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なにそれ好きなんですけど(?? 天さん道産子なのか…? ちなみに私は冬が好きで(((((殴 投稿ありがとうございますっ!
しゃっこいって言葉がでてきて、あ、可愛いって思っちゃいました笑 匂いとはまた別かもしれませんが反対の季節が恋しくなるのわかりみが深いです
もし僕に影があったのなら何色だろうか
君と同じ色だったのだろうか。
君の影と重なった時に見える色の中に僕の色があったのだろうか。
そんな事を妄想しても結局は透けている。
今、僕の恋影はずっと、君一色なのだから
夏の暑さが滲み出る部屋で一人の少女は言う。
冬の匂いが恋しい、と。
時は戻り寒い冬の外でまた一人の少女は言う。
夏 の匂いが恋しい、と。
春と秋の時期は何も言わないくせして夏と冬だけ反対の季節を求めている。
でも僕はずっと夏が好き。
だって飴玉が美味しいから。
飴玉なんていつでも美味しいって?
夏は格別なんだ。
眩しい太陽の光が飴玉を貫通して綺麗な水色の影を落とすんだよ。
でも冬は日があまり差さないからその影は見えない。
見ても食べても美味しい飴玉の方がお得でしょ?
だから僕は夏が好き。
今日はしゃっこい空気が突き抜ける日。
誰もいない部屋で誰かを待つ
もし僕に願い事があるとするならば、太陽の光で飴玉が影を落とすように、誰かの光で僕に影を落としてほしい。
綺麗な水色の影なんて贅沢は言わないから…お願い
『え?』
戸が開いた。
一人の女性が驚いた顔で固まっている。
「あの…どちら様?」
『天…透宮天』
「あめくんか、可愛い名前だね…!」
左手で髪を耳にかけ、僕に笑いかけている。
とても綺麗なその姿に見惚れてしまう…。
「こんな所で一人なんて…何かあった?」
『別に…何も…』
「そっか」
一言
たった一言だけ返事をして静かに僕の隣に座ってくれた彼女からは冷たい僕とは真逆な雰囲気がした。
優しかった。