この作品はいかがでしたか?
3
この作品はいかがでしたか?
3
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
16
もうお昼か、
お昼ご飯はどこで食べようかな。
こっちの方は、お店が少ない。
さっきのコンビニか、
スマホで調べてみると、
近くに、ファミレスがある。
『お昼は近くにファミレスがあるけど、そこでいいかな?』
琥珀さんに訊いてみる。
『うん、大丈夫だよ、』
琥珀さんは笑顔で言った。
琥珀さんと手を繋いで少し歩くと、
そのファミレスが見えてきた。
琥珀さんと、ファミレスに入る。
何を食べようかな、
僕はハンバーグステーキにしよう。
注文して、届いたハンバーグを食べる。
午後は何をしようかな、
そうだ、
もう少し先へ進めば、水族館の近くに行けるはず。
あそこら辺は、おしゃれなお店がたくさんあった。
琥珀さんも行ってみたいと言ってくれたので、試しに言ってみよう。
1つのお店に入ってみる。
そこは、アクセサリーショップだった。
シーグラスを使ったアクセサリーも売っていた。
色々見ていく。
と、
綺麗なネックレスがあった。
琥珀さんに似合いそう。
でも、
琥珀さんは今も、ネックレスをつけていた。
綺麗な銅色のネックレス。
そういえば琥珀さん、寝る時もつけていたような…
そんなに大事なんだろうか。
『どうしたの?琥珀の胸に何かある?』
『いや、なんでもないです。』
『もしかして…』
『違います!』
見ているのをバレてしまった。
いや、胸は見てないけど、
『このネックレス?』
琥珀さんが、僕の前にあるネックレスを見て言う。
琥珀さんに似合うかなと思っていたものだ。
『でも今、このネックレスがあるから…』
まぁ、そうだよね。
チラッ
失礼ではあるけど、一部塗装が剥げており古そうだった。
『琥珀さんはそのネックレス、大切にしてるみたいだね。』
『うん。ずっと大切にしてるの。』
琥珀さんが、ネックレスを見せてくる。
やっぱり、大事なんだろうな。
なら、ダメか。
でも昨日、給料をもらったし、
琥珀さんにはたくさんお世話になったからな…
だとしたら、
このイヤリングは?
琥珀さんは髪が長いから見えないか、
これは…
指輪?
手に取って、見てみる。
銅色のリングに白い花の模様が入っている。
これならいいかも。
『えぇ!ゆ、ゆ、ゆびわぁ!あ、ああ甘ちゃん、結婚するの?』
『えと、琥珀さんに似合うかなと思って…』
え?
結婚⁉︎
指輪=結婚なのか⁉︎
『琥珀に?甘ちゃんなら嬉しい!』
琥珀さんは嬉しそうだけど…
調べてみる。
‼︎
まじか!
や、やめとこう…
なら、
このヘアピンならどうだろう。
白い花がついたヘアピン。
この白い花は、この島で有名らしい。
これならいいかも。
大丈夫だよね?
『こ、このヘアピンはドウカナ?』
ちょっと心配になってきた。
『ゆ、指輪がいいな…』
琥珀さんがボソリと言った。
『ゑ?』
琥珀さんは指輪を持っていた。
『〜っ!』
やらかした。
盛大にやらかした。
もう、ダメかもしれない…