第0話「ここは?」
シノギ 視点
……
…
………
……
ここは ?
何も無い 、白くて広い部屋 。
周りには … ざっと20人弱 、全員寝ている … 気絶しているのほうが正しそうだ 。
まわりを見渡していると 、ふと1人の男が目に写った 、
茶髪 、手にはフライパンやお玉などの調理器具 、そして … … 赤いエプロン 、
それは間違いなく … 『カイ』くんだった 。
サトウ カイ 、俺の … 恋人 、
優しくて 、明るくて 、でもどこか掴めなくて 、そんな人 、
シノギ「カイくん ! 大丈夫っ ?」
カイ「 … … ん … ケイジ … さん … … ?」
シノギ「 ! よかった … 」
カイ「 … ここは 、?」
シノギ「俺も … … よく分かんないんだよね … 」
シノギ「目が覚めたらここにいた 、 」
カイ「 … … そうですか … 」
聞き慣れた声で目が覚めた 、私の … 世界一大事な人 … … ケイジさんの声 、
… … ここはどこだ?
知らない人たち … 私達を含めて 16人 、私達以外はまだ気絶しているようだ 、
カイ「 … ひとまず 、この人たちを起こしましょうか。 」
ケイジ「うん 、 」
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おそらく鉄パイプのような鈍器で殴られたのだろう 、気絶している人の頭を触ってみると一部が腫れ上がっている 、
ケイジ「お〜い 、大丈夫〜?」
?「 … … う〜ん … 」
俺が声を掛けると 、1人の男が目を覚ました 、綺麗な白髪に赤い目 、胸元のあいている … アロハシャツでいいのだろうか 、それと … 目が離されないほどに整った顔 、
?「ぁ゙〜? … どこだここ … 」
ケイジ「さぁね?」
ケイジ「俺も起きたらすでにここにいたからさ 、ごめんけどわかんないや 、 」
一応全員は起こした … けど … 正直後悔してる 、一気に起こすんじゃなかった 、何故か銃を構えてる奴や怯えて部屋の隅っこに座ってる奴など 、正直地獄 、
ケイジ「あー … 一旦みんな落ち着こっか 、 」
?「ぁ゙ぁ゙ ? 」
?「一回落ち着け左馬刻 ! 」
カイくんの次に起こした人は左馬刻 、と言うらしい 。
カイ「みなさん 、落ち着いてください 、ひとまず自己紹介をしませんか ? 」
?「そうですネェ 、全員ガ焦っていてもしょうがありまセン 、 」
?「あー … じゃあ右の人から時計回りに 、名前と職業 、あと〜年齢とか紹介してこうか」
ケイジ「りょーかい 、じゃあ俺からねぇ」
コメント
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なんかセンシティブ設定されたんだけど、ウケる(?)