注意
完全に作者の癖全開の作品です。
苦手な方は引き返してください。
白物語 赤×緑
「…………何してんだよ。」
手首を自身より大きい手で拘束されている。
「そろそろ本番入りたい」
「しないっつったろ」
「理由を教えてくれたら考えるけどさ、何回聞いても教えてくんないじゃん」
「別にどうでもいいだろ、しつこい」
毎晩のように夜の行為を迫られる。
その都度適当にはぐらかしているが本当に面倒である。
「したくないならその気にさせるし。」
「はあ?なにすんっ……」
彼の持っている猫のぬいぐるみ──もとい付喪からどろりとした液体が流れ出てくる。
触れたら眠りについてしまうため避けようとするも手首が動かせずにすんなりと飲み込まれる。
「大丈夫、痛くしないから。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ぬちゃぬちゃと如何わしい音を立てる。
「んっ……はっ、うぅ……」
小さく声を漏らしてはいるが決して起きることはない。
上手くいって良かった。
液体をローション代わりにしてナカに指を進めていく。
「もうちょっとかな」
一度もしたことがないためにまあまあ時間を使ったが準備はこれくらいで良いだろう。
「どうしよ、寝ながらか、起こすか」
寝ながら犯した方が色々と抵抗されなかったりと都合が良いが、途中で起こしてその時の反応を愉しむのも悪くない。
……待てよ。
ただ犯すだけじゃつまんなくない?
自分の能力で彼の体を弄び尽くしながら犯せば確実に良い反応を見せてくれる。
幸い九十九師として過ごしていく中で液体のカタチをある程度操れるようになったため、触手のように形作り彼の口、首などに巻き付ける。
「どんな反応してくれるかなぁ♡」
挿れるために細く引き締まった太ももを横に開く。
華奢な体型且つ筋肉質な部分も持ち合わせており、とても欲を煽り立てる体。
腰を掴んで一気に奥に挿れる。
ばちゅんっ!
「っはあ゙ぁ゙っ!!?♡♡♡なにぃ゙!?//♡あ゙〜っ!///♡♡」
あれ、意外とすぐ起きる感じか。
もう少ししてから起きると思ったけど成功してなにより。
「……はっ?//♡なにしてんだよ゙!!//♡ばかっ!!♡♡」
僕の背中に蹴りをいれるためか脚を動かそうともがいていたが、更に奥にモノを進めればびくんびくんと痙攣を始め抵抗をしなくなる。
「おい゙っ!///やめろ゙よ゙っ…!///♡♡♡いっだのっ////♡♡♡♡いっだから゙ぁ゛っ!!///♡♡♡♡」
そんな大きく喘がれたらもっと虐めたくなっちゃうってば。
彼の体に纏わせた液体を操る。
「あ゙っ///♡♡なんだよこれっ?////♡♡♡ひゃっ!?♡♡♡♡やぇ゙っ…///」
もっと可愛い声を出して。
もっと僕に堕ちて。
そう思い腹部にまで液体を這わせた時。
「ぁあ゙っ……//♡♡やぁ゙だっ…ぐずっ、ひぐっ…すばるのばかぁっ!!//」
「……あえ?ちょっ、えぇ!?あ、ごめん!!?」
突然ぐずりだす彼。
顔を真っ赤に染めて頬に雫を滴らせる。
慰めたくて手を近づける。
「触んな!馬鹿野郎!!」
「……緑間君、そんな僕嫌だった……?」
「…………ちげぇ……ぉ、みら……く…ね……だ…」
「え?」
ところどころ聞き取れない。
「なんて……?」
「だからぁっ……顔見られたくねえんだよ!!///」
ん?
……あんなに冷静沈着に戦える彼が?
あんなに強気で頼りになる彼が?
「恥ずかしかったから……?」
「……悪いかよ…//」
「いや可愛い。」
「…………はぁ?/」
「めっちゃくちゃ可愛い、え、好き。」
言葉に詰まった様子で耳まで赤く染める彼。
何か言い返そうと唇をはくはくと動かしている。
これまた初めて見る一面。
「ごめんね、でも、もう一回抱きたい、良い?」
「いや、もう十分したろ……」
「今してくれたら今度デート連れてくよ?」
「……ちょっとだけだから、な//」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「あぁ゙っ!//♡♡♡♡そこっ、んっ//んへぇっ♡♡すばるぅ……すきぃ♡♡」
「嬉しいこと言ってくれるじゃん…///」
ナカに出した精液と彼の体液でごぽごぽと音を鳴らす。
「もっときてぇ……//♡♡すばるっ…♡♡♡ね、はやく♡♡♡」
「〜っ、可愛すぎだって♡」
「んお゙お゙っ!!?//♡♡♡♡すばっ、へんなとこきてる゙っ♡♡♡おがしぃって//♡♡♡」
「もっときてほしいんでしょ♡い〜っぱい突いてあげる……♡♡♡」
甘えなど一切されたことがないのに、今はこんなにも甘えてくれて。
「んぁ゙〜っ!!?///♡♡♡♡♡ぁ、あっ…♡あぁへっ♡♡あ゙ぅ゙…♡あへぇ♡♡♡あ゙〜……////♡♡♡」
「朝までしよーね?♡」
「わがった……///♡♡すばる、すきっ♡♡♡」
快楽に堕ちた彼の首に自分の口を近づける。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
重い。
体に何かがのしかかっている。
瞼を持ち上げると変哲もない天井のみ。
いや、茶色をした髪の毛も僅かに映っている。
つまり彼の寝相が悪すぎて自分にのしかかっている状態。
てか何でコイツが?
……そうか。
アイツと……///
自然と顔に熱が集う。
俺が受け入れる側で。
泣き顔まで晒して。
何の拷問だよ。
今彼が目を覚ましたら色々気まずい。
先にベッドから出よう。
体勢を変え床に足を着けた瞬間床にどさっと座り込む。
立てない。
「は……?」
いや、なわけ、たまたま力が抜けただけ……
そう思い何度も立とうとするもやはり力が入らない。
「……んん、おはよ」
「ん、悪ぃな起こして」
「……どうしたの?」
そうこうしてるうちに起きてしまったようだ。
「もしかして立てない?」
「ぁ、いや、全然立てる…」
「激しくしすぎると筋肉とかに負担かかるから歩き方変になったり立てなくなったりするんだよね」
「にしてもお盛んでしたねぇ?♡」
「なっ!?//お前が一方的にしてきただけだろ……」
「僕だけじゃないもん、ほら。」
こちらを見るために体勢を変えて服の襟をずらす。
噛み跡?
鮫のようにギザギザとしていそうな歯型。
しかも歯型の他に虫に刺されたような痕もある。
「これぜーんぶ君が僕に付けてくれたんだよ?」
「なわけ……」
そう言うと彼がスマホを操作しだす。
途端に音声が流れ始める。
『 んぁ゙〜っ!!?///♡♡♡♡♡ぁ、あっ…♡あぁへっ♡♡あ゙ぅ゙…♡あへぇ♡♡♡あ゙〜……////♡♡♡』
!?
『朝までしよーね?♡』
『わがった……///♡♡すばる、すきっ♡♡♡』
何だよこれ!!?
「お前これは……」
「えっちしてたときの君」
「いやこんな記憶ねえよ!!」
「途中トんでたもんね〜」
「本当はもっとイチャイチャしたい?w」
それはそうだけども。
図星を突かれて腹立つ。
「てか勝手に録音すんな!!気持ちわりぃ!」
「あ、デートの話だけどさ、今日腰痛そうだし明日行こっか。」
「おい、話逸らすな」
「行きたいところあったら言ってね、準備するから」
「あー、もう好きにしやがれ……」
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素っ気ないなあ。
でもえっちしたときにいっぱい本音聞けたし。
恋人繋ぎ、ペアルックのアイテム、あっちからのハグ、その他諸々がしたいとか何とか。
彼の好みが分からなければえっちの度にトばせて本音を聞けばいいし。
もちろん毎回激しくはしない、彼の大きな負担にはなりたくない。
「おぶってくから朝ごはん食べに行こ?時也君もう作り終わってると思う」
「ん」
できる限り彼の支えになってあげたい。
付き合いたてですれ違いとか喧嘩とかそのうち色々あると思うけど仲良くやれている今を大切にしたい。
明日もこんなあったかい日がくるとうれしいな。
End
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