この作品はいかがでしたか?
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2日目。朝。
※モブ、山口母の捏造あり
(ちょっと登場します)
〜通学路〜
「ツッキーッ、おはよう!」
いつもの朝は幼馴染みであり、
僕の恋人の 挨拶から始まる。
普通のいつもの朝ではない。
僕たちは付き合った。
普通に丸め込んでいい訳がない。
「おはよ、忠ッ」
「おはよう!けーい!」
軽く抱きついてきた。
嬉しかった。
「今ツッキーって呼んだでしょ」
「間違えちゃった~ごめんツッキー☆」
「ふたりの時は名前呼び、デショ?」
「うん!!」
山口忠は太陽のような明るい笑顔で、
僕、月島蛍を和ませる。
「忠、部活終わったあと、
家行ってもいーい?」
「もっちろんだよ~!」
僕たちは会話に花を咲かせながら、
ゆっくり登校した。
〜烏野高校1年4組 教室〜
朝にしては騒々しい朝だった。
僕たちは同じ教室に入ると、
それぞれ自分の席に腰をおろした。
「山口ーおはよー」
「おはよう〜!!山口くんっ」
彼は誰にでも優しくて
思いやりがあるので、友人と会話をして
いるのを間近で見て嬉しさもあり、
なんだか羨ましさもあった。
羨ましいとはまた違うのだろうか。
少し違う何かが心に宿っていた。
そして、この気持ちに気付けぬまま、
気がついたら放課後になっていた。
〜放課後〜
「ツッキー!部活いこ!」
「分かった」
彼から声をかけられて初めて
放課後になったことを知る。
今日はなんだか早かった。
そんな気がしながら 体育館に向かった。
〜烏野高校 体育館〜
練習終わり
「しゃっした!」
今日の部活はあっという間で、
早かったなと思う日だった。
「ツッキーかえろー!」
「うん、帰ろう」
そうだ。これから彼の家に行く約束を
していたんだった。
あぶない、忘れていた。
自分から行きたいなんて
言わない 方だと自負しているけど、
今回からは特別みたいだ。
〜山口宅〜
「ただいま〜!」
「お邪魔します」
「おかえり~あら、月島くんもいるの~?
いらっしゃ〜い」
家にあがると玄関先で
彼のお母さんに迎えてもらった。
「お母さん!ツッキーと遊ぶから、
ご飯はもうちょい先で!」
「分かったわ、あそうだ。
月島くんも是非食べていって~?」
「あの、僕は…」
「そうだよツッキー!
食べてって!絶対美味しいから!」
「……。はい、ご馳走になります」
「はいは~い♪気合い入るわ~!」
「ツッキー!俺の部屋行こ!」
「うん」
〜山口の部屋〜
「ふんふふ〜ん~楽しみだな~」
「なにが?」
「ツッキー!じゃなくて蛍と
夕飯一緒に食べるの久々だし!」
「確かに、だいぶ前じゃない?」
「うんうん、ご飯何だろうな~!」
〜山口宅 リビング〜
数分後
「ありがとうございます。
僕の分も作っていただいて」
「どういたしまして~♪
わたしも月島くんとこうやって
食べれるの楽しみにしていたの~」
「だよね!お母さんもツッキーの良さが
わかるか~!嬉しい!」
「山口、うるさい」
「ごめんツッキー☆」
「ふふっ本当に仲がいいのね~♪
月島くん、これからも忠をよろしくね」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
「あら、もうこんな時間なのね~
今日はもう遅いし、良かったら
泊まっていったら?」
「え、」
「明日部活ないんでしょう?
それに月島くんのお母さんには、
連絡入れておくから」
「そうだよ!ツッキー!
折角だし、泊まってってよ!」
「えっ、あと…」
「ツッキー泊まってって?…ダメ?」
「だ、ダメじゃないっ…けど…。
本当に良いんですか、泊まっていって」
「ええ、もちろんよ!」
「じゃあ、お邪魔します…」
「やったぁ!」
「お風呂溜まってるから
ふたりで入ってきなさいね~♪」
「はーい!」
「え…ふたりで…??」
第5話に続く↪︎
コメント
1件
ひょ、、、しんどい、、ツッキー、、自我を抑えないでいいからね、、襲っちまえよ、、