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ーノベルー

第1話 - ☃️×🍌

1,286

2022年04月22日

#ドズル社

#おんりー

#おらふくん

#BL

#おらおん

こののこ🌟

綺麗系小説？(なんか文章多い系の)に挑戦します✨

ずっとやってみたくて初挑戦なので、暖かい目で見守っててください(●´ー｀●)

ちなみにいつも通り(?)☃️🍌です！

・・・・・・・・・

☃️視点

「ん、……んぅ……」

視線のすぐ先にあるソファから小さくおんりーの声が聞こえてくる。

起こしてしまったか、と思い近寄って様子を見たが、目は閉じたまま。寝返りを打っただけのようだ。

長いまつ毛、傷一つない白い肌、可愛らしい唇。綺麗な手……順番に視線を滑らせて。

毎日見ているはずなのにこの時間だけは、違って見えた。

普段ならまだ絶対に寝てない時間なのに、すやすやと気持ちよさそうに寝ている。

配信後、「眠たい……」とあくびをしていたおんりーに聞いたところ、

睡魔の理由は「配信3時間頑張ったから」。

いつもなら長くても2時間の配信を、今日は3時間も頑張ったらしい。

理由の一つ一つまで可愛くて思わず笑ってしまい、怒られたけど。

「う、ん……ん〜？」

「あ、起きた。」

「おはよう……今日撮影朝8時だっ、け……」

「おんりー、まだ夜やで。配信疲れたって寝とったやんか。覚えとらんの？」

「ん〜……」

「どした？」

「ぎゅぅ、する……」

あ、寝ぼけてるな、と確信した。

普段のおんりーなら絶対言わない。俺の方からから言っても「別にいいし」としか言わないのに。

しかも目がはっきりと覚めたらその時のことはもう記憶にはないらしい。

だからって寝ぼけた時以外はあまり甘えず、寝ぼけた時には甘えてくる。

無意識、って卑怯だな。としみじみ思う。ずるい。

だから今日は。

「………今日はそーゆーのせんよ〜」

「…………やだ」

「また寝ぼけとる…笑。はよ起きて顔洗っといで。」

「……」

洗面所の方へ静かに、でも少し怒ったように歩いていく。

拗ねた…？

まぁ、またすぐいつも通りの強がりなおんりーに戻るだろう。

そう思っていたのに、今回はちょっと違った。

「……」

僕の服のそでを無言で引っ張ってくる。

一言も喋らず甘えてくるなんて、今まで具合が悪い時以外なかったのに。

いつも以上に寝ぼけているのか。

「どした？急に甘えて。体調でも悪いん」

「違う。」

じゃあなんだ、と聞く前におんりーの口が動いた。

「……寝ぼけてもないし。」

「……？」

「だから、！」

何故か、少し言いにくそうにしている。

「…………寝ぼけて甘えてるわけじゃないってこと。」

「え？」

「別に寝ぼけて甘えてるんじゃなくて、その……」

訴えかけるような目でこちらを見てくる。

「…寝ぼけたふ、フリしなきゃ、は、恥ずかし、くて、こんなの言えない、から……」

途切れ途切れに言いきって、おんりーはすぐに視線を逸らした。

顔が赤いのを隠してるつもりなのだろうが、

耳まで真っ赤になっているため顔を背けてもわかってしまう。

今回は寝ぼけてるわけじゃなかった。

不器用なおんりーなりに頑張って甘えようと━━━━━━━━

「ん……ん？！ん、う、おらふく、」

「ふー……。おんりー、」

「急に、な、にっ……」

考えるより先に体が動いてしまった。

急にしてしまったら嫌がられるかと思ったが、

嫌がっていないことはおんりーの表情を見れば一目瞭然だ。

おんりーへの愛しさが、溢れ出て、止められなくて。

もう一度だけ、とどうせ1度じゃ終わらないキスをする。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

🍌視点

ついに、ついに言ってしまった…

寝ぼけてるフリをしてたこと。ずっと秘密にするつもりだったけど、

おらふくんが鈍感かつ天然なせいで、気づいてくれないことに寂しさを感じてしまって、

耐えられなかった。

……寝ぼけて思ってもないことを言ってしまった、ということにはできないだろうか。

鈍感なのに鋭いという矛盾を抱えたおらふくんにはすぐバレてしまいそうだけれど。

「んっ……ぅ、ふっ、ぁぅ……」

そんなことをぼんやりと考えていたら、もう一度自分の唇が持っていかれた。

いつもならこんなに長くキスすることはないのに。

酸素不足で、自分の肩がぴくり、と震えるまで。長く、長く。

「はぁ、はぁ……」

「……ねぇおんりー」

顔をそっと引き寄せられ、目が合う。

おらふくんの目が、いつものあたたかく優しい目ではなくなっていた。

吸い寄せられるように鋭い視線。男の人だ、って再認識させられる。

不思議と怖くはなかった。

「っ………！」

言葉が出ない。

「逃げんといてや。俺をこうしたのはおんりーなんやから。」

いつもとは違う、甘く低い声に心臓が大きく跳ねる。

恥ずかしくて、今すぐにでも目を逸らしたい。

そう思ってるはずなのに身体は思うように動かない。

見とれてしまった自分はもう手遅れだったようで、釘付けになった視線は逸らせなかった。

いや、逸らしたくなかったのかもしれない。

「ちゃんと責任取ってや？」

おらふくんはそう言うとにこっと微笑み、寝室へと僕を誘い込んだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☃️視点

部屋でおんりーと二人っきり。

2人っきりの薄暗く静かな部屋には、いつも以上に長く深いキスで

とろけているおんりーの甘い声が響いていた。

「あ、んっ…んぅ…おらふく、ねぇっ、」

なにか言いたげだが、何となく内容はわかっている。

…………わざわざ寝室に連れてきておいて、まだキスしかしてない。

きっとおんりーはこの先の展開を期待しているのだろう。

けれど今日はおんりーが自分から「こうして欲しい」、「早く」と言ってくれるまで

そういったことはしないと決めた。

おんりーを今すぐにでもぐちゃぐちゃにしてしまいたい気持ちを抑えて。

「おらふくんっ、もうむ、りっ……」

「え、ごめん、そんな嫌やった？」

嫌だったかなんて聞かなくても、嫌だなんて少したりとも思われてないって分かってる。

だけど、わざと不安げな顔を作ってみせる。

「違う！違うけど……」

「言ってくれんとわからんよ……」

今頃おんりーは心の中で僕のことを鈍感だ、と思ってるだろう。

本当はさっきから気づいてる。けど、今日ぐらいは意地悪でもいいじゃないか。

「…………い」

「ごめん聞こえなかった。なんて？」

「…………早くいつもみたいにし、して欲し、い」

「……」

少し間が空いて、おんりーの恥ずかしそうな声が聞こえた。

熱でもあるのか、というぐらい照れて赤い顔をしている。

一生懸命伝えようとする姿が可愛くて仕方がない。

意地悪しすぎたかなとも思ったが、おんりーのこんな表情が見れて満足だ。

「ねぇ……ま、まだ？」

「まだって言ったらどうする？」

「……いじわる。」

「ふふっ、可愛い。」

むす、とした面持ちでこちらを睨んでくる。全く怖くない。むしろ可愛い。

でも、まだ何か物足りなかったから、驚かすことにした。

下の服だけ静かに脱がして、特に何も言わず中に指を入れてみる。

「ひぁっ？!、やぁ、ぅ」

「びっくりした？ふふ」

くちゅくちゅ、と中で指を動かすと、その動きと同時におんりーの肩が小さく震える。

声を抑えるのに必死な両手の間から、甘く蕩けた声が漏れてて。

「あっ、ん……ぁ、」

「別に声抑えんでもいいんよ？苦しいやろ…?」

大きく横に首を振っている。苦しいより恥ずかしいが勝っているのか。

そんなところもおんりーらしくて可愛い。

おんりーとこんなことするのは2回目。

だからなのか、おんりーはまだ慣れてないようで、ぎこちなく見える。

「……お、おらふく、ん」

「ん、どした？」

「……いっ、かい…止まっ、て」

おそらく、もう限界なのだろう。

汗と愛液でじっとりと濡れたシーツを握りしめて、必死な顔で訴えかけてくる。

「ねっ、とめてっ、でちゃ、ぅ」

「……別にだしていいんよ？」

「やだっ、でちゃうの怖、いっ」

おんりーは1人でしたりしたことも1度も無かったらしく、初体験も僕だったらしい。

だから、達するのだってこの間初めて僕と2人でした時が初経験。

体液が出ていく時の強い快感にまだ慣れてないのか、前回達する時も怖がっていた。

涙目で顔を赤くして達するおんりーは、正直な話ただただ可愛かった。

「ふふっ、何がそんな怖いんよ〜」

「だって、ぞくってするも、んっ…ちょっ、いっかい止めっ、あぅ」

「じゃあどうする？おしまいにする？」

「やだっ、あ、んっ」

「わがままやなぁ。」

…どれだけ言われようと手を止めるつもりは無いが。

「どうして欲しいん？言ってくれんとわからんよ？」

「……一緒がいいっ、ん」

「……じゃあいれるで？」

「え、ちょっはや…あぁっ」

挿れる勢いのまま奥まで突いてしまっても良かったけど

今意識を飛ばされてしまっては困るから、手加減しておいた。

「あ、だめっ、でるっ……怖いっ」

そういって、僕の背中まで腕を絡めてくる。

普段は強がって「怖い」なんて絶対に言わないのに、してる時だけは素直に甘えてくるのも可愛い。

そんなに甘い表情を見せられてはこちらの理性も限界だ。

「怖くないから。ほらっ……」

「だめっ、怖ぃ、あ、〜〜〜〜〜〜〜っ‪」

ずちゅっ、と奥を突いた音がすると、少し遅れて白い体液がおんりーの身体からこぼれてくる。

もう意識は夢の中のようだが、まだ肩が震えていて、声が漏れている。

「ん、、ぅ……」

「大好きだよ。おんりー」

そういって、夢の世界へとおんりーを見送った。

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