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『二章 青春、すなわち復讐』
【19時 2番ビル内】
19時、集合の時間になった
荒「お!ミライ!ちょうどピッタリだな!」
柳「お、他のみんなは?来なかったのか?」
荒「先に行ってるぞ」
柳「早くないか?」
荒「まぁな、みんな計画性があるからな」
そういう話か?
そう思いながら、瑞稀とエレベーターへ乗り込んで温泉へと向かった
【温泉】
荒「うぉぉ!すごいな!めちゃくちゃ広いぞ!」
柳「綺麗だな!」
広くて綺麗な大浴場、思わずテンションが上がった
弓「2人とも、遅かったな」
柳「嵐も来てたのか!」
弓「ちょうど暇だったから…」
荒「おい!由鶴も来てたのか!」
天「悪かったな、俺が来て」
荒「…あ、そうだ。あっちにサウナがあったんだけど、勝負しないか?」
天「勝負?」
荒「どっちが長く我慢できるか」
天「…いいぞ。飯田橋も行くぞ」
飯「えっ…な、なんで僕も?」
天「…」
荒「よし!じゃあ決定だな!飯田橋も参加するんだな!」
飯「一言もそんなこと…」
チ「…俺が審判やります」
荒「まじ!?ありがとうな!」
飯「本当にやるの…?」
飯田橋は手を引かれながら、他の3人と共にサウナ室へ入っていった
柳「あーあ、連れてかれちゃった」
弓「飯田橋君も災難だな、巻き込まれて」
柳「…そういえば、嵐は超高校級の弓道部だったな」
弓「それが?」
柳「いや、弓使える人ってかっこいいよな」
弓「いやいや、俺は超高校級に選ばれただけでそこまで才能は…」
柳「そんな謙遜してるけど、充分すごいじゃないか」
蛇「…俺もお隣いいですか?」
柳「いいぞ」
弓「どうぞどうぞ」
蛇「突然なんですけど、この後お二人はやるんですか?定番の遊びを」
弓「?なんだそれ」
蛇「覗きですよ、このぐらいの年の人はやると聞いていて」
柳「どこで聞いたんだよそれ…やらないよ」
弓「…普通やらないけど、修学旅行とか行ったことない?蛇足は」
蛇「えっと…うちは貧乏だったもので、修学旅行に参加するお金がなかったんです」
蛇「それで…今日が初めてなんです。こうやってお風呂に入るのも、青春っぽいことするのも」
柳「…」
弓「…」
荒「なら、やるしかないよな!」
柳「うわっ!いつの間に!」
荒「…俺が負けたんだ。熱すぎて耐えられなくてな」
蛇「飯田橋さんと天谷さんとチハヤさんは?」
荒「まだサウナ室、飯田橋は死にそうな顔してたぞ」
弓「それ大丈夫か?サウナで死んで学級裁判とか洒落になんないぞ」
荒「チハヤがいるから大丈夫だ、流石に死ぬことはないだろ」
荒「それで、覗きだろ」
蛇「はい…」
荒「やろうじゃないか!ちょうど隣に女子がいるからな!あっちは風呂で女子会中だ!」
弓「あ、本当にやるんだ」
柳「まぁ、いいんじゃないか?」
蛇「大丈夫ですか?超高校級の警察もいるのに」
荒「あいつタバコ吸ってるし、一般人殴ってるから大丈夫」
そして俺たちはなぜか女子の風呂を覗きに行くことになった