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前回の続き!と行きたいところですがちょいと雑談
今回、BL要素いるかなあ?っていう話です。
螢多郎が熱出してみんなに看病されるなら、(前回螢多郎の漢字違った🙏)愛され系でもいっかなーって思ってて。
まあ御螢とかなら行けるかな…。鬼軍曹は話し方がわからないから。
今回は螢多郎目線で語ろうかな。
それでは本編どうぞ~!
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螢「…ん……」
どこだここ…?なんで敷き布団なんかに…
螢「ヒッ…‥(ゾワッ)なんだこの寒気…ごほっ…」
御「……起き、て…いても……良いのか…?」
螢「み、みたま…?ここ卒業生の…」
花「おやまぁ、お前さんの顔を見て震えてるじゃないか」
花魁がクスクスと笑い、僕を見る。
違う、お前の発している氣のせいだよ…!
螢「花魁……ぇ、お、ぉぃらん…??」
僕は恐怖で布団からでて思わず後退りしてしまった。
なんで気付かなかったんだ…!!?
この身覚えある寒気は花魁しかいない…!
花「おや…アタシが怖いのか?安い女と放っておいてよぅ言い張りますわぁ…‥」
螢「ぃ、いや……っなんで出てきて…」
鬼「花魁、そこまでにした方がいいんじゃないか」
鬼軍曹の低い声が部屋の角から聞こえる。
いつそこにいたのか全然わからなかった…
花「旦那…。夜宵に責められるのが怖いんだろう?心配しなくとも、この束縛を解いてくれりゃあ」
鬼「そういう問題ではない。この少年に危害が加われば俺達にも回る。それに少年は調子が悪い。」
花魁が僕をしばらくじっと見つめ、そのあとはあ…とため息をつき僕に近寄る。
螢「ッ…‥!」
花「そう警戒しなさんな…。なに、良い子に看病されるなら取って喰いやしないさ…」
僕の頬に暖かい感触が伝わった。
自分が思っている以上に気を張っていたのか、僕の意識はそこで途絶えた。
…
冷たい……硬い感触?
螢「…石…‥…」
僕は卒業生ハウスにいたはず…。
なのにどうしてここに?
自「あ。起きたんだ…」
螢「…自刃童子?なんでここに…‥」
自「ここは私の意識空間みたいなもの。現実で分霊を合わせて空間を作ったのと同じように、貴方と私の意識を合わせてみたら…出来た。 」
螢「凄いね…神様みたい。 」
自「………所で、体調は?」
螢「今は…普通。意識だと元気みたい。」
自「そう…でも、貴方の体は呪われてる。」
螢「なんの呪いか分かるの?」
自「そういうのは分野じゃない…どっちかというと、解体で人体や呪い をよく知ってる晒レ頭の方がいい…」
螢「えっ…すっごいやだ…‥」
自「言い方はキツいけど、彼は話の通じる人。」
螢「う、うーん?」
自「…!そろそろ時間。夜宵が心配してる…」
螢「わ、わかった…ありがとう…!」
自刃童子はフッと笑い、僕は気が付いたら意識が戻っていた。
夜「お前たち、何かしたの?」
晒「だから違ぇって」
大「うるさいのぉ…封印をされてる中なにか出来るわけなかろうに」
夜「だったらなんで螢多郎は意識がないの?寝てるんじゃない。気絶してる。」
え?え??なに、なんで僕は夜宵の腕の中にいるんだ?
いや…それよりも先に…
螢「…ゲホッ…や、夜宵ちゃん…水、ちょうだい‥…」
夜宵ちゃんはびっくりしながらも僕に 水をくれた。正直喉が痛くて話すのも限界だった。
夜「それで?螢多郎はなんで気絶してたの?」
僕は声があまり出ないのでスマホで伝えることにした。数分置けば治るだろう…
<花魁が居てびっくりしたけど敵意はなかったから、落ち着いたら気を失っていた。その間は自刃童子の意識空間にいて、色々話してた。>
夜「ほう…?」
夜宵ちゃん含め皆が花魁のほうを見た。花魁はプイッとそっぽを向き、「アタシはなんも知らないさ。話しかけただけだよ。」と言い捨てた。
詠「う、うーん…まあ、でもとりあえず、螢くんは着替えてご飯食べよっか…!」
螢「ぇ、き、がえ…」
夜「汗で服がびしょびしょ。顔色も悪い」
夜宵ちゃんが手鏡で見せてくれた。
ほんとだ……血色がない…!!
詠「なんなら私が着替えさせたげよっか!」
螢「ッヴ…‥ゴホッ,だ、だいじょうぶれふ…」
僕は丁寧にお断りした。正直、体がダルくて動きづらいけど、女の子に着替えさせられるのは避けたい。
夜「じゃあ御霊が手伝ってあげて。」
鬼「俺も手伝うか?」
花「アタシもいるんだけどねぇ…」
夜「鬼軍曹…もよろしく。御霊は手加減が出来ないから。花魁は私とじっくり話し合ってから解放してあげる…。」
そういうと自刃童子、花魁、詠子、そして…花魁を睨んでいる夜宵ちゃんが部屋を出た。
螢「…ぇ、えっと…僕…‥は一人でも大丈夫だから……部屋出てくれると…助かるんだけど…」
少し枯れた声で残った人形たちに話しかけてみた…が、御霊がそれを無視するように僕の後ろに行き服の裾を掴んだ。
螢「んえっ…え…!?!ぅそッ、みんな見てるから流石に…!」
御「…許してくれ…。 」
御霊がバッと服を上にあげた。僕は風邪の辛さよりも皆に見られてる恥ずかしさに思わず叫んでしまった。
とても喉が痛い…
鬼「安心しろ、大僧正も晒レ頭も襲いはしない。」
螢「違う、ちが、くて…ゲホッ…ゴホッ…」
晒「…あ?お前なに呪われてんだ?そのうざってぇ神みてえな生命力がどんどん喰われて呪いが意識と体に張り付かれてるぞ。」
螢「さ…晒レ頭、は、これがなんの呪いか…分かるの?ゲホッ」
晒「それぁ獣になる呪いだろ?そんなもん見なくても分かる。」
螢「獣…けもの?動物になるってこと?」
晒「…察し悪いな。つまり、いつか完全な獣…それ犬か?趣味わっりい…。犬になっちまうんだよ。魂が書き換えられる。」
螢「い、いぬ……すっごいやだ…」
晒「明日ごろには耳でも生えてんじゃねえか?(笑)その呪い、祓いにでも行かないと取れねえぜ」
螢「すっごいやだ…ほんとにやだ…!! 」
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今回はここで終わり。
多分次回は神主さん出てきます。
螢多郎はお祓いしよーね。
ばいばい