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縁 ~千年の恋~

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縁 ~千年の恋~

1 - 守る為ならば

♥

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2022年06月12日

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(帰郷千衣沙)「……また来たのね。」

(帰郷千衣沙)「仕方ない……やるわ。」

(ラウール)「千衣沙、気をつけてね。」

(ラウール)「絶対に帰ってきて」

(帰郷千衣沙)「分かってるわ。」

(帰郷千衣沙)「それじゃ、行くわ。」


俺は本気で千衣沙の事を心配している。

自分の事を全く話さないからだ。

彼女は齢3歳で子役デビューし、

芸能界に入った。

7歳の時、ジャニーさんから頼まれて

事務所の守り人になった。

守り人になってからとても大変だったと

母から聞いている。

小さい体で事務所に入ってくる不審者たちを倒し、警察を呼び、事情聴取を行った。

それを繰り返しながら10年。


千衣沙と俺は赤ちゃんからの幼なじみ。

もちろん、千衣沙の事をよく知ってる。

いや、よく知ってると言ったら嘘になる。

さっき言った通り、千衣沙は自分の事を

全く話さない。

よく知ってるものある。

知らないものもある。

まぁ、そんな感じだ。

俺がSnowManとして活動してこれたのは

千衣沙のおかげだ。

とても感謝している。


(帰郷千衣沙)「ふー疲れたわね。」

(ラウール)「おかえり」

(帰郷千衣沙)「ただいま。」

(帰郷千衣沙)「他の皆は?」

(ラウール)「大丈夫だよ。」

(帰郷千衣沙)「そう、なら良かったわ」

(ラウール)「……」

(ラウール)「いつまで続けるの?」

(帰郷千衣沙)「……死ぬまで。」

(帰郷千衣沙)「寿命が迎えるまでよ」

(ラウール)「……心配だよ。」

(ラウール)「いつかいなくなるのが……」

(帰郷千衣沙)「……」

(帰郷千衣沙)「大丈夫だよ。」

俺の両手を握って、俺と向かい合って

(帰郷千衣沙)「私は事務所を守る為ならば」

(帰郷千衣沙)「なんだってやるわ。」

(帰郷千衣沙)「決して死なない。」

(帰郷千衣沙)「死なせない。」

(ラウール)「……」

(帰郷千衣沙)「大丈夫。真都。」

(帰郷千衣沙)「大丈夫だからね。」

(ラウール)「……わかった。」

(ラウール)「その言葉、信じるよ。」

(ラウール)「死なないで。」

(帰郷千衣沙)「ええ」

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