佐「 豆?」
狸「 うわぁ 、佐野くん!どうしたの ー ?」
佐「 いや 、もうHR終わって他の奴ら皆帰ったけど 。豆こそどうした?」
狸「 えッ!?ほ 、ほんとだ … 」
自分が使っている机を強く叩きつけ 、立ち上がる 。周りを見ると本当に皆は教室から居なくなっている 。いつの間にHRも終わってたの … ?
佐「 なんか悩み事か?」
狸「 う ー ー ん 、悩み事って言ったら悩み事なのかな ぁ 〜?」
狸「 でも泥田んとか紅子ちゃんに聞いて貰ってるから大丈夫だよ!佐野くん!」
佐「 そうか?」
ごめんよ 、佐野くん 。でも 、佐野くんには絶対言えないことなンだ 。
だって 、よくボ ー っとするのは 、佐野くんのことを考えてるからね!!!!!最近気付いちゃったンだけどね 、僕 、佐野くんのことが好きたな ー って思ったンだ 。勿論っ!恋愛的意味だよ!
そしたらずっと佐野くんのこと追っかけるように見ちゃうし 、常日頃から佐野くんのことで頭がいっぱいに鳴っちゃうンだよ!!!
佐「 まァ 、原因が晴明だったら言えよな」
狸「 ありがとね」
晴「 ぶえっくしょんッ!!!」
秦「 うぉっ 、風邪か?」
晴「 いやコレは佐野くんが僕を噂したくしゃみだね!」
晴「 佐野くんめ!!」
秦( なんで分かんだよ)
狸「 ねぇ 、佐野くん」
佐「 どうした?」
狸「 もしね 、佐野くんがもし佐野くんと同じ男に告白されたらどうする?」
佐( 体育祭のこと思い出すな 、、)
佐「 あ ー 、うん 、」
言葉を濁す 。体育祭の借り物競争で肘他に連れられたことを思い出してしまうと体がゾゾっ … と 、身震いする
佐「 そいつも 、俺に本気で 、俺も 、そいつのことを好きだったら 、付き合う … かもな」
狸「 へ ー 、なんか意外だなぁ 。でも 、佐野くんは誰にもあげないけどね!!」
佐「 くはっ 、あはは 、、っ!」
豆は優しいな 、可愛くて本当に好きだ 。でも 、この好きと晴明に対する好きは違う 、豆は俺が晴明に恋心を抱いていてもあげないと言うのだろうか ………… 、、
まァ 、絶対に豆と晴明には内緒だ 。
佐( 泥田と座敷には相談乗ってもらってるけどな)
狸( 佐野くんが晴明くんに恋してるのは知ってる 。けど 、)
狸「 絶対に負けないよ!晴明くん!!」
佐「 ?豆 、晴明と何か勝負してるのか?」
狸「 えへへ 、晴明くんには一つ負けたくないことがあるんだ!」
座「 あそこって 、気まづいよな」
泥「 それな」
泥「 あの三角関係を聞かされる俺たちの身にもなって欲しいぜ」
座「 晴明の恋は知らないけどな」
はァと二人息を合わせ 、ため息をついた 。
それもその筈 、狸塚は佐野が好きで佐野は晴明が好きであることを本人からどうしたらいいのかとこっそり相談されているのだから 。
泥「 まァ 、応援しとこうぜ 。俺らはさ」
座「 … そうだな」
時々 、こんな感じに見えてしょうがない 。
コメント
1件
話良かったです。次の話楽しみに待ってます。