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【サマーゴースト】

それは、夏にでる女性の幽霊だ。

僕たちは、その幽霊を探しに、公園に来ている。

僕は、クラスのいじめの標的なので、一番最初に探しに行くことになっ た

公園の奥には、少し大きめの林があって、肝試しに丁度いいいからとそこに1人ずつ行くことになった。

僕は、どんどん奥へと進んでいく。

あたりはもう真っ暗闇だ。

もう少しでゴールというところで、僕は道に迷ってしまった。

すると僕の手が何かに触れたと同時に「こっち!」と言う声が前から聞こえてきた。

その声の主が分からないまま、気がつくと僕は林を抜けていた。

「おっ、藤井早いじゃん…」

「うん… 」

クラスのいじめっ子達が、『面白くないやつ』と思ったことを僕は察知した。

僕はふと手のひらに何かが入っているのに気がついた。

ひらいてみると、二回に分けておられた紙が入っていた。

そこには、『明日も同じ場所同じ時間に待ってるから!』と書かれてあった。

明日、行こうかな…

もちろん恐怖心もあったが、恐怖心よりも興味のほうが勝ってしまった。


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