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恋人の誕生日に、パンジーの押し花の栞を贈った。恋人は読書家だからちょうど良い。
渡した時彼は幸せそうに「ありがとうございます」と言ってくれた。その一言で心が満たされるのがわかった。
なぜ栞にしたのかは訳がある。それはちょっとした嫉妬心だ。本よりも自分のことを考えて欲しいというおかしな嫉妬。本相手にだなんてボクも重症だ。
もし彼が栞を挟んでいてまた本を読むのを再開した時、絶対に栞が目に入る。そうすれば自ずとボクのことを考えてくれる。幼稚な考えかも知れないが、それだけでも嬉しい。
ボクを考えてくれるといいな。願いを込めて一日一日を過ごしていく。