、美味しい料理を作ってくれたコックに少々悪戯しながら、 シャボンディ諸島でお別れをした。
「なぁオサム! ここで別れねェで仲間になんねぇか!」
「それは実に嬉しいお誘いだか、仲間にはなれないね…だが数年後。また何処かで出会えたら、ルフィ君達の船に乗ってもいいかい?」
「ニッシシ!あったりめぇだろ! 」
数年後。
ワンピースの世界に慣れた頃、お世話になった麦わらの一味の船長であるルフィから聞いた、兄であるエースが処刑させることを耳にした。
「ふーん、 海賊王ゴール・D・ロジャーの息子が、あのエースねぇ… 」
「ま、ルフィ君の恩返しって事でルフィ君の手伝いをしに行こうかな。」
実質もしこの世界の主人公であるルフィ君と関わったら元の世界に戻れる方法が分かるかもしれないからね。後、ルフィ君の手伝いに加われば何処かで死ねそうだし!
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◯出てきてない亡くしてしまった友人
死んだ後此方の世界に転生した。
賞金稼ぎをしながら、海が見える家で小説を書いている…かも?
◯太宰治成り主
前世の性別は不明。成り代わり主だが殆ど太宰治成分で出来ている。
(性格や死にたがりな部分も)
【注】ここから少し変えた部分と追加した部分があります。⤵︎ ⤵︎
少しだがワンピースの漫画を読んだ事がある。その為、主人公のルフィの近くに入れば
元の世界への戻り方を探す、
手がかりが増えそうだからルフィの一味に世話になることに。