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教師「皆さん静かに。今日は転校生が来ます。」
教師が大きな声で言った
ざわ ざわ ざわ ざわ
それでも静かにならない教室にいつものことなのか教師はため息をひとつついた。
「では、入ってきて下さい」
教師の合図に合わせて俺はドアを開ける
「こんにちは、桜遥です。よろしくお願いします」
さて、みんなはどういう反応をしているだろう
「なんか真面目そうなやつ来たー」
「猫かぶってんじゃねえよ」
まあヤンキーにとっては普通の反応だな、と遥は思った
「では桜さん、蘇枋さんの隣に座って下さい」
そう言うと教師はあちらの男に指を指す
多分、蘇枋というのはあの男なんだろう
「はい」
桜がそう言って隣に座ると横から蘇枋の声がした
「君が桜くん?よろしくね」
「あぁ、はい。よろしくお願いします」
彼の穏やかな声に桜は驚いた。こんな穏やかに喋るヤンキーは数少ないからだ
ぎこちなさそうに返事をすると、彼は桜に対してニッコリと笑みを浮かべていた
「…可愛いな..あ」
口に出してしまった、とでも言うように蘇枋はびっくりして固まった
蘇枋「大丈夫?桜くん..ごめんn、あ、え?///」
桜「〜〜〜///!!」
桜「こっち見るな…///」
(そんな顔で見るなって言われても…無理でしょ)
蘇枋はそう思いながらじーっと桜を見つめて授業を受けていた
(授業に集中できねぇ…///)
(だいたいあいつはなんで人の顔を見て平気で可愛いって言えるんだ?///俺は可愛くなんかないし...///)
<授業が終わり、放課後になった頃>
蘇枋「桜くん!一緒にかe」
桜「おま…蘇枋さん授業中に俺を見るのやめて下さい」
蘇枋「あははっごめんごめん桜くんがあまりにも可愛くて」
桜「はっ?////」
桜「へっ変なこと言わないで下さい//」
蘇枋「そう言って本当は照れてる癖に」
桜「蘇枋さん、あんまりからかうと痛い目見ますよ」
蘇枋「えーそれは楽しみだな^^」
(完全に舐められてね..?)
蘇枋「そういえば桜くんってオレのこと蘇枋さんって呼んでるよね」
蘇枋「今日からオレのこと隼飛って呼んでよ」
桜「…それは..ちょっと無理かも?」
蘇枋「それは残念だったなぁ…あ〜あ、桜くんがオレのこと隼飛っていうまで動かない」
そういうと蘇枋はピタッッと動かなくなった
(桜くん、どういう反応するのかな)
桜「…隼飛//動かなくなると困るっつーか…なんというか…/// (//~//)」
隼飛「嬉しい!(≧▽≦)オレのこと隼飛って呼んでくれたね!!(抱)」
桜「抱きつくな///もういいだろ?!」
隼飛「嬉しすぎるよ♪今度オレの友達と先輩方に見せよう!」
桜「俺は見世物じゃないです!!(汗)」
コツ コツ コツ コツ
桜(誰かが来る音がする..)
ヤンキー1「おい!お前そこの猫みたいなやつ!!」
桜(俺に言ってんのか)
桜「あ…はい 俺のことですよね?(弱そうなフリ)」
ヤンキー1「お前以外に弱い奴、他に誰がインだよ」
桜「えー自分が強いアピ痛いな」
あ、やっべ 言ってしまった
ヤンキー2「俺ら舐めてんのか?あ”?」
ヤンキー4「怖がっても知らねーぞチビがw」
隼飛「おめぇら…」
桜「隼飛、俺はいいから先に帰って下さい(小声)」
隼飛「え、でも桜くんじゃ勝てる相手でもないよ?」
桜「いいから行け!(小声)」
隼飛「わ…分かったよ」
そう言って隼飛が引き下がり「校門前で待ってるね」と伝え、行ってしまった
ヤンキー3「お前の仲間どっかいったなwww」
ヤンキー11「恥だなww」
桜「おいおめぇら…」
自分は我慢できるが他人の悪口は聞き捨てならない
大切な”仲間”なのだから
ヤンキー7「俺達20人いる中で勝てると思ってんのか?!」
ヤンキー18「いいから黙って土下座でもしてろ!!」
シュッッッッ
誰もが避けきれないと思った瞬間、伝説は動き出す____。
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