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今日暇だったりする〜?(暇なら雑談しよ)
漫画の話の流れですよ。
そらくんほとんど喋りません。
長いですが。
何も進んでいない音楽作成ソフト。
開いたままの液晶タブレット。
音楽を再生したままの動画。
アニメも漫画も見尽くしたし、何もすることがない。
勉強をしろと言われても、やる気が出ない。
「何をすればいいのかわからない。」
僕は無意識のうちに、1人部屋の中で呟いた。
何をすればいいのかわからないので、何か助言をもらいたい。
近所の山の中の神社へ向かう。
一駅だけ、電車に乗る。
この後の予定を楽しげに話す中学生を見て、
嬉しそうにスマホの画面を見る高校生を見て、
まるで自分だけが世界に取り残されてしまったような感覚を覚える。
電車を降りて神社へ向かう。
上り坂から見える街並みと山が綺麗だ。
これを絵にしたらいいんじゃないか…?と囁くもう1人の自分を追い払って登り続ける。
「ついたぁ…」
昔からある神社で、地域の人には何をすればいいか、助言をくれる神様が祀られている…というふうに言われている、らしい。
財布の中に100円しかなかったので、お賽銭箱に入れる。
「自分がこの後何をすればいいか教えてください」
来る途中に何度も練習してきた文章を唱える。
お祈りが終わってから100円は入れないほうがいいと言われたことを思い出す。
そういえば、何かのアニメでなんかこんなことをして主人公がすごい力を手に入れたことがあったなー…とかいうことを思い出す。
「お前、今アニメのこと思い浮かべてただろ」
上から聞こえるのはショタボ。
最近はショタボに反応する体になってしまったな…ショタボ!?
誰だその声の主は…と思い上を見上げる。
上にいたのは茶髪に猫耳が生えた男の子。
腰に手を当てて怒ってるようだ。
おぉ…いい感じに着物がはだけてていい…
「せっかく寝てたのになんか起こされてしかも100円…100円ってダメなんだぞ!?」
「16円とかさ…そのぐらいできないの?」
「これだから人間は…」
てか誰だ?なんか僕に怒ってきてるけど…
頭が全部クエスチョンマークだ。
あ、なんかまたお賽銭の後ろの本堂から出てきた。
あれじゃん、あれ。
NAR◯TOの九尾の狐。
え、なんでこいつだけ人化しててあの狐だけ動物なの…?
「ふふ、物分かりが良いこと。」
「あ、姉さん…」
また喋ってるよ…どうなってんだよこの神社。
あ、でも姉妹の絡みは好きすぎる…笑
「先程は私の弟が迷惑をかけてごめんなさいね。」
「私は青蘭(セイラン)。」
「弟の名前は常盤(トキワ)。」
「君の名前は元から知ってる。空くんでしょ?」
なんで名前知ってんだよ…
アメリカの政府機関か何か?
「その様子じゃ図星のようね。私たちはアメリカの政府機関じゃない。」
「神様よ。」
神様…?神様…あ、そういうことね。だいたいアニメとかだとなんかしないといけないやつか…。
「あなたにお願いがあるんだけど…いいかしら?」
「絶対に嫌です。」
そりゃそうだよ。見知らぬ人(?)にお願いされたら断るだろ…
「それがあなたがこれからしなければいけないことでも?」
お、やることが見つかる!
「やりますよ。」
「絶対。」
「よっしゃ!姉ちゃん、よかったな!」
「うふふ…」
「で、やらないといけないことってなんですか?」
「それはね、いろいろな神社に祀られている神様を擬人化してもらうことなのよ。」
「ん?」
擬人化?アニメとか色々見てきたけど…僕がやるのかえへへ…
「この世界だと、大体の神様は動物として祀られてるの。」
「でもね、動物は人間に比べて寿命が短いじゃない?」
「だから、人にしてもらって寿命を長くしてもらいたいな〜って思って。」
「まぁ1000年ぐらい伸びるだけなんだけどね。」
1000年だけ!?頭おかしいんじゃないのか…
「僕らは頭はおかしくないぞ?」
あ、そうだ。どうやら心が読めるようだね。
「で、なんか神様の会議でやろう!みたいな…」
「で、人間本人にやってもらったほうがいいよね、ってことで一番最初に来た人が擬人化をしようね、みたいな結論になったのよね。」
ただの悪運被りじゃん。
「で、ついでにあなたが100円を入れてきたからやってもらおうかな〜って…」
なんだよ本当に悪運被りじゃないか。
「まぁ、この私を可愛く擬人化できたらの話なんだけどね〜」
「可愛くできなかったら八つ裂きの刑よ。」
ふざけんなよ。
「ちなみに常盤はすごく昔に村人さんが擬人化してくれたのよね。」
「そうそう…その子すごく可愛くて優しかったな〜!空と違って。」
ふざけんなよ。(本日2回目)
「あ、じゃあ空くんについていったらどうかしら?」
「あなたも人間の暮らし知りたいでしょ?」
「おぉ〜!姉さん天才!」
「ついでに私が可愛くできるように見といてね!」
「了解!」
「期限は空くんが神様を擬人化し終わるまで!」
「え、長くない?」
「まぁまぁ〜…w」
え、なんか勝手に話進んでるんだけど。
いいの?
「いいのよ〜!」
「ね!」
「じゃあね〜!早く擬人化してきてね!」
え…ま、いっか。帰ろ。
ついでにあの狐、擬人化してまた来るか。
なんかもらえるかもしれないし。
「やることは見つかったけど意味わかんねぇ…」
階段を降りながらぶつぶつつぶやく。
「空の方が意味わかんないよ。勝手に来て100円投げてきて…」
「うわっっっっっっ!?!?」
後ろに居たのかよ。
「とにかく帰るぞ!」
「お前の家、どんだけ汚いのか見たいしw」
ふざけんな。
常盤はふわふわうきながら、階段を下っていく。
後ろ姿かわいいな…
そういえば、茶色の尻尾が生えてるのか…。
まぁ、頑張ろう。
もう書く気力がつきました。
読んでくれる人はいないと思うけど、
がんばりました
じゃあ