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養成室。 加四六。
「それじゃあ、俺用事あるんで、先失礼します」「おっつ〜!!」「、、お疲れ様、、」俺と狂唖は墻音にそう返した。「どうした、狂唖、偉いご機嫌斜めだな」「だって墻音最近俺に隠れてこそこそなんかしてるんだもん!!1人で帰るはめになるし、夜遅くに帰ってくるし、、仕事が終わってんならさっさと帰って来てよ〜!!」「あらら、何してんだろ、浮気??」「墻音がする訳ないじゃん、俺というものがいながら」「、、それもそうか、なんだろ」
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資料室。 墻音。
「あ、それでこの式をここに代入と、、」「ハイ、計算ややこしいんで、ミスらないように気おつけてください」「は、ハイ、、!!」「、、、、」坂沼さん、、思ったよりハイペースで頭に勉強が入ってるな、、これなら1級合格も夢じゃない、、「、、、、」けれど、、「、、坂沼さん、ちょっと先外しますね」「え、あ、ハイ」
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資料室前。
ガチャ、、。「、、、、」そういや、、狂唖に冷蔵庫にケーキあるの言い忘れてた、、「、、なんですか、、最近そこで居座って、、」「、、たまたまだ、、休憩してた」「嘘つけ」俺はそう桐生に返した。「、、坂沼は、、1級に合格できそうなのか、、」「、、勉強は申し分ないです、俺が教えてますからね」「うわ、腹立つ」「でも体術が心配ですね、、bloodの割には筋肉量が少ないし、何より瞬発力が弱い、、1級の戦力試験は下手すれば普通に死にますからね、、まぁ、死んだら狂唖さんのせいになるんで、無理だと判断したら辞退させますけど」「、、そうか、、」「、、まぁ、、坂沼さんと同様、剣の屍武器を操る人が手合わせしたら、成長するかもですね」「、、他をあたれよ、、俺は後輩の世話なんて見れない、林太郎にでも頼め」「、、あぁ、、そう」
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組織廊下。 一。
「、、、、」、、21時か、、「、、、、」
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3年前。 一16歳。
「だから、やっぱり墻音は狂唖幹部のことを恋愛的な目で見てる」「見てねぇわ、頭沸いとんのか」墻音はそう鳩尾に返した。「あ!!着いた!!ここのラーメン屋だ!!」林太郎はそうでかい声を出して言った。「久しぶりに4人できたな、、まぁ、今日は鳩尾の1級合格祝いだ!!楽しもうぜ〜!!」林太郎はそう、俺の肩に腕を回した。「うぉ!!危ないな、、!!」「ハハッwwすまんすまんww!!」「、、、、」俺たち4人はどの世代よりも優秀だと言われてた、、組織1の古株の竹口幹部の甥っ子の林太郎、両親共に組織勤めで英才教育を受けた鳩尾、、そして、遊馬さんに次ぐ人類最強と言われた墻音、、「、、、、」でも、俺には何もなかった。組織に入ったのはただの憧れだった。俺の両親は普通のサラリーマンと専業主婦、、普通の家庭に生まれたのが俺だ。
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組織。 後日。
「、、、、」後日、遊馬さんの団で務めていた班長が死んだ。理由はbloodによる集団リンチだった。「、、、、」、、今遊馬団に1級団員って、、「、、、、」林太郎、、か、、俺はまだ2級だし、、「、、、、」
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次の日。 組織。
「は、、1級試験、、??」「ハイ、お願いします、、!!」俺はそう狂唖さんに頭を下げた。「、、いや、お前にはまだ無理」「、、!?な、なんでですか、、!!」「うるさいな〜、受けさせるかどうかは俺が決めるんだから〜、もうちょい強くなれ〜」「、、っ、、時間がないんですよ、、!!」俺は狂唖さんの肩を強く掴んだ。「、、!?え、痛っ「おい」「、、!?」「、、離れろ、、何してんですか、、」そう言ったのは墻音だった。隣には遊馬さんもいた。「、、、、」俺は狂唖さんから離れた。「、、ご、ごめんなさい、、幹部、、でも、、俺、、」俺は、、「、、狂唖、一回こいつに1級試験を受けさせろ」「、、!?は、ハァ!?」「桐生、一回受けてみろ」遊馬さんはそう俺に言った。「、、!?い、いいんですか、、!!」「あぁ、、だが約束だ、、狂唖が辞退しろと言ったら必ず辞退し、試験を中止にしろ」「、、は、ハイ!!」「え、嘘、ちょ、翠待って!!」狂唖幹部は遊馬さんを追った。「、、、、」「、、よかったな、、頑張れ」墻音はそういうと、狂唖幹部について行った。
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1級試験、筆記テストは得点を9割取れた。上出来だった。狂唖幹部も驚いていた、喜んでいた。「、、、、」いよいよ戦力試験、、このゲートの中にある怪物を倒す、、これさえできれば、、「、、、、」、、遊馬団の班長になるのは俺だ、、!!ゲートのドアが開くと俺は中に入った。「、、え」
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一瞬だった、、怪物に殴られ、訳もわからなくなった。ずっと狂唖幹部が撤退して辞退しろと言っていたのは覚えてる、、けど、むしゃくしゃして、俺はいうことを聞かなかった。屍武器が壊れて、腕が折れて、、それでも俺は素手で怪物に殴りかかったことを覚えてる、でも、、勝てなかった、、倒れる寸前に遊馬さんが来て、俺が手も足も出なかった怪物を一撃で倒したのを覚えている。
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医務室。
パァン!!!!「、、っ、、」「、、!!何死にたいの!?なんで撤退しなかったの、、戦力試験最中のゲートは中からしか開けられないの、、外から助けが来るにはゲートを突き破らないとダメなの、、!!俺何回も言ったよな!!ボロボロになる前には絶対に戻ってこいって!!死ぬ間際まで戦うなって!!」「、、、、」狂唖幹部は俺のためを思って叱ってくれた。それもそうだ、俺が悪い。完全に。「、、死んだら自分の責任になるからってそんな怒鳴んなよ、、」「、、、、」俺はそんな言葉しか出てこなかった。「、、もういい、、お前なんて怒っても無駄、、もうちょっとで試験結果出るから、安静にしてろよ、絶対そこから動くなよ」そう狂唖さんは勢いよくドアを閉め、部屋を出た。「、、、、」
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め、、はじめ、、「、、ん」「よぉ」「うぉ!?」「あ、ごめん」目が覚めたら林太郎が隣で寝ていた。「な、なんでお前らいるんだ、、」「ん、狂唖幹部から話聞いて、大丈夫か??」「、、まぁ、、」「、、そうか、、でも、まぁー、、次があるって!!大丈夫大丈夫!!!!」「、、、、」大丈夫か、、「筆記テストは頑張ったじゃないですか」鳩尾はそう俺に言った。「、、まぁ、、」筆記は、、「、、次頑張れ」墻音はそう俺に言った。「、、次、、」、、次、、「あ、そうだ、怪我治ったらラーメン食べに行こう!!一にぴったりな店見つけたんだ!!」林太郎はそう俺に近づいた。「、、??一??」「、、っ、、お前らはいいよな、、恵まれてて、、」「、、え、ど、どうした、、」「林太郎はいいよな!!竹口さんの甥っ子ってだけで周りから期待されて、鳩尾は英才教育受けて、裕福に育って、墻音は1番いいよな!!元々才能あって、恵まれてて、その上狂唖さんにとことん気に入られて、、」「、、は、はい??」「、、、、」「、、、、」「、、ど、どーした、一〜!!俺たちは、、」「、、っ、、」ドガァン!!!!「、、!?お前何して、、!!」俺は林太郎に殴りかかった。「うるせぇ!!本当は哀れに思ってんだろ!!この4人で俺だけ落ちこぼれだもんなぁ!!」「落ち着けって、、!!一!!」墻音は俺を押さえた。「離せっ、、っ!?え、、」林太郎を見ると頭から血を流していた。「、、え」「あ、あぁ!!り、林太郎さっき任務から帰って来たばかりで、、頭怪我したって、、り、林太郎!!林太郎!!」「、、え、、」任務から帰って来たばかり、、それで、、怪我の手当てより、、先に、、俺を励まして、、「、、っ、、林太郎!!林太郎!!」
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後日、俺の試験不合格と同時に林太郎の遊馬団に班長任命が正式に発表された。俺は1年間、謹慎処分となり、復帰して、2日後。再び1級試験を受け、合格した、、高得点合格、、しかし合格した日、4人でラーメン屋に行くことはなかった。
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現在。
「、、ハァ、、」、、坂沼が1級合格した時、、殴っちゃったらどうしよ、、「お、桐生じゃぁぁん〜!!」「、、橘幹部??」「仕事終わりのコーヒーは美味ぜぇ〜」「それココアですよね」「まぁ」「、、幹部」「、、??」「、、今俺が思ってるかも話していいですか、、」「、、ん??」