_Prolog_
君は悩んでいることはある?
僕は少しあるよ。
悩みは溜まりすぎるといつか爆発しちゃうから、気をつけようね。
1首絞め女
僕の名前は白城雪翔。The普通の高校生。
頭も運動神経も普通で友達も居て家族にも恵まれて、本当に今幸せ。こんな幸せがずっと続くよう神様にもお願いしてる。
ある日、スマホニュースにこう書いてあった。
『行方不明だった者が発見され、その人は死亡。首に絞め後があったのとこ』
近頃、行方不明者が沢山出てその行方不明者達は全員首を絞められ死亡している事件が多発してるのだ。警察もあまり情報が無くてお手上げ状態だそう。
白城「怖いなぁ」
僕はそう思いながらも次の授業の準備をする。皆誰しもは自分は大丈夫だ。と思うだろう。そんなことはない。危険は突然現れるものだ。
帰り道、友達の家に寄っていたため帰りが遅くなっていた。時刻は19時ぐらいかな。走ったいたら『ズズ…』とする音が聞こえた。僕はちょっとの好奇心で音が鳴る方に行った。そこには黒く染った女性が居た。ホラー映画に出てきそうな女性だった。もしかして今日ニュースで見た首絞めの犯人…?と思いながらも僕は恐る恐る女性に話しかけた。
白城「あの…どうしたんですか?大丈夫ですか?」
少し失礼かな。とも思った。こんなに黒く染っているのだから大丈夫な訳が無いと。その瞬間、女性は僕の首を絞めあげてきた。やっぱりこの人が首絞めの犯人だったんだ。と後悔しながらも浅い息をしながら抵抗した。しかし、女性の手は震えていた。僕はそれに違和感を覚え、踏ん張りもう一度話しかけた。
白城「…大丈夫、ですか?」
僕がそう言ったら女性は更に手を震わせた。大丈夫では無さそうだ。もしかして人の首を絞めてるのも何かがあったからだろうか?でも女性は首を絞める力を弱めず、そのまま僕の首を絞めていく。流石に限界がきたのか、視野がぼやけ始めた頃、スパッと何かが斬れる音がした。女性の手はボロボロと消えていき、僕は倒れ込んだ。力は入らないが「大丈夫ですか」と言う声が聞こえる。視野が段々開けてきてハッキリ見えた所、男性が僕の目の前でしゃがんで居た。
?「大丈夫ですか?首見して下さい。」
白城「は、はい…」
僕は何が起こったのか分からず、とりあえず男性に首を見せた。見せたが、男性は真顔なまま話を続けた。
?「立てますか?」
白城「無理、そうです…」
首を絞められ倒れ込み、頭がフラフラし立てる状態では無かった。
?「分かりました。俺が貴方を運びますのでじっとしてて下さいね」
白城「わ、かりました」
僕はされるがまま、男性に真逆のお姫様抱っこで運ばれることになった。これは男子であるまじ姿だと僕は心の隅で思った。僕は男性に質問をした。
白城「どこ行くんですか?」
?「………病院です。少し目を閉じといて下さい。 俺が目を開けてと言うまで開けちゃダメですよ」
白城「…はい」
僕は忠実犬みたいに従った。力入らないし頭も回らないから取り敢えず男性の言う通りにした。1分ぐらいが立って男性は「目を開けて下さい」と言う声が聞こえ、僕は目を開けた。そこにはとても大きい施設みたいな、いつの間にか建物の中に居た。男性は僕をゆっくり床に下ろした。
白城「あ、ありがとうございます」
?「いえ、大丈夫です」
白城「あの、ここは…?」
今僕が居る建物の中は取り敢えず忙しそうな人が沢山いて、ハイテクみたいなものがあったりした。…病院ではなさそうだな。と思った。
?「病院です」
白城「…本当に病院…ですかね?」
??「ううん、病院じゃないよ。」
後ろから声が聞こえ、僕は振り向く。後ろには大人の男性が居た。センター分け、髪がふわふわ、まつ毛も長く、いかにも大人オーラが出ていた。
飛鳥「僕は飛鳥 湊。よろしくね。そしてこっち、この子は氷室 蒼くん。仲良くしてあげて」
氷室「…どうも」
白城「え?氷室くんって…あ!隣のクラスの!」
「氷室」と言う単語が出てきた時、ボヤボヤしていた頭から急にハッキリ頭になった。でも、なぜ氷室くんが…と思った。
飛鳥「白城くん。その首にある跡、今から治すから着いて来て。氷室くんも」
氷室「はい」
白城「え、あの、何で苗字…」
僕と飛鳥さんは初めて会った。なのに僕の苗字を把握している。なんで?怖すぎでしょ。と思いながらも2人に着いて行った。
_終わり_
◇
キャラクター紹介
…白城雪翔(しらき ゆきと )
白髪、少し癖毛、前髪はまつ毛まである
琥珀色の瞳、身長168cm、優しい性格
…氷室 蒼(ひむろ あおい)
濃い青髪、ストレート、前髪まつ毛まである
濃い青色の瞳、身長180cm、無表情
…飛鳥 湊(あすか みなと)
金髪、ふわふわ髪、センター分け
橙色の瞳、身長178cm、何考えてるか分からない
「基本この物語はBL、GL、NLの要素が全て入っています。これでもいいのでしたら次の話も楽しんで頂けたらなと思います🙇🏻♀️」
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