※エセ関西弁
※口調迷子
※本人方には関係無いです
《本編》
「…コネシマねぇ、」
しんぺいさんは少し顔をしかめる。
何かを言いたくなさそうに。
「…ごめんねショッピくん。」
「今のコネシマには会わせることが出来ない。」
そう言うしんぺいさんの顔は
優しい笑みなんかじゃなかった。
とても、真剣な顔で、どこか悲しそうだった。
「なんでも聞くって言ったのにごめんね」
「でもこれだけは聞けない。」
「……そっすか。」
そう言って俺は急に意識を手放してしまった。
sn視点
「……そっすか。」
ショッピくんは無表情でそう言った。
彼はいつも感情を表に出してくれない。
そんな事を考えていたら、
ボフッ……。
ショッピくんが
上半身を起こしていた布団に倒れた。
「…また眠ったんだね。
おやすみ。ショッピくん。」
彼はいつもこうやって眠り出す。
気絶するように眠って、
急に起き出す。
でも、どんどん眠ってる時間が
伸びていっている。
でも、さっき思った、
「感情を出さない」
これもやはり彼に似ている。
「……じゃあ、ショッピくん。」
「俺はちょっとコネシマのとこ行ってくるね。」
そう言ってカーテンを開き、その場を離れた。
ドアを軽くノックする。
「コネシマ。入るよー。」
そう言ってドアを開ける。
「…………」
布団の中に彼はいるのだろう。
「…ペ神か……?」
「うん。そうだよ。」
彼はそう聞くと布団から顔を出す。
「なぁ…ショッピは……?」
「起きたか……?」
「はよショッピに会わせてくれへんか……?」
「謝りたいねん俺ッ……、」
「…ごめんね。今のコネシマにはショッピくんを会わすことは出来ないかな」
「ショッピくんは起きたけどまた眠っちゃったよ。」
彼は泣き出す。
情緒不安定というのか。
「もぉ嫌なんやぁ”…、」
「ショッピくんにもいなくなってほしくないんやぁ”……」
彼の首には絞めつけた痕。
腕には無数の線のような傷。
彼の部屋は日に日に荒れていく。
この姿の『先輩』を見て、
彼は大丈夫なのだろうか。
眠っている彼は、
いつか永遠に眠り続けるようになるのでは無いか。
そう考え、
目の前で泣きじゃくるコネシマを
見るしか無かった。
コメント
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すてきですフォロー失礼します