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>2年後<
特にあれから僕たちに進展はなく……
僕は高校を卒業して就職。
シアは高校2年生になった。
僕が働いてるのは化粧品や化粧水を作る美容系の会社。
仕事が忙しくてあまりシアには会いに行けないけど……。
「光琉、おかえり〜。」
「……え、シア。合鍵なんて渡してたっけ……?」
「光琉のお母さんが作って渡してくれたよ。」
「そうなんだ。」
2年しか経っていないのにシアは15cmも伸びた。
いこーる僕よりも25cm高い。
おかしい!
ほぼ毎日一緒にいて食べてたものだってあんまり変わらないのに……
僕の身長は
「155cmで止まってるもんね?光琉の身長。」
「そうなんだよ!って……なんで僕が考えてることわかったの?!」
「俺、光琉のことなら考えてること顔見たらだいたい…いや、全部わかる。」
「すご……。」
え、超能力でも持ってるのかな、シア。
僕、シアの顔見ても何考えてるのか検討もつかないのに。
「ねぇ、光琉。今俺が考えてること当ててみてよ。」
「ま、任せてっ!」
「そういう所可愛いね、光琉。 」
「し、シアうるさい!今真面目に考えてるんだから!」
シアの考えてること?!
基本無表情だから分からないよ?!
で、でもここは勘で……!
「ぼ、僕のこと好きだなぁ……み、みたいなっ……?!」
「……」
「ちょ、ちょっと黙らないでよ!僕ただのきもいやつじゃ『なんでわかったの?』」
「え?」
「当たってるよ、光琉。」
当たってたんだぁ……
きもいやつ認定されなくて良かった…のかな…?