……ああ。起きてしまった。
見たくもない天井に見られながら
今日も両親の朝ごはんの準備をする。
「早く朝飯を作れ」?
分かってるんだよ。
心の中では言い返せるのに
言えない。
暴力を振られるから。
今日も朝ごはんを作って
大嫌いな日常を過ごす。
そんな時支えてくれるのが
幼馴染の琴だ。
頭が悪くて可愛くて空気が読めなくて
ダメダメな私を優しく包み込んでくれる琴が好きだ。
幼馴染以上の関係になりたいと言ったら
見放されるかもね。
そう思いながら着替えて学校に行く。
学校に着いた。
琴は私に
「おはよう。無名」
と挨拶をしてくれる。
琴と私なんて釣り合わなすぎる。
私なんて顔がいいだけの女だよ。
琴は私にないものをすべて持っている。
私の顔が良すぎて嫉妬してくる子もいる。
私が虐められている時は
琴が庇ってくれる。
私が
「お礼がしたいんだけど。何か欲しい物でもある?」
と聞いても、
「大丈夫。」
と言って、私は一度もプレゼントしたことはない。
琴は私が欲しい物をなんでも買ってくれる。
そんな琴が好き。
恋人になりたい。
ある日琴が家にきた。両親は一週間家にいないから、
心配だし一週間一緒に住もうと言われた。
突然琴が抱いてきた。
「な、なに?」と言うと、
「好き」と言ってきた。
私は訳が分からず、
「私も大好き」
と言った。
こうやって抱き合っている時間はまるで天国みたい。
私は勢いでキスしてしまった。
「無名、可愛いね。」
と言われ、照れて
「琴も可愛いよ……。」
と言った。この時間は誰にも邪魔されたくない。
琴は
「付き合おう?」
と言った。
私は、
「いいよ……っ。その代わり一生愛してね♡」
と言った。
それからしばらくでぃぷきすした。
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