宝石の国パロディ 菊耀
⇢ 宝石の国について
この作品は 6度に及ぶ流星の飛来によって
あらゆる陸地が海に沈んだ遠い未来で
最後に残った島に生まれた宝石達の物語です
宝石達は粉々になっても破片さえ集めれば
再生する体の持ち主で、自分たちを装飾品にしようと
天から襲いかかってくる『月人』と戦っています
死の概念などはなく、身体の成長や老化もないです
実質不老不死!宝石達の中には3600歳もいます(笑)
彼らが生物のように動けるのは 体内に存在する
『インクルージョン』という微小生物の
おかげで 破片を失った場合 失った
インクルージョンに応じる分だけ記憶を失います。
↑ これ大事です()この小説のメイン部分です
次に月人について
空に現れる『黒点』の兆しと共に、
宝石たちを装飾品にしようと襲いかかってくる敵です
襲いかかってくる月人には2種類あり、
中央にある仏像を破壊すると倒せる旧式と
破壊しても倒せない新型があります。
新型については 、『先生』の攻撃にて倒せます
『先生』とは 、宝石たちを束ねる存在で
生まれたばかりの宝石達の見た目を整えたり
学問を教えたりする、父のような存在です
全然この話には関係ないです()
次に 『ルチル』という宝石についてです
彼は医務担当の宝石で 、主に戦闘で割れてしまった
宝石たちの身体の修復をします
彼もこの小説で冒頭のみ出てきます
本当に詳しく知りたい場合は
調べて貰えると助かります 🙏🏻💫
僕のも主にpixiv大百科からの引用です……有難い
思い付きによる殴り書きなので
とても雑なところがあります ……
ある程度宝石の国について
理解できなかったです、という方の閲覧は
あまり推奨できないかもです 。
多少理解出来た!という方のみ
スクロールしていただけたら幸いです
__ ああ 、どうしてこうなったのか
いつものように黒点の兆しが出て 、月人がやってきた
それまでは普段と何ら変わらぬ光景だったのだ
共に見張りをしていたフェリシアーノが
先生へ報告に 、同じく見張りの菊と我が対応
が 、途中で菊が何かに気を取られ
多少の隙を月人に見せてしまった
それがいけなかったのかもしれない
月人は隙あり!と言わんばかりに菊目掛けて
攻撃の矢を飛ばす 。
そんなところを見て
思わず体が動き出してしまった
「菊!!」
「耀さッ」
〘 バキンッ 〙
鈍い音がなり 、
我の体はたちまち割れていく
菊は…幸い割れていないようだった
…
そこで意識はとだえた
_
〘 カチッ 〙
そんな音が聞こえた時
我の意識は戻った
「 ああ、耀 気が付きましたか? 」
「 めんの為お聞きします 私の名前 、分かります?」
「 、ルチル ある」
「 良かったです 、何があったか覚えてますか? 」
「 月人と戦った 、とだけなら覚えてるある 」
大方のことは覚えているのだ
見張りをしていた時に黒点が見えたから
先生が来るまでに対処しようとして
…誰かを庇って 、割れた 。
「 えぇ、そうですね 」
「 貴方が割れた後に 、菊が月人を倒しました 」
きく
キク
菊を
庇って … ?
「 、すまんあるが 」
「 菊って 、だれ あるか 」
「 ああ… そこの記憶が抜けてましたか 」
「 菊について 、ですか … 」
「 本人に説明してもらった方が早そうですね 」
「 ああ、もしかして 」
「 さっきからそこで覗いている奴が菊あるか? 」
そう指摘すると 肩を跳ねさせ 、
気付かれたのが恥ずかしかったのか
菊はあわあわとしていた
「 … すみません 」
「 ふふ 、構わんあるよ 」
「 我こそごめんある 、
菊のこと なにも覚えてねーあるよ」
「 いえ … 私が貴方の破片を取りそびれたから 」
「 そんなの気にしないで良いあるよ!
その 、割れた部分は月人に取られたあるか? 」
「 いえ 、耀さんの破片を回収しようとしていた
ところを私が倒したのですが 、その拍子に
近くの海に破片が落ちてしまい …」
「 ということは … 」
「 はい、何名かが破片を
探しに行っていると思います」
「 あいやあ…申し訳ねーあるな 」
「 よいしょ、と… 」
まだ体を閉じたばかりだからか
少し足元がふらつく …が
おぼつかない足取りで 菊の元へ向かう
「 どうしましたか、耀さん…? 」
「 んー ただ少し 今はお前と
居たいなとおもっただけある 」
「 そう 、ですか 」
「 なあ菊 。丘の方 行かねーあるか? 」
「 え 、ああ … 」
今はもう日も暮れてきて 、
月人が来る気配は無さそうだ
「 …分かりました 。」
「 菊は なにで出来てるあるか? 」
「 私は… オブディシアン 、です 」
「 ふぅん… 」
「 あっ 、我の体のことは知ってるあるか? 」
「 …いえ 、教えて貰っても? 」
「 ふふん 、我の体はな
レッドスピネルあるよ 」
「 耀さんに 、とてもお似合いだと思います 」
「 そうあるか? ふふ 、謝謝 !」
「 なあ 菊 」
「 記憶が抜ける前の我は
お前の事をどう思ってたあるか 」
「 さあ。ただ 、良く ″ 弟 ″ と仰っていました 」
「 そうあるか 、」
「 ええ 、」
「 耀さん 、そろそろ… __ 」
、
耀さんの 綺麗なレッドスピネルで
出来た髪が 夕日に透けて …
つい 見惚れてしまうほど
「 美しい 、…」
「 ? なんか言ったあるか 、?」
「 すまんある 我少しぼーっとしてたある …」
「 いえ 、独り言です …
そろそろ 中へ戻りましょう 」
「 明白了 ! 」
後日 、耀さんの破損部分は発見され
私のことも無事に思い出してくれました 。
ただ 、私を知らない耀さんは
私がまだ幼い宝石の頃の彼によく似ていて …
少し 懐かしい気分になりました 。
コメント
2件
宝石の国パロ?!ヘタリアの宝石の国パロはあまり見たことがないから嬉しい、!!王耀が記憶がなくなった時の菊はあまり慌てず優しい対応でやってくれるとか最高すぎます😊👍(意味がわからなかったらすいません)