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アンブリッジ『普通、魔法、レベル、試験…O、W、L…通称、ふくろう試験です。皆さんには勉強をしてもらいます…勿論、良い成績であれば点数を与え、悪ければ…それ相応の罰があります。』そう言うなり、教科書が配られ始めた。目の前に置かれた教科書を開いてみた。…呪文が載っていない?!ハーマイオニーが素早く手を上げた。 ハーマイオニー『これ、呪文が書いてありません!』今わたしが思ったことを代弁するかのようにハーマイオニーが発言した。アンブリッジ『呪文を使う?皆さんには呪文を使わず、より安全に身を守れます。呪文を唱える必要などもうないのです。』ロン『魔法使わないの?』ハリー『いや、役に立たないでしょ、魔法を使わないなんて…』あちこちで疑問が沸き起こっている。アンブリッジ『質問する時には手をあげること!』あ、頭が痛い…きっとアイツだ。マダム・ポンフリーのところに行かないと。アリス『あ、あの、アンブリッジ先生。』アンブリッジ『何でしょう?Ms.レヴェッカ』アリス『医務室に行ってもいいでしょうか?』アンブリッジ『ええ、行ってらっしゃい』よし。早くマダム・ポンフリーのところヘ行こう。足速に教室から出て医務室に向かった…と見せかけて秘密の部屋まで向かった。
マートル『あらアリス、貴方授業もサボっているのぉ?』アリス『違うよマートル』何気ない会話をしたあと、いつものようにパーセルマウスを唱えた。アリス『開け』音をたてて扉が開いた。今思うとパーセルタングを話す時、微妙な違いがある。例えばヴォルデモートの場合、低く、地の底から聞こえる感じ。ハリーは中音ぐらいで静かな声。わたしは高くて、軽やかな感じ。何でそんな違いが発生するのはわからない。滑り降りながらそう思った。ギズ『シューシュー!』ギズの嬉しそうな声が聞こえたかと思ったら、目の前まで走って(?)きた。アリス『はいはいコレね?』そう言ってわたしはハムの塊を放り投げた。肉だけでなく果物も食べてくれるため、食材には困っていない。だから時々ここに来ていた。ギズのことはまだ誰にも言っていなかった。別にハリー達が信用できないという訳ではない。言ったらいろいろ面倒になるからだ。わたしはしばらく座ってギズが食べているところを見つめた。そして懐から羅針盤を取り出した。クルクルと羅針は回っている。ここのところ、ずっと回っていた。これの調子が狂ったのか、何か危険を知らせているのか。 ギズ『シューシュー』ギズがこっちを見つめている。え?死なないかって?ギズの目にベットシーツを巻き付けているのだ。もちろん自分のだ。この子は賢いし鼻もよく効く。だから安全だと考えた。アリス『そろそろ行くね』気づくとギズはとぐろを巻いて眠っている。起こすわけにもいかないためその場を静かに出てった。
もう授業が終わった頃合いのはずなので、グリフィンドールの談話室への道を急いだ。合言葉を言って談話室に走り込んだ。みんながいるわけではなく、暖炉の前にはハリー達がいた。 アリス『ハリー!ハーマイオニー!ロン!』三人に呼びかけるとハーマイオニーがこっちを見て捲し立てるように言った。ハーマイオニー『アリス!ねえ聞いて!あのガーゴイル女!じゃなかった!!アンブリッジ!体罰をしたの!それに!ハリー!!それダンブルドア先生に言わなきゃ駄目よ!』情報が多い。まず一つとして、アンブリッジが体罰を行った。二つ目、ハリーは体罰をされた。三つ目、ハリーはダンブルドア先生にそのことを言わないこと…ざっとこんな感じ。アリス『何があったことやら…とにかく聞かせて?』冷静に聞いた。
アリス『アンブリッジが?学校を乗っ取ろうとしているって?』そうオウム返しをした。ハーマイオニーは激しく頷き、また捲し立てた。ハーマイオニー『そうよ!あのガーゴイル女!…あの女、学校を乗っ取る気よ!』ハーマイオニーの声はいつにも増して真剣だった。そして四つ目、学校を乗っ取ろうとしている。しかし、それよりも。 ハリーを傷つけた。友達を、傷つけた。 アリス『許さない…許さない』
見てろ、老害のアンブリッジ。