人工知能
ちぐちゃん今回一人称僕です
“アイの歌声を聴かせて”っていう映画見て思いついた
6000文字超えちゃった
ak:え、ロボット!?
tg:はいっ!
6月のある日学校に行くと
転校生がやってきた
青髪青目の綺麗な顔立ちの男の子だ
tg:ちぐさですっ、よろしくお願いします!
自習時間になり、次々と話しかける生徒達
俺もその中に混じっていた
Mob:何処から来たの~!?
tg:鳴瀬研究所です
Mob:誕生日いつ~!?
tg:1ヶ月前に生まれました!
にこにこしながら質問に答える転校生
流石のクラスメートも違和感を覚えただろう
1ヶ月前に研究所で生まれた
意味が分からない
kt:えっと、君って人間?
pr:いやその質問は失礼やろ!
親友の1人が質問をし
別の親友が突っ込む
…いや流石にそれは失礼だよ、けちち
tg:いいえ?
tg:僕はロボットです!
…
全員の思考が停止する
ろぼっと?
robot?
機械?
ak:え、ロボット!?
tg:はいっ!
生徒:…はぁぁぁぁぁぁ!?
mz:聞いてないんだけど!?
at:あれ、言ってなかったか
kt:もぉぉぉぉ!!
tg:どうして怒ってるの?
kt:先生が大事なこと教えてくれなかったから!
tg:教えてくれなかったらみんな怒るの?
kt:まぁ人によるかな…?
tg:なるほど!
at:お~いもうすぐ一限目始まるぞ
ak:えっ、みんな急げぇ!
最初の教科が保体なので
急いで男女別の着替え場所に移動する
tg:みんな何処へ行くの?
mz:着替え場所!
pr:ちぐさは体育服持ってきてないん?
tg:あぁ、博士に持たされたこの服かな?
ak:それだ~!
kt:それ持って急いで体育館ステージ裏に行くの!
tg:急いで?
tg:分かった!
何か嫌な予感がする
そう思ってたら
《ごぉぉぉぉぉぉ
待って待って
此処学校だよ!?
ak:ジェットは危ないって!?
tg:え?
tg:でも急いでるんだよね?
ak:此処学校だから!
ak:危ないから!
tg:そうなの?
ak:そうなの!
tg:分かりました!
危ねえってマジで…
残りの3人ぽか~んってしてるし
ここ広い学校で良かった…
えちょっと待って
良くない良くない
ak:急がなきゃじゃん!?
一限目まであと8分
しくじった
pr:よし、
pr:走れぇぇぇぇ!
8分後
良かった間に合った…
tg:大丈夫?
tg:スゴい息切れしてるよ?
mz:あぁ、大丈夫大丈夫…
at:おいお前ら始めるぞ~
今日の保体は陸上
ロボットのちぐさくんはちゃんと走れるのだろうか…
と思ってたら
Mob:ちぐさ速くね!?
Mob:あれちゃんとロボットなのか?
Mob:あ、ロボットだから速いのか…
やっば
100mを3.7秒
人間業じゃないって
あ、ロボットだった
なんだかんだやっと授業が終わり
着替えて教室に入る
Mob:ねぇちぐさくん!?
Mob:ちぐさくんを作った人って何者なの!?
tg:とあのこと?
tg:とあはスゴい人なんだよ!
tg:だって君たちと6つ歳が違うだけなのに俺を作ったんだから!
tg:あ、そういえば
tg:あっきぃ、まぜ太、けちゃ、ぷりっつ、あっとって人たちによろしくねって言ってたような
tg:知り合い?
よく知ってるよ
だって
幼馴染だから
喧嘩して別れたっきり会ってない
けど
上手くやってたみたい
良かった
tg:そういえばなんであっとくんとも知り合いなんだろう
tg:歳違うのに
at:俺はね~
at:実はこいつらと幼馴染なんだよ
at:まぁ3つ歳は離れてるけど
tg:へぇ~
at:アメリカで飛び級して、こっちで先生してんの
tg:じゃあスゴい人なんだ
at:スゴい人…✨
ん?
なんでちぐさくんは俺たちのこと知ってるの?
とあに名前は教えてもらっても
顔は分からない筈
現にまだ自己紹介してないんだけど
あと何故学校に来てるのか
分からない
pr:なぁちぐさ
pr:いっこ聞いてええか?
tg:ぷりちゃん?
tg:いいよ!
pr:なんで俺たちのこと知ってたん?
pr:なんでロボのちぐさが学校にいるん?
ぷーのすけたちも同じことを考えてたみたいだ
神妙な顔をし乍答えを待っている
すると急にちぐさくんが笑う
でも目は笑っていない
tg:それは
tg:“命令”ですか?
予想外なことにちぐさくんからの質問返し
命令という単語に言葉を失う俺達
すると
二限目開始を意味するチャイムが鳴る
tg:あ、始まったチャイムじゃない?
tg:急がないとっ
こういう部分は人間にしか見えない
ちぐさくんはなんで
そんなに
人間みたいな仕草をするの?
そうした疑問が残ったまま
半年が過ぎた
12月24日
クリスマスイブ
終業式の日
ちぐちゃんは学校に来なかった
来たのは
ある連絡だけ
at:ちぐは…
at:解体されることになった
え?
なんで?
ちぐちゃんは何か悪いことしたの?
でもロボットだから
何か命じないと何もしない筈
kt:なんでよッッ!?
mz:意味分からない…ッ
mz:彼奴は唯の人間みたいに過ごしてただけッ、
まぜちがそう言い
みんなが気付いた
at:そう
at:“人間みたいに”過ごしてた
at:それが駄目だったんだよ
ロボットは所詮は機械
“人間みたいに”自我を持ってたら駄目なのだ
機械は機械らしく人間の言うことを聞くべきだ
そう考えた野郎共が解体しようと言ったのだろう
でも
pr:とあは何て言ってんだよッ、
pr:おいあっと、ッ
pr:お前知ってんだろッ!?
あっとも幼馴染
でも教師という大人の世界にいる人
だから何か知ってたら教えてほしい
at:そういえば言ってなかったな…
at:…とあはッ
at:ちぐを作ってから亡くなってるんだよ…ッ
は?
どういうことだ?
亡くなった?
あの
腹黒で
生意気で
でも優しい
とあが?
kt:嘘…でしょ?
at:嘘だったら良かったのにな…、(作笑
mz:…ッッ、
mz:鳴瀬研究所に行くぞ
ak:え、ッ?
mz:此処でそわそわしてても仕方がねえ
mz:解体される前にもう一度ちぐに会って確かめてやる
pr:…それええやないか
pr:研究所に行けばとあのこと何か分かるかもやしな
確かにそれなら…!
でも頭の中で
危険
この2文字がよぎる
また会いたい
だけどバレたらヤバいかも
それに
あっとも反対するかもだし
at:で、行くのか?
at:行くのなら
at:俺も行くぞ
予想外な言葉が聞こえた気がする
あっとも来てくれるのか
なら
ak:行くしかないっしょ!
tg.side
僕は
ロボットとしてこの世に生まれたとき
とあから
僕は自立した個体だって言われた
何故かは僕が1番分かってる
だって
僕は
実際にいた人間から
記憶を持ってきてるんだから
前の“僕”は
とあの7歳上のお兄ちゃんで
みんなとよく遊んでいた
小さい頃のみんな可愛かったなぁ…
でも
とあが11歳で
あっとくんが8歳で
あっきぃたちが5歳で
僕が18歳のとき
僕は
鳴瀬ちぐさは
心臓病で死んだ
元々
心臓が悪かったから
でも
15歳までしか生きれないと言われていたから
僕にとって
長生きした方だけど
それから10年後
とあは20歳になって
“ちぐさ”を作って
この
“メモリーカセット”を入れた
とあは
ある命令を出した
それは
“第2の人生を楽しみなさいっ!”
ということ
だから
学校に入った
久しぶりの高校生は
とても楽しかった
でも
とあには先輩博士がいて
その人はとあに嫉妬していて
僕が何かやらかすのを待ってて
僕が学校で自分勝手にしてるのを聞いて
“解体だ”って言った
その時
とあは
もういなくて
味方が
いなかったから
従うしかなかった
そして
今は
メモリーカセットをパソコンに移動させてる
だから
目の前に僕がいるみたいな感じ
面白い体験だよ
とあってば
僕のことイケメンにしちゃって…
解体する際は
このカセットも壊すらしい
だから
2度目の“死”を
体験することになる
前回は苦しかった
辛かった
でも
今回は
苦しくもないし
辛くもない
だから
“残念だな~”
くらいの気持ちで逝ける
僕にとってついこの前までみんなは子供だったから
高校生になったみんなを見れて大満足だったし
正直悔いは無いな…
そう思ってた矢先
at:ここかッッ!?
mz:あ、いたッ、!
おや?
みんなが来たみたいだ
歓迎したいけどこの“カラダ”じゃ話せないからな
《ぴーっ、ぴーっ
あれ…
やばっ、充電切れ…!?
こんなときに…、か
…これも運命かな
ごめんね、みんな…
ak.side
ちぐちゃん
やっと見つけた
ここに来る間
ずっと考えてた
何故人間みたいな行動をするか
既視感の正体は何からなのか
何故“博士”じゃなくて“とあ”呼びなのか
とても不思議だったんだ
ちぐちゃん
君は
貴方は
とあの
お兄さんで
俺たちの
幼馴染で
10年前
心臓病で亡くなってしまった
あの
大好きな
“ちぐ兄”
なの?
at:ちぐッ、?
at:起きろってッ
mz:まさかもう内部は解体されたとか、!?
pr:嘘やろ…
kt:それは大丈夫みたいだよ
kt:ほら、このパソコン見て
kt:予定表っぽいんだけど
kt:まだ解体するのは3日後みたい
kt:でも今日回収するっぽい…
ak:けちち…珍しく冴えてるね
kt:当たり前だよ
kt:“ちぐ兄”とまたお別れなんて…耐えられないよ
mz:ふっ…
mz:やっぱ思い出してたか
at:てことはまぜも?
pr:え、あっとも?
ak:ぷーのすけも!?
pr:全員思い出してるやん、(笑
そっか
みんなも
ちぐ兄が
大好きだったんだね
まぁ
当たり前か
ちぐ兄は
とても優しかったし
視覚障害を持ってた俺にも
普通の人と変わりなく接してくれた
だから
あの人は
幸せになるべきなんだ
だから
ak:起きてって…
そしてある事に気付く
ak:メモリーカセット…
pr:ッッ!
pr:それや!
pr:それがあれば
pr:“カラダ”は無くともちぐは生きとる!
pr:唯何処にあるかなんやけど…
pr:工場とかにあったら終わるな…
流石機械が得意なぷーのすけ
この部屋にあるだろうか
てか…
at:めっちゃ汚いな此処
あっととは気が合う
正直めちゃくちゃイラついてる
A型だからかな
超片付けたい
ak:掃除してぇ…
kt:わかる
mz:でも時間も時間だしな…
pr:ほぇ?今何時?
at:14時過ぎ
朝から探してたのにもうそんな時間!?
ak:けちち、その予定表に此処に来る時間とか書いてある!?
kt:ちょっと待って!
kt:あった!
ak:何時!?
kt:17時!
mz:タイムリミット迄あと3時間ってとこか…
at:よし…
at:各者共、探せッ!
mz:そっちあったか!?
pr:あらへん!
kt:別の部屋見てくる!
at:俺も行く!
2時間半経って
何も見つからなかった
mz:なんで見つかんねえんだよッッ
pr:もう全部見たよな…
at:お前ら…
at:タイムリミットだ…ッ
表を見ると
白のポルシェが止まってて
玄関のドアから
《がちゃ
という音がした
終わったな
そう思った
《がらがら
先輩:な、ッ!?
先輩:なんだお前ら!?
先輩:不法侵入だぞッッ
先輩:あ~パソコンも充電切れだし!
先輩:早く充電しないと…
先輩:訴えてやるッ
やっば…
tg.side
あれ
充電されてる?
3%になってる…
あっ、!
みんなと…先輩って人?
マズい…
ちっ、!
パソコンは…一応自在に動かせる
一か八か…
やってみるか!
ak.side
どうする…どうする!?
通報されて
自宅謹慎とか命じられたら
“ちぐ兄”に会う間もなく
メモリーカセットが壊される
それだけは嫌だッ…
その時
《ザザッ…ザー…
《お~い、聞こえる?
《お、起動できてる!
mz:え…?
at:なんだこれ…
先輩:この声は…、!?
kt:とあ…?
《10年の年月を費やした甲斐があった…!
《よかったよぉも~!
《ちぐ兄~、また話せるよぉ!
《メイレイをしてクダさい。
《ありゃ、まだメモリーカセット入れてなかったか
《入れてっと
《よし!どうかな?
《ん…、あれ
《とあ?
《…せいこぉッッ!!
《よし、ちぐ兄!
《貴方は今ロボットになりました!
《ということで、命令します!
《命令…?
《はい!
《では…
《第2の人生を楽しみなさいっ!
この会話
パソコンから…、?
先輩:おいッッ、止まれッ
先輩:なんで止まらねえんだよッ
…まさかッ
ak:まぜちッ、パソコンは!?
mz:確認するッッ
先輩:あ、おいお前らッッ
mz:…ッ!
mz:あった…
at:よかった…
《がちゃ
ta:あれ?あんたら何してんの?
ん?
え?
え??
ak:なんでいんの!?
ta:なんでって…酷いなぁ
ta:アメリカに短期留学行ってたの
ta:え、なんだと思ったの?
at:おいこっちには死んだって連絡来たんだが?
ta:え、僕まだまだ生きる予定だけど
先輩:あ~…
ta:先輩悪戯辞めてって言いましたよね
先輩:ごめんってぇ
え、仲良い?
ak:ちょちょ、じゃあ通報するってのは!?
先輩:とあの大事なロボ壊されるかと思って
pr:びびるから辞めてや!
kt:絶対許さない…
先輩:ごめんってば~!
ak:あ、ちぐ兄!
ta:ん、なんでスリープ状態になってんの?
先輩:ちょっとね、オーバーヒートしてるとこがあるから
ta:あ~ね
pr:ちょと待てちょと待て
pr:え?
pr:どういうことや?
ta:これねぇ、
先輩:“これ”は酷くね
ta:めちゃくちゃ勘違いするんだよねぇ
先輩:いやそう思うじゃん!?
ta:はいはいそうですね~
先輩:そうだよ!
ta:はぁ、カセット頂戴
mz:あ、はい
ta:ちぐ兄のオーバーヒート治ってんの?
先輩:完璧
ta:おけ~
《かちっ
ta:よし!
ta:“ちぃ”、起きて!
tg:…お、戻った!
kt:ねぇ、ちぐ兄…?
tg:ん、どしたのみんな?
ak:…よかったぁッ!
スランプはまだ抜け出せてないですね
1話完結作るのにハマってます
おまけ
at:各者共、探せッ!
mz:なぁあっと~
at:なに?
mz:“各者共、探せッ!”ってカッコよかったな~
at:あ、え、あ~…
mz:カッコつけたの?
at:うぅ…別にいいじゃないか
mz:(笑
コメント
7件
続きが楽しみです!«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク
え‐これめっちゃ好きやわ‐ 最後のカッコつけたかったあっちゃん可愛くて笑っちゃいました