なんとなく書きたくなったものです。
・青組
・ノリで書きました
・死ネタ注意
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〜💎🦊side〜
空が嫌いだ。
だって意地悪だもの。あんなに晴れていたのに、僕がカフェから出ようとした途端、この土砂降りの様だ。
『………はぁ』
ため息をついて歩き出す。
傘はないし、買うお金もない。止むのを待つのも何だか気が乗らない。
仕方なくびしょ濡れになりがら、次の目的地なんて決めずに僕は歩み始めた。
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さらに雨は激しさを増し、カフェで待っとけば良かったと後悔してきた。
あたりは誰も歩いていない。そりゃそうか、こんなに雨が降っているんだもの。
傘もささず歩いてる僕がおかしいんだが、誰も歩いていないとなるとちょっと寂しい。
雨がコンクリの地面を叩きつける音。
どこからか聞こえる蛙の合唱。
雨の日にしか聞けない音が混じり合う。
この音を聞くのはちょっと好き。
そういえば………
『あの日も、こんな天気だったな………』
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☆月□日、あの日もこんなふうに雨が降っていた。
あの日も僕は傘をささずに歩いて……いや、走っていた。
信じていた友人に裏切られて。
[声が気持ち悪い]と馬鹿にされて。
“才能”なんて物もなくて。
………生きる意味がわからなくなった。
嫌な苦しくて苦い感情が溢れ出す。
全てが嫌になって、全部投げ出そうとしたあの日。
全てにさよならを告げ、トラックに身を投げ出したあの瞬間…
ぶつかったときの痛みはなく、あるのは
突然、誰かに突き飛ばされた感覚だけだった。
突然の出来事で受け身が取れず、そのまま地面に倒れ込む。
トラックは僕に当たることなく通りさっていった。
隣を見ると_______
if君が頭から血を流して倒れていた。
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その後、if君は救急搬送され、緊急手術を受ける事になったけど……
手術から数日後、if君は空へと昇っていった。
あの日、僕がトラックに突っ込まなければ…
if君は生きていたのだろうか…。
あの時のことを思い出しながら歩いていると、
っと背後でクラクションの音がした。
物凄い速さでトラックがこちらに突っ込もうとしている。
ヤバい。死ぬ。
………でも良いかもしれない。
前にif君を犠牲にしてしまった罰だ。
if君と同じように死ねるんだったら、それが1番いいだろう。
もう避けることが出来ない。
バイバイ、世界。
ごめんね、if君。
そう、目を閉じた時_______
背誰かに中を押された。
また轢かれなかった。
おかしい。誰も歩いていなかったはずだから、誰も助けることなんてできないはず………
びっくりして、後ろを振り返ると_______
if君が立っていた。
変わらない、青色の瞳で優しく微笑み、僕を優しく抱きしめた。
あぁ、君が…………。
また、君が…………。
『ッッ………あ”りがとう』
スッッーと涙が零れ落ちる。一体どこまで優しんだろう。この人は。
if君は少しずつ消えていってる。喋ることはできないようだ。
………言わなきゃ。
伝えれなかった、言えなくて後悔したこの思いを………!!
じゃないと_______
1つ深い深呼吸をする。
心臓の鼓動が早くなる。
僕は雨の音にかき消されないように、大きな声で叫んだ。
『if君、大好き。』
if君は一粒涙を流して、優しいキスをした。もう身体はほとんど見えない。それでもif君は最後の最後まで_____
僕に優しく微笑み、霧のように消えていった。
気がつくと、雨はやみ、優しげな青色が空に広がり、虹が姿を出していた。
コメント
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か、悲しすぎます😭 ifくん…やっぱりいむくんの事が大好きなんですね いむくん!私はいむくんの声が大好きだよ!自信持ってーー!