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最高すぎます✨️ 切り替え早いサノスも可愛い♡♡
前回の続きです😷❤️
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「お邪魔しまーす」⠀
そう言いながらサノスは部屋に入った。
(意外と広いなー。・・・やっぱりあいつのこと思い出してきた、どうしよう、泣きそう)
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ナムギュは泣きそうになってるサノスを見ていて何故かイライラしていた。ナムギュ自身も何故自分がイライラしてるのか分かっていなかった。いや、ナムギュは自分の心の中で分からないふりをしていた。
(・・・やっぱりその同棲してた人と恋人だったのかな)
なんて考えてたら自分は嫉妬しているのだと分かった。 でもこんな事をサノスに気づかれたら自分の下心がバレてしまう。それは絶対にバレてはいけないものだった。だからその心は隠したのだ。
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「アニキの事余計傷つけるかもしれないけど聞いてもいいですか?」
「・・・うん」
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「アニキってその同棲してた人と付き合ってたんですか?」
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「え?あ、えっ、、と、あれ?あ、、」
サノスは言おうとした言葉が言えなかった。サノスはハッキリと「付き合ってない」と言おうとした。言おうとしたと同時にサノスの中で疑問が浮かんだ。
(俺、あいつと付き合ってないじゃん。じゃあこんなに依存してるのは俺だけ?え、俺って気持ち悪いな。もしかしたらあいつは俺のことそんなに想ってなかったのかも、いつも俺からしか話しかけてなかったし、、)ナムギュはサノスがずっと何かを考えていて口を開かなくてもずっと優しい目でサノスの言葉を待っていた。
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「・・・つきあってない、、。」
ナムギュはほっとした。でも先ほどの表情と変えずに平然を装った。
(よかった、、これでアニキに優しくしていけば俺だけのものになる、、❤︎)
そんな事を考えている自分が気持ち悪いといつものナムギュなら思うだろう。でも今はそんな事を考える余裕は今のナムギュには無い。
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(じゃあ俺の一方的な片思いだったって事?確かにあいつ女遊び激しいし夜全然帰ってこないし、今まで手出してこなかったのもセフレがいたからか。)
そんな事を考えるとその人を思い出しても涙は出てこなくなった。サノスは諦めが早い性格なのだ。でもやっぱり今まで一緒に住んでいた人がいなくなるのは寂しがりやのサノスにとっては辛い事だった。そこでサノスは考えた。
(ナムギュとこれから住もうかな、なんて、迷惑かな、笑でもこのままじゃ寂しいから言ってみよう。)
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「ナムギュ、俺、これからの生活1人じゃ寂しいからナムギュと一緒に暮らしたい、、ダメか?」
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(なんて罪深い人なんだ。こうゆう時だけ名前間違えないのズルすぎだろ、笑)
ナムギュの口角は緩み、顔は紅潮していた。
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「勿論いいですよ、笑じゃあ必要な荷物こっちに全部持ってきといてください。来週までなら俺も手伝えるんで。」
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「・・・わかった!」
こんなにも飽きっぽい人はサノス以外に存在するのだろうか。自分に興味がないと分かった瞬間サノスは最愛の人を捨てた。でもこのままずるずる引きずるよりかはいい判断だったのかもしれない。
(あいつよりナムスの方が俺のこと大事にしてくれそう。)
遠くなった人よりも今近くにいる人の方が、なんて考えるのは酷いが、サノスはそうゆう人だった。
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あれから数週間が経ち、2人の新生活が始まった。
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サノス立ち直るの早すぎでしょ、、、💧
まぁサノスはそうゆう人なんだよね!🙂↕️🩷多分