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今日 は 待ちに待った 彰人さんの ライブだ … !
ずっとずっと 楽しみにしていた 。
もちろん 楽しみなのは 毎回だが 。
早く 会いたいな 、 握手券 も きちんと 持ってきたし 、
「 … よし っ 」
緊張 や 会えることへの 嬉しさでにやける 頬を ぺちん と 軽く叩いては 会場へと 足を運ぶ 。
この後 あんなことになるなんて 知りもしないで …
◇◇◇
「 お前ら ー ! 盛り上がってるか ー ! 」
そう オレが声をかけると 会場に 凄まじい 歓声が飛び交う 。
その中には オレの 大好きな とーや が …
… って なんだ あの とーやの 横で こそこそしてる 女
鞄漁って 、、
あ 、
あーあ 見ちゃった見ちゃった 。
それ とーやの 握手券だろうが 。
くそったれ 。 つか とーやの 鞄に触んなし 、 あ ーーーー いらつく 。
「 ____ !! 」
あれからと言うもの 怒りをかき消す為に 只管歌に集中した 。
は ー 、、 とーやに 会いたかったな ー なんて 考えながら 握手会へと 向かう 。
知らねえ女の手なんて 握りたく 、、
ぁ 、 とーや だ
「 あ 、 あれ 、 なん 、 なんで 握手券が … ? うそだ 、 来た時には 絶対あった 何回も確認したはずなのに … 」
はあ 、 あの女まじで許さねえ 。
じわ と 目尻に涙を溜める とーや を 横目に おれは いつもの 笑顔を振りまく 。 早く握手会が 終われと 願いながら 。
「 彰人くん 。 次の人で最後だよ 。 」
「 どーも 、 」
最後のやつは … 、
「 ぁ 、 あきとくん 、 !! 」
やっぱ こいつだよなぁ 、
「 あ 、 あのね わたし あきとくんに 会いたくて CD いっぱい 積んだ … 」
「 とーの 此奴出禁 。追い返して 。 」
「「 えっ ?? 」」
「 な 、 なんで ! わたし がんばってここまで来たのに !? 」
「 そーだな 。 がんばって 周りにバレないように 他のリスナーから 握手券盗ってたな ?? 」
「 へ 、、? 見てたの ?? 」
あーあ 、 そんな言い方しちゃ 認めてるようなもんじゃん 。 笑
「 とりあえず 其奴追い出して 出禁にしといて 。 」
「 オレは ちゃんと CD積んでくれたやつに 会いに行くから 。 」
「 え 、 ぁ 、 うん 分かったよ彰人くん 」
はあ 、 まだ 居るかな 。
駅かな 、 どこだろ 。
とーや 、 冬弥 、 とうや オレの冬弥 。
絶対 触れてやる 。
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